こんにちは❗️

Flexible Perfect Body協会 代表の安藤一樹です。

 

 

 

今回は、症例報告をしていきます。

 



症例紹介

Sさん脳卒中左片麻痺

80歳代女性



Brs上肢Ⅵ、下肢Ⅵ、手指Ⅵ


主訴:

「左肩が上がらない。」

「左肩をあげると痛い」


独歩見守り可能。



評価:

左肩関節屈曲や左肩関節外転時に、三角筋前部に痛みあり。


左肩関節屈曲100度

左肩関節外転70度


2nd外旋 可動域制限あり。


ヤーガソンテスト・スピードテスト(二頭筋腱炎)

陰性


リフトオフテスト(肩甲下筋)

陰性


エンプティーカン・フルカンテスト(棘上筋)

陰性


棘下筋テスト

陰性




 



治療内容と反応

本症例は、2ndポジションでの外旋と3rdポジションでの内旋が著しく制限されていました。そのことから、下前方組織と下後方組織に制限があると考えて、

その周囲を触診したところ、広背筋・大円筋・棘下筋・小円筋に筋硬結が存在していました。






図. 広背筋・大円筋・棘下筋・小円筋


引用元:ヒューマンアナトミーアトラス2024




そのため、それら筋群に加えて、制限のあった関節包(下方)をリリーブしました。


※リリーブとは、当協会独自のリリース方法です。

 








実施後、

肩関節屈曲100度→115度

肩関節外転70度→80度


へと可動域の改善が見られ、

三角筋前部線維の痛みも消失しました。




三角筋前部には、腋窩神経が走行しています。

そして、腋窩神経は、今回リリーブした、小円筋・大円筋の間を通ります。


図.腋窩神経の走行(青が腋窩神経です)


引用元:ヒューマンアナトミーアトラス2024




そのため、小円筋・大円筋に筋硬結が出現して、腋窩神経を圧迫したために、腋窩神経が走行している三角筋前部線維に痛みが出現しており、




筋硬結をリリーブによって改善したことで、痛みが消失したのではないかと考えられます。





本日も最後までお読み頂き、ありがとうございました❗️


 

 

 

 

 

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