こんにちは❗️
Flexible Perfect Body協会 代表の安藤一樹です。
今回は、症例報告をしていきます。
症例紹介:
50歳代男性 Tさん 視床出血
左片麻痺(BRS上肢Ⅵ、手指Ⅵ、下肢Ⅵ)
主訴: 肩が上がりにくい
右肩関節外転約110度(自動)
治療内容と反応:
骨盤周囲・下肢・腹部・背部・三角筋・斜角筋のリリーブ後、右肩外転が約110度→160度に向上した。
本症例は、三角筋・斜角筋に筋硬結・筋膜の高密度化が出現していました。
筋硬結は、筋の一部分が収縮状態から戻れなくなったポイントです。
また、筋膜の高密度化部位は、正常では瑞々しい筋膜から水分が失われて、硬くなった状態です。
そのため、筋硬結や筋膜の高密度化が出現すると、その周囲を通過したり、貫通する神経を圧迫してしまいます。
そうなると、神経伝達が阻害され、力の入りにくさや、可動域制限が、出現する可能性があります。
そこで、三角筋・斜角筋の筋硬結や、筋膜の高密度化部位をリリーブすることによって、三角筋が円滑に収縮するようになり、さらには、前斜角筋・中斜角筋の間を貫通する腕神経叢の圧迫が軽減して、運動指令が伝達されやすくなったことで、肩関節外転運動が改善したと考えられます。
図. 前斜角筋・中斜角筋の間を貫通する腕神経叢
参考:ヒューマンアナトミーアトラス2024
このように、三角筋・斜角筋の筋硬結や、筋膜の高密度化部位のリリーブは、肩関節外転可動域の向上に効果を発揮します。
本日も最後までお読み頂き、ありがとうございました❗️
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