こんにちは❗️
Flexible Perfect Body協会 代表の安藤一樹です。
今回は、症例報告をしていきます。
症例紹介:
50歳代男性 Tさん 視床出血
左片麻痺(BRS上肢Ⅵ、手指Ⅵ、下肢Ⅵ)
主訴「両側の手指と足趾に、雲梯(うんてい)をした後のようなこわばり感がある。」
治療内容と反応:
骨盤周囲・下肢・腹部・背部のリリーブ後
体幹伸展・回旋運動の可動域が、さらに向上した。また、手指と足趾のこわばり感が、無くなった。
本症例は、骨盤周囲・下肢・腹部・背部の筋や筋膜に筋硬結・筋膜の高密度化が出現していました。
筋硬結は、筋の一部分が収縮状態から戻れなくなったポイントです。
また、筋膜の高密度化部位は、正常では瑞々しい筋膜から水分が失われて、硬くなった状態です。
そのため、筋硬結や筋膜の高密度化が出現すると、その周囲を通過したり、貫通する神経を圧迫してしまいます。
そうなると、神経伝達が阻害され、力の入りにくさや、こわばり感が出現する可能性があります。
そこで、骨盤周囲・下肢・腹部・背部の筋硬結や、筋膜の高密度化部位をリリーブすることによって、その部位での神経の圧迫が軽減して、手指と足趾のこわばり感が、無くなったと考えられます。
図.脊柱管〜上肢に繋がる神経
参考:ヒューマンアナトミーアトラス2024
図.脊柱管〜骨盤・下肢に繋がる神経
参考:ヒューマンアナトミーアトラス2024
このように、骨盤周囲・下肢・腹部・背部の筋硬結や、筋膜の高密度化部位のリリーブは、手指と足趾のこわばり感に効果を発揮します。
本日も最後までお読み頂き、ありがとうございました❗️
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