こんにちは!


Flexible Perfect Body協会代表安藤一樹です。



今回は、当協会が提唱している正しい身体アライメントと世界史で出てくるエジプト文明の共通点についてお話します。



今回は、前提知識編です。

エジプト文明との共通点は、次回以降になりますが、理解する上では重要な記事になります。



よろしくお願いします!





まず最初に、正しい身体アライメントである柔構造についてお話します。



柔構造は、建物がある程度揺れる構造の建築様式です。



そうすることで、地震が起きた際、揺れに対して、反対方向に動くことで、揺れの力を分散し、倒壊を防ぐことができます。



法隆寺の五重塔は、柔構造で、約1400年もの間、地震で倒壊したことがありません。





私たち人間も、固めるのではなく、ある程度外力をいなす身体構造の方が良いです。




私たちの身体で、外力をいなす構造とはどのような構造なのでしょうか?




骨格は、骨だけで成り立っているわけではありません。



仮に骨だけであれば、崩れてしまいます。


骨格は、筋筋膜の張力によって、成り立っています。



下記の画像を見てください。






ゴム紐は、それぞれの木材を張力で、浮かせています。

木材同士は、密着していません。



身体も同じで、骨と骨は、関節を介してつながっており、骨同士がくっついているわけではなく、筋筋膜の張力で浮いています。


アナトミートレインより引用


しかし、模型のゴムの張力が増すと、木材は、隣の木材に近づきます。これを身体で表すと、筋筋膜の癒着によって、骨配置が変化します。



つまり、アライメントの変化は、筋筋膜の張力変化によって引き起こされます。



そして、それはアライメント不良が起きている=筋筋膜の張力が変化していると言い換えることができます。



したがって、張力の変化を正すことで、アライメント不良が治り、柔構造になります。



柔構造は、浮いたような感覚になります。



再び、模型の画像を見てください。





この模型は、張力によって木材が独立しており、重みが均一にかかっています。



そのため、木材が浮いているように感じます。




プールで、ぷかぷか浮くと、地上よりも楽に感じませんか?



それと同じように、筋筋膜の張力が正しくなった柔構造は、重みが1箇所に集中した状態ではなくなるため、浮いたような感覚になります。




ここまでが、エジプト文明と身体アライメントの共通点の前提知識となります。



柔構造=浮くというのを覚えて、来週のピラミッドに使われる石の運び方と柔構造の投稿をお待ちください。



最後まで、読んでいただきありがとうございました!