こんにちは❗️
Flexible Perfdct Body協会代表の安藤一樹です。
今回は症例報告をしていきます❗️
今回の報告は、症例報告⑨、11、12、13、14と同じ方についてです。
※この症例報告は、1年半年前から今年9月初めまで介入していた患者さん(Mさん)についての報告です。
症例紹介:
Mさん80代 男性 中心性頸髄損傷
下肢筋力MMT2〜4。車いす生活。
足に力が入らない。介入当初はトランスファーボードでの移乗を検討していたほど。
足の関節覚、表在覚が鈍麻している。
前回までの経過:
19週目の介入3日前に転倒。
四つ這いから起き上がる際、左手をベッドについて立ち上がろうとして左手がベッドに届かずそのまま左前方に倒れて左上腕骨にヒビが入った。
24週目の介入後
左肩屈曲90度→120度
左肩外転70度→100度まで改善した。
治療内容:
毎週1回介入実施。
1回の治療時間は30分程です。
腸肋筋、最長筋、棘筋など脊柱起立筋、胸鎖乳突筋、斜角筋、頭板状筋、頸板状筋など頸部の筋、
左棘上筋、左棘下筋、左小円筋、左三角筋などの上肢の筋
腸腰筋、大臀筋、中臀筋、小臀筋、股関節外旋筋群、内転筋群等の下肢の筋を中心に、全身のリリーブを実施。
※リリーブは当協会独自のリリース方法です。
25週目
全身のリリーブを実施した。
三角筋前部をリリーブ後
左肩の痛みが軽減し、肩屈曲可動域が30度ほど向上した。
26週目
先週より左肩の痛みが強くなっており、肩関節屈曲可動域も30度ほど低下した。歩行器歩行は安定している。
27週目
前回よりも左肩痛は少し改善した。肩関節可動域は屈曲、外転共に10度ほど向上した。
28週目
左肩の可動域や痛みは前回と同程度。
トイレに行った際のズボンとパンツの上げ下げは奥さんに介助してもらっていたが、時間をかければ自分でできるようになった。
29週目
左肩の屈曲可動域が120度ほどまで改善した。
左肩外旋時は痛みあり。
30週目
左肩の屈曲可動域は140度ほどまで改善した。
31週目
左肩の屈曲可動域は150度ほどまで改善した。
右肩外旋時の痛みもなし。
32週目
左肩の可動域は150度ほど。マッサージ後挙上時痛がなくなり「いいな!」とのお話あり。
33週目
左肩の屈曲可動域は160度ほどまで改善。
マッサージ後「いいな!軽くなった!」とのお話あり。
左上腕骨にヒビが入り、可動域制限の改善に難渋していましたが、毎週の治療を積み重ねる事でここまで改善する事が出来ました。
左上腕骨にヒビが入った後、痛みによる過緊張や三角巾固定での不動により左肩周囲のトリガーポイントの発生やFascia(筋膜)に癒着や硬くなるなどの変化が起こったと考えられます。
このトリガーポイントやFasciaの癒着、硬さが可動域制限の大きな原因となっています。
今後もリリーブを継続して更なる改善を目指した経過を報告します。
本日も最後までお読み頂き、ありがとうございました❗️
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