こんにちは❗️
本質力リハビリテーション協会 代表 理学療法士の安藤一樹です。



今回は
リリース(抜き)を使った動きとはどういうものなのか❓
リリース(抜き)を使った動きと筋収縮を使った動きはどう違うのか❓

について説明していきます。





◯リリースとは?
リリースとは治療です。
硬くなった筋筋膜(緊張部位)を解きほぐして正常化します。


◯抜きとは?
リリースを動きで表現したものです。
武術では力の無力化などと呼ばれています。
抜きは緊張を抜いて動く力なので、筋緊張を高めて倒そうとしてくる相手に抜きで対抗すると逆に倒すことができます。




◯テンセグリティー構造とは?
張力材(ゴム、筋筋膜)の張力で圧縮材(棒、骨)を支えている構造です。

図.テンセグリティー構造





人体もこのテンセグリティー構造をしています。
図.人体を模したテンセグリティー構造




それでは、
筋収縮を使った動きと抜き(リリース)を使った動きを手書きの図で説明していきます。




◯まずは筋収縮を使った動きです。
図.筋収縮を使った動き


テンセグリティー構造は、筋筋膜(青色)の張力が働くことで、骨を浮かせるようにして構造が保たれています。

この筋筋膜の一部が①収縮すると、②骨が動きます。
例えば腸腰筋を収縮させると股関節が屈曲する動きです。

このような使い方が通常の筋収縮を使った動きです。





◯次に抜きを使った動きです。
図.抜きを使った動き


形を保っているテンセグリティー構造では常に筋筋膜に一定の張力が働いています。
筋筋膜の一部で①この張力を抜くと、②骨が動きます。

例えば腸腰筋の張力を抜くと股関節が伸展する動きです。このような使い方が抜きを使った動きです。


また、
抜きを使った動き=傘が開く動きです。
図.抜きを使った動き=傘が開く動き


傘は
①バネの張力を抜くと
②骨が動きます。




まとめ
①筋収縮を使った動きは筋が収縮すると骨が動く
②抜きを使った動きは筋の張力を抜くと骨が動く
③傘を開く動きは抜きと同じ動きである



リリース(抜き)を使った動きのイメージが出来ましたか?

より理解を深めたい方はイメージが付きやすくなるようこちらのブログも読んでみて下さい。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。





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