こんにちは❗️本質力リハビリテーション協会代表安藤一樹です。
今回はスポーツ選手の動作解析として柳田悠岐選手についてお話していきます。
よろしくお願いします。
柳田悠岐の良さ1
殆どの経験者は「力んでいるぞ!」とアドバイスを受けたことがあると思います。
タイミングが遅れたり、バットのヘッドが出てこない人に言われる言葉です。
この力みというのは動作の鈍さに繋がります。
野球はコンマの世界です。ピッチャーが140kmのボールを投げてキャッチャーが捕球するまで約0.44秒しかありません。
なので素早い動作が野球には求められ、鈍い動作では絶対に打てるようにはなりません。
つまり、コンマの世界で闘えるような素早い動作を作るにはどれだけ力みを抜くことができるかが大切になってきます。
さて柳田選手のスイングスピードは筋肉によるものだと思われがちです。
しかし、実際には下半身の力感の無さから球界一のスイングスピードが生み出されています。
柳田選手の力みの無いスイングはこちらの動画が見やすいです。
2017年の動画ですが、空振り、ヒット、ホームランがまとめて見れます。柳田選手の下半身に注目してください。
2017年の動画ですが、空振り、ヒット、ホームランがまとめて見れます。柳田選手の下半身に注目してください。
空振りの時は大腿部に力みが入り、バットが出てきていません。
しかしヒットやホームランの時は大腿部の力みが抜けているのでバットがスムーズに出てきています。
また、ヒットやホームランの時の方がスイングは速いです。
このように柳田選手の豪快なスイングは力みの無さから生まれています。
柳田悠岐の良さ2
もう一つの柳田選手の特徴は重心が中心にあることです。
普通の選手はステップ後、軸足にあった重心がステップ足側へ移動してスイングを始めます。
スイングの際に重心がステップ側へ行き過ぎると身体が突っ込んでしまう原因になります。
なので、重心が移動し過ぎるのを防ぐために身体の前に壁を作る、軸足に体重を残すといった表現があります。
しかし、柳田選手の場合、構えからフォロスルーまで重心は常に身体の中心にあります。だから身体が突っ込んだとしても腕は後ろに残り、ボールを拾えます。
イメージ作りとして今からやってもらいたいことがあります。ペンを準備してください。
ペン先よりも手前を親指と人差し指で床と平行になるように摘んでみてください。そして反対の指でペン先を下に向かって押すとペンのノック部分が上に上がってくると思います。
今度はペンの中央を親指と人差し指で床と平行になるように摘んでみてください。そして反対の指でペン先を下に向かって押すとさきほどよりもペンのノック部分は簡単には上に上がらなくなっているかと思います。
このように重心が中心にあることで力が加わった時に他の部分が簡単に釣られなくなります。
なので体勢が崩れても腕は残り動画のようなホームランが打てます。
このように柳田選手は重心が中心にあることでボールを拾ってヒットとホームランを量産しています。
以上が柳田選手の特徴です。これから力感の無さ、重心の位置に注目して柳田悠岐選手を見てみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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