こんにちは!
本質力リハビリテーション協会 代表 
理学療法士の安藤一樹です。



今日は痛みを感じる組織痛みを感じない組織
について整理していきたいと思います。


よろしくお願いします!




早速ですが、こちらをご覧ください。




図.痛みを感じる組織と感じない組織

赤・・・痛みを感じる組織
青・・・痛みを感じない組織
痛みを感じる組織か、感じない組織かは
侵害受容器の有無でわかります。


赤が
侵害受容器がある組織
(関節包、滑膜、靭帯、骨膜、筋膜、椎間板)

青が
侵害受容器が無い組織
(軟骨、骨髄腔、骨皮質、半月板)です。




変形性膝関節症で膝が痛い場合
「軟骨がすり減っているから痛い」と表現されることがありますが、


上記のように
軟骨には痛みを感じる神経はありません。



骨自体(骨皮質、骨髄腔)も痛みを感じる神経はほとんどありません。


骨折による痛みも実は、骨自体の痛みでは無く、
骨表面の骨膜の痛みです。
 
図.骨膜





外傷による急性の痛みでない場合、


痛みの原因は
痛みを感じる組織である関節包、滑膜、靭帯、骨膜、筋膜が硬くなって引きつれを起こしているか、



トリガーポイント(筋の一部が収縮状態から戻れなくなり痛みの引き金となっている点)が原因です。



図.トリガーポイントと関連痛


青✖️がトリガーポイント、青色部分が関連痛の部位です。

トリガーポイントはしばしば変形性膝関節症と誤認される痛み(関連痛)を引き起こします。



そのため、
膝関節の軟骨がすり減っていたとしても、膝関節の痛みには関係ありません。



膝関節の軟骨がすり減っていたとしても
硬くなった侵害受容器のある組織(関節包、滑膜、靭帯、骨膜、筋膜)をリリースしたり、

痛みの原因であるトリガーポイントをリリースすることで改善することができます。




リリースについては過去ブログご参照ください。




※医師によるハイドロリリースでも
関節包、靭帯、筋膜が痛み治療の対象となっています。





まとめ

①軟骨は痛みを感じない
(痛むのは関節包、滑膜、靭帯、骨膜、筋膜)

侵害受容器のある組織(関節包、滑膜、靭帯、骨膜、筋膜)が硬くなると、引きつれを起こして痛みが出現する。


③軟骨がすり減っていたとしても、硬くなった侵害受容器のある組織やトリガーポイントをリリースすれば改善できる。




本日も最後までお読みいただきありがとうございました。




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「軟骨がすり減っているから」と痛み改善を諦めていた方はぜひこちらへお越しください。

 

  

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