※実際の切断面の画像など痛々しい映像があるため、苦手な方は注意してください!
コラーゲン、非コラーゲン性糖タンパク質、プロテオグリカンから構成されている
いわば細胞と細胞の間を埋めるジェルの様なものです。
図.細胞外マトリックスのイメージ
http://www.jpte.co.jp/stories/story_5.htmlより引用
正常な状態の細胞外マトリックスは水分をたっぷりと含んでいてサラサラと流動的です。
以前は
細胞がそこに存在するための足場や
細胞の隙間を埋める梱包材のような役割しかないと考えられていましたが、
近年では
・細胞同士の情報伝達
・遺伝子発現
・細胞の分化や増殖
にも関わっていると報告されています。
細胞外マトリックスは細胞同士の情報伝達に関与することで、遺伝子発現に影響を与えて組織形成を指揮する働きがあります。
〇まとめ
・細胞外マトリックスが遺伝子発現に働きかけて、たんぱく質(体の材料)を作らせる。
・細胞外マトリックスが幹細胞の分化や細胞の増殖を促して上皮組織、結合組織、筋、神経を再生させる。
・「グリア細胞=脳内の細胞外マトリックス」であるため、
瘢痕化したグリア細胞をリリースして、
正常なサラサラ状態のグリア細胞で脳内を満たせば、脳神経細胞を再生できる可能性がある。
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