院長のブログ -3ページ目

公共の福祉

 今回の震災で公共の福祉についてずっと考えていました。

そのため、ブログの記載もできませんでした。

 日本国憲法第12条(自由・権利の保持の責任とその乱用の禁止 )、第13条(幸福追求権)、第22条(住居・移転及び職業選択の自由 )、第29条(財産権)で用いられていますが、公共の福祉により制約が認められる人権は、経済的自由権(22条と29条)と社会権に限られ、12条・13条は訓示的規定に過ぎないとの解釈があったりで解釈自体が時代、人、社会情勢により異なります。

 数年前に個人情報保護条例が制定された時は地震の被災者の名前が伏せられ、病院に問い合わせしても教えてくれないという狂った状況でした。行政機関をはじめとしてあらゆる機関がプライバシーという魔物に取りつかれ氏名の公表に及び腰になり条例は独り歩きしてしまい、大混乱を招きました。今回はそのような事もなく被災者の氏名は公表されています。


 公(おおやけ)なくして個、私はない。

被災地だけでなく、日本国全体の復興のためには全国民の自由、権利は制限しても良いとの考えに至りまた。



困った時はお互いさま

 日本文化ですね。

山陰に住んでいる私のできる事は限られています。

汗を流せ、血を流せ、Show the flag. は素人が現地に行っても混乱を招くのみで不可能です。

急性期は今を生きるための物品、食料を、しばらく時間がたったら復興および生活のためにお金が必要になります。人手も必要になるでしょう。

当院は昨日、昨日の売り上げを募金しました。

何事も早めにしたほうがいいですね。


MTX続き

 以前、MTXの事を記載しましたが、それ以降、お問い合わせが多くなりました。

中でも、部分麻酔で日帰りで可能な睾丸摘出、陰嚢切除をとりあえず行いたいという方からのお問い合わせが増えています。

女性になりたいわけではないけれども男性でいる事に対する嫌悪感から中性的になりたいという方の中でも

股間に垂れ下っている物のみに対する違和感はあるがペニスに対しての違和感はないという方は睾丸摘出、

陰嚢除去で股間はツルツルにできます。

現時点では睾丸、陰嚢のみをなくしてスッキリしたいが将来的にはSRS(GRS)をするかもしれない、まだ先の事は分からないという方でも切除する陰嚢の量を調整すれば陰嚢切除、睾丸摘出も可能です。

 睾丸摘出や陰嚢切除をしてしまうと将来、ほかの治療ができなくなったり、膣形成に大腸を使用しないといけないなどとの誤った噂に惑わされたお問い合わせもいただきますが、将来を見越した、睾丸摘出、陰嚢切除の方法さえきちんとしていれば問題ありません、膣形成はわざわざリスクの高い大腸使用をする必要もございませんよ。