ウェルカム ツー ジャパン | 我が麗しき君と摩天楼

我が麗しき君と摩天楼

沢田研二さんへの想いを胸に秘め、ニューヨークに14年滞在後2013年帰国。
変わり果てた日本で逞しく生きる日々。

時折見かけていたアメリカ人とお友達になりました。


お会いしたのは片手で数えられるほどで、日本的には殆ど初対面ではありますが、そこはほれ、さすがアメリカ人。

意気投合すればすぐ友達になりやすい、非常にオープンな方が多いのです。

きっかけは昨日、私が仕事に行く途中に出くわしまして、「食料品の買い方が解らないから教えて欲しい」というものでした。

いつ日本に来られたのかは不明ですが、というか、ジョークで色々おっしゃるので、あえて突き詰めませんでした。

その方(仮名:ジョン)は推定年齢50代半ば、きちんとした身なり、スーツ姿の紳士でございます。

翌日の朝食が欲しかったらしく、パン、ヨーグルト、牛乳、果物をご所望でした。

ひとつひとつの食品を通訳しながら説明してスーパーを半回り、薄味のものをお勧めしてみました。

だって、アメリカの食品は薄味なんです。
っちゅうか、味っけなしって感じでしょうか。

日本のパンやヨーグルトは甘いし、牛乳は濃厚だし、果物も甘味が高いです。

私は久しぶりに英語での楽しいひと時を送りながら、「おお~~まだ忘れてないな~」などと感じながら、ジョンには「シリアルは買わないの~?ベーコンは~?卵は~?」などと連れ回しておりました。

しかし、こうやってひとつひとつの食品を見てみると、あれですね、どう違うのか、その差が今ひとつ解りませんね。

それから、品数多過ぎ。

メロンパンひとつにしても無数に種類があるし。

小さいチョコチップ入り、大きいチョコチップ入り、中にチョコ入り、中にメロン味のクリーム入り、表面がしっとり仕上げ(グリーンとクリーム色各種)、ざらざら仕上げ(クリーム色とキャラメル色各種)、本来の格子模様のもの。

まあ~~説明するのにひと苦労ですよ。
どれも美味しいんですけどね。

パンの説明で懲りた私は、乳製品売り場でヨーグルトと牛乳は黙ってても解るだろう、と思い脇から見ていました。

うかつでした。

パッケージには英語の表示が98%ないんですよ。
Yoghurt とか、Milk とか。

もうジョンはパニクっておりまして、どれが牛乳でどれがヨーグルトか解んないんです。

まあねえ~アメリカのヨーグルトのパックの大きさは、日本の牛乳一本の大きさと同じくらいですしねえ。
読めなかったら解らんわな。

それからというもの、また私の通訳ですよ。

ヨーグルトに関しまして、脂肪10%OFFピーチ味だの、脂肪20%OFFマンゴー味だの、無糖だの微糖だの、
きなこヨーグルトとか豆乳ヨーグルトとか。

このくらいはまだいいんです。

カスピ海特選牛乳ヨーグルトとか、海には牧場はないでしょ~。

どうやって説明すりゃあいいんでしょうか。

かなり苦戦したものが、プロバイオテックスN-1ヨーグルト、ナタデココヨーグルトゼリー、お腹で増えるLKM512、信州発えのきヨーグルト、カスタードバニラヨーグルト、R-1など。

知るかこんなも~ん。
もうお手上げ状態です。

ごめんジョン、私にも解らんわ。
とほほ。

次に牛乳はと言いますと、先程のヨーグルトとは打って変わってでございます。

アメリカの牛乳売り場では、各メーカーで、大きく分けて例えば、脂肪5%OFF、20%OFF、50%OFF、なんてものがありますが、日本はないでしょ~。

ジョン、あんなものはここには無いから。
これが一番口に合うと思うから、これにしとき~。

と、一番味の薄そうな低脂肪牛乳をお勧めしてみました。
どのくらい低脂肪なのかは知りませんけどね~。

リンゴはアメリカでも人気の「富士リンゴ」を選んで頂きました。

仕事前に疲れますよ。
いやいや、なかなか良い英語のリハビリになりました。


そしてまた本日、職場付近でジョンに会いました。

近くの大学で「公開授業」というものをやるから、来てくれないか。

と言うんです。

その授業は新学期、日本で言うところの4月から始まるらしいんですが、その受講生を今から募っているらしいんです。

政治経済、心理学、生物学、化学、諸々。
あ、もちろん全て英語です。

どうやらジョンは大学講師をやってるということが判明しました。

ついでに「日本の学生に英語でクラスを教えても、面白くな~~~い。うんうんって聞いてるだけじゃないか!やる気無くす~!」とも言っておりました。

そこで、誰でも参加出来る「公開授業」を、社会人の私に参加を勧めてきたわけなんです。

面白そう~行く行く~!

とは応えたものの、よく考えれば、現在働いている職場の学生達が全員ここの大学の生徒なんですよね~。

まあ、いいんですけどね。

そうか~その子らと同じ教室で同じ講義を受けるのか~と思うと、少々躊躇するわけです。

私が覚えている限り、この大学は県下ではわりといい大学なんです。
昔は良かったんです。

最近の子供達の学業の出来の善し悪しは知りませんが、一緒に働いてる限り決して「とても良い」とは言えないのが気になるところです。

まあ、とりあえず「公開授業」、行く気ではおります。

ジョンは、
「日本の子供は点数を取る為だけの勉強しかしないから、教えていても退屈なんだ」とも言います。

そうです。
それが日本の教育ですから。
そうですよね?学生の皆様。

若かりし頃の私も然り、与えられたことだけを学び、新入社員はいつまでたっても学生気分で仕事をするんです。


ジョンよ、まだまだ日本社会には文化が違うゆえ驚くことが多ございます。
お互いに頑張りましょう。

あ!言い忘れてた!

スーパーボール、シアトル優勝おめでとうございます!

追伸:
アメリカ、ワシントン州シアトル出身のジョン(仮名)です。
今後とも出場する可能性がありますのでお見知りおきを。