続・白鳥の湖 | 我が麗しき君と摩天楼

我が麗しき君と摩天楼

沢田研二さんへの想いを胸に秘め、ニューヨークに14年滞在後2013年帰国。
変わり果てた日本で逞しく生きる日々。

昨日からの続きです。


第三幕:舞踏会

トランペットの高らかなファンファーレと共に、ヨーロッパ各国から集められた王子の妃候補が登場します。
美しく着飾った王女達は王子への挨拶を済ませると、各国(スペイン、ハンガリー、イタリア、ポーランド)の音楽にと共にダンスを披露します。
女王は王子に、この中から花嫁を選ぶように促しますが、王子はオデット姫への想いから結婚を躊躇します。
そして王子は「この中の誰とも結婚出来ない。選ぶことが出来ない。」と申し出て、王女を驚かせます。

トランペットのファンファーレが再び鳴り、招待していない客が舞踏会に現れます。
それは、貴族に化けた魔法使いと、オデット姫に化けた魔法使いの娘オディール(黒鳥)でした。
オディールは魔法使いに言われるがまま、王子を誘惑します。
予期せぬ再会に喜んだ王子は、オディールの情熱的なダンスに魅了され、永遠の愛を誓います。
その時突然ホールの扉が開き、その扉の外では、暗闇の中、オデット姫が悲しみのあまり両手を羽のように激しく上下させ、耐えがたい苦しみに悶えていました。
騙されていた王子はようやく事実に気がつきましたが、時すでに遅く。
オデット姫は森に帰り、王子は嘆き、すぐオデット姫を追って湖に急ぎます。


舞踏会では、各国の特徴ある踊りが民族衣装、民族音楽にのって非常に楽しいバレエでした。
衣装も昼のパーティーとはうってかわって華やかになります。

貴族に扮した魔法使いの躍動感あふれる力強い踊りも素晴らしかったです。
私は王子のソロ(素晴らしいんですよ。もちろん。)よりもこの魔法使いのバレエに感嘆しました。

そして「白鳥の湖」の一番の見所とも言える、オディール(黒鳥)の激しい魅惑的なダンスは必見です。
極めつけは最後の32回転。
舞台全体を使って、円を描きながら32回転舞います。
本来、オデット姫(白鳥)とオディール(黒鳥)は同じバレリーナが演じます。
オディール(黒鳥)として情熱的なダンスを披露し王子を魅了したバレリーナが、その直後に、センター後部から悲愴なオデット姫(白鳥)として出て来ます。
この対照的な二役の演じ分けが見事です。
一人で全く違う二つの役を、難度の高い技巧で踊り分けるのは、バレリーナにとって優雅さと表現力、体力とスピード、全てにおいて高いレベルが求められます。

一つ一つの演技に拍手喝采は鳴り止まず、会場は熱気に包まれています。
ここまで観れたらもう大丈夫です。
十分号泣致しました。


第四幕:湖のほとり

激しい豪雨。
王子は、湖のほとりの湿地帯で嘆き悲しむオデット姫を見つけます。
そして自分の裏切りの許しを乞います。
オデット姫は「自ら命を絶つか、このまま永遠に白鳥でいるしかない。」と王子に告げます。
王子はオデット姫と共に命を絶つことを決めます。
それが唯一オデット姫から呪いを説く方法なのです。
二人は湖に身を投じます。
魔法使いは消滅し、全ての呪いは消え、二人はようやくあの世で結ばれました。

ラストは大きく分けて2つあるようです。
今回私が観たように、二人とも死んでしまうもの、もうひとつは、王子が魔法使いを倒し呪いが解けてハッピーエンドです。
オリジナルは悲劇の結末らしいです。


ダンサーの皆様の美しさはもちろんですが、穏やかで美しいハープとオーボエの音色もとても印象的でした。

よくよく皆さんの足を見てみると、女性の方でも細い足についているのは凄い筋肉だけですよ。
素晴らしいダンスも、日頃の血のにじむような訓練の賜物ですね。

よく、片足だけで全体重を支えながら、もう片方の足を遥か後方上部で美しく伸ばしてて、その状態のまま、つま先立ちしたりかかとを降ろしたり、簡単そうに繰り返し何度もやってましたけど、凄いですね~ダンサーの方って。

様々な妙技をあんなに優雅に踊れるなんて。
美しいバレエに感動しながらも、そんなに自分の身体を酷使しながら頑張らなくてもいいから~などと思い胸が熱くなりました。




最後のご挨拶。