モタモタしないで下さいよ。
毎度毎度、NYの地下鉄の改札機を前に、ちょびっといらつきます。
なぜなら私がとてもスムーズだから。
私は地下鉄構内に降りる階段でバッグを開け、お財布を取り出します。
メトロカードはカードケースの一番端っこに位置していますので、ささっさと出して改札機に程よい速度でスワイプします。
ここで情けないことに、スワイプする際、早過ぎても遅過ぎても機械が読み取れません。
「早過ぎま~す(遅過ぎま~す)のでもう一度スワイプして下さい」とメッセージが出るほど反応の鈍い改札機です。
私はその改札機のバーをさっそうと腰で押し、一切立ち止まることなく構内に侵入します。
その際ですね、改札機の直前でようやく思い出したように立ち止まり、メトロカードを探す手がバッグに伸びる方がいます。
いまごろかい。
改札機の前で数人で話に花を咲かせている人もいます。
どうしてここで会話。
じゃまです。
その後ろには「まだ用意が出来ていないのか」と冷ややかな目で覗き込む方、諦めて隣の空いている改札機へ移動する方、「失礼」と言って横入りする方、という人々が連なっています。
うっとおしいです。はっきりいって。
周りが見えていないというのはこういう人のことを言うのでしょうか。
さらにそういう人々というのは、電車に乗る時は我先に、降りる時も我先にを心がけている可能性が高いです。
乗車時には降りる人を待たず乗り込み、降車時は同じ駅で降りる人をブイブイ押しのけて降りようとします。
どうやって改札口を通ったのかと思うほど異常なまでにジャイアンな人々は、車中では狭い隙間でも人を押しのけて深々と座りたがります。
そんなジャイアンが横に座ると、互いの太ももと太ももがピッタリくっ付き温もりが伝わってきて、わりと気持ちの悪い人工カイロです。
夏は汗ばんだ素肌と素肌が絡み合い、不快指数は極限に達します。
ジャイアンは自分の座る席が無いとわかると、出入り口のドアに背中を向けて仁王立ちになり、乗客の乗り降りの進路を塞ぎます。
だからじゃまだっつうの。
デカすぎだってば。
あんた自分の積載面積を考えた方がいいよ。
ところで日本国内では、交通系のICカードがほぼ全国共通になったんですね。
「キタカ」も「PASMO」も「スイカ」も「マナカ」も「TOICA」も「ピタパ」も「イコカ」も「ニモカ」も「ハヤカケン」も「スゴカ」も、ぜ~~~んぶ一枚で使用可能とか。
おまけにお買い物も出来るし、自販機にも使えるんですね。
便利そうでいいな~。
NYには自販機もないけど。
そう言えば、NYのメトロカードはようやく、繰り返しチャージが今月(3月3日)から出来るようになりました。
メトロカードの残高が無くなってきたら、付け足しがいつでも出来るんです。
すごいわ~。技術がわずかに日本に近づいて来たわ。
私の持っているのは「ひと月乗り放題」というやつですが、今後ひとつの同じメトロカードにチャージしながら繰り返し使うんですか。
もし無くしたらどうするんだろう。
紛失届と領収書があれば再発行してくれると言ってますが、これはたぶん言っているだけです。
現に、以前から再発行してくれたという成功例は聞いたことないです。
このリチャージ式メトロカードは、交通会社の経費削減ですよね。
1回乗りでもひと月乗り放題のメトロカードでも、同じ一枚のメトロカードの経費がかかるわけだし。
問題は今後、繰り返し使われるメトロカードが、どれだけ運賃値上げを妨げてくれるかどうかという、一庶民のささやかな願いです。
ついでに、ジャイアン用の積載面積に比例したのもあってもいいと思うけど。
余裕で私の3倍はあるし。
あ。ジュリーファンの皆様、26日で沢田研二さんの音楽劇は東京の千秋楽をめでたく終えました。
30日までに、御自分の交通系ICカードをお持ちになって、札幌に速やかに移動して下さいませ。
本日の夕飯
帆立のケイパーとガーリックのバターソテー


