くしゃみと神様 | 我が麗しき君と摩天楼

我が麗しき君と摩天楼

沢田研二さんへの想いを胸に秘め、ニューヨークに14年滞在後2013年帰国。
変わり果てた日本で逞しく生きる日々。

最近こちらでもよく耳に致します。

空気汚染ですか、環境汚染ですか、よく解りませんが、今まで花粉症でもなかった方々が、連続するくしゃみや、目が痒くなったりという症状に突然悩まされているとのこと。

やですね。

どこぞから何かが日本に舞い降り、ある街では霞がかっているらしく、外出する時はマスクが手放せない方も多いと伺いました。

お大事にお過ごし下さいませ。

アメリカ大陸の右端、東海岸でも一応花粉の時期というのがありまして、もうそろそろそんな時期でございます。

私は特に症状はございませんが、この症状はある日突然やって来るらしく、私も気をつけます。
NYの排気ガスにすでに侵されているやもしれませんが。

くしゃみをする度に、あらっと思う今日この頃です。


ところで「 God Bless You 」ってご存知の方はいらっしゃいますか?

私が13年前渡米した直後、冷房のガンガンに効いたバスに乗っていて、隣に座っていた見ず知らずのあかの他人のおばちゃんから突然この言葉を頂きました。

にゃに?もう一回言って。

まだまだ語学力もゼロに等しい頃でしたから、こんな短いセンテンスでも全く聞き取れませんでした。

対応に困り無言でいると、おばちゃんの顔からは笑顔が消えました。

なんて言ったか聞き取れなかったし~。

それからず~っとこのフレーズが気になっていまして、そうすると、いつでもどこでも「 God Bless You 」という言葉は人々の間で流れていました。

最初に聞いてから数ヶ月後、ようやく「ゴッド ブレス ユー」と聞き取れるようになりましたが、今度は意味が分かりません。

「神が貴方に息を吹く」

なんのこっちゃ。

さらに数ヶ月後、その言葉は誰かが「くしゃみ」をすると、身内であれ他人であれ、周りにいる人が、くしゃみをした人に言う言葉だと判明しました。

言われた方は、「ありがとう」もしくは「失礼」もしくは「すみません」と応えます。

ますますわからん。

どうして「くしゃみ」で「神」なのだ。
どうしてお礼やお詫びを言わねばならんのだ。

当時私が調べた結果を一言で要約しますと、その意味は「貴方の健康を神が守ってくれますように」となるらしいです。

日本も含めて世界共通で、くしゃみと言えば風邪のひき始めだとか、体調不良の現れだとか言われておりますが、そんなことは百も承知で、「ちょっと~風邪ひいたんじゃない~」とか「やだ花粉症~気をつけてね~」なんてことは言わないのですよ。

さすが神を尊び重んじる国らしく、神から頂いたこの命は神にゆだねるとでもいうのでしょうか、「ゴッド ブレス ユー」という言葉はくしゃみをした方を見た時にのみ使われます。

今朝もバスの中で小学生にもなっていない小さな女の子が、隣に座っていたお爺ちゃんのくしゃみを聞いて「 God Bless You 」と言っておりました。
そしてお爺ちゃんは「ありがとう」と応えていました。

今では私もそう言われたら「ありがとう」と応えることも出来ますし、「ゴッド ブレス ユー」とも言います。

しかし、にゃぜに「くしゃみ」だけなのか。

咳をしてたり、顔色が悪かったりすることも体調不良の始まりではないのか。

昔々、古代のお話で、くしゃみをすると魂が鼻から抜け出してしまう、その時、悪魔が自由な魂を奪いに来るぞ~、という言い伝えがあるそうです。
さらには、くしゃみは悪魔が人の体内に入れるまたとない機会だとも信じられてきました。

まあ、それなら「神」が出てきても不思議ではないわな。

事実、くしゃみが出る半~1秒前、一瞬呼吸が止まりますが、「ゴッド ブレス ユー」と言ってあげることで、生命の帰還を喜んで迎えてあげるという意味にもなるそうです。

上記の言い伝えは古きローマ、ギリシャから世界各国に伝わり、噂では、こんなことをしている国々は、地球上日本国以外どこでも行われているらしく、言葉使いは違いますが、おおむね「健康」「長寿」「幸福」を祈る意味合いになっているようです。

今の日本では言っていませんよね。(確認)

日本人から見れば大げさと言えば大げさですが、非常に興味深いものがありますです。

「 God Bless You 」もしくは短縮して「 Bless You 」そろそろ聞く機会も多くなって参りました。













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