あらすじ…ヤクトたちは四魔教・教頭ブレンの罠にはまり、学園外におびき出された。巨大化し、真の姿となったブレンに、ヤクトたちは圧倒される。しかしブレンが封印されていたレイヤーゲートを破壊したことで、伝説の白竜が復活。ヤクトは命をかけて白竜を自らの体に取り込み、晧黒竜へと変化して…!!
扉絵
扉絵は、ハンバーガーを食べてるヤクト。
前回はプロフィールがまだお預けな分、バランス取ってミコトを配置したような印象も受けたのですが、今回こそ改めて正式に扉絵システム復活でしょうか。
デッドロックでの学園の日常を切り取ったような一枚。
ただハンバーガー食べてるだけですが、かっこよく決めてて良いですね。
相変わらずこの魔界世界観好きだな〜。
晧黒竜
本編1ページ目から大迫力!
雄叫びをあげる晧黒竜カッケェ!!!!
右腕だけ黒くその他全身は白いというのが神々しいです。
白く光り輝いていて幻想的。
ただの巨大モンスターとは思えない煌びやかさがありました。
「オイ…!!前みてーに理性失ってんじゃねーだろーな!!」は自分も危惧した可能性。
全身巨大竜化というと「暴走」した印象が強く、いくら強大な力とはいえ理性を失うのは本末転倒なんじゃないかと自分も気になっていました。
しかしこれはヤクトが自ら意識的に起こした行動。
何らかの理性を失わない勝算があるのではないかと思ってました。
その見方の通り、暴走せずに力を自分のものとしている。
フレイとゼレシアが「ヤクト聞こえる!!?」「ヤクト!!」と聞くと、晧黒竜が「はい!!理性はありますよ」と返答。
この巨大な竜から敬語口調が聞こえてくるというギャップ。
こういう巨大な竜って野生的な印象が強く、言葉を発したとしてももっと雄味の強い口調をするイメージですが、ヤクトは人間状態と同じように敬語。
人が変わるわけではないのでそりゃそうではあるのですが、認識のバグが凄まじいですねww
見た目アクノロギアだから、アクノロギアが低姿勢に敬語で話してるみたいで面白過ぎ。
本家のアクノロギアなんて一人称「我」ですからね。お前は大胆不敵過ぎだ。
ヤクトに関しては見た目の禍々しさと表面的な人間性の清涼感に差があり過ぎて、見ていて不思議な気分でした。
まるでドラえもんの道具の泉に落ちて性格良くなったアクノロギアを見ているかのようだ。
暴走しない理由に関しては、やっぱり全身竜化すると暴走するのは「黒竜」特有の性質で、他の竜の力を取り込むのはむしろワクチンのように中和する効果がある説を自分の中で考えています。
暴走する事を前提に強大な力を得るとは思っていなかったので、前回時点でこういう背景を想像していました。
前回「黒竜祖に巨大な竜に変身する力はない」と言われていたのはそういう意味でなんじゃないかと思います。
晧黒竜の力
晧黒竜は巨人のブレンに襲いかかり、黒竜の拳でぶん殴る。
強烈な一撃をお見舞いしてぶっ飛ばし、その流れでレーザーのブレスを放ち、ディープクライの森に一閃を放ちます。
晧黒竜の力を手に入れた事で一気に攻勢になり、反撃ターンが見ていて気持ち良い。
この力を手に入れるまでずっと圧倒されていたので、どうにもならなかった戦力差を覆すカタルシスを感じます。
巨大には巨大をぶつける対抗の仕方がベストアンサー!
やはり大きさってそれだけ脅威ですから、同じサイズだと対等に戦えるものです。
晧黒竜の放つブレスは細く長く真っ直ぐに伸びたエネルギーで、これは「レーザー」でしょうか?
『FAIRYTAIL』に出てくる白の滅竜魔導士・スティングが口から放つは咆哮は「レーザー」です。
白く真っ直ぐ伸びる光線で、それを見たナツは「レーザー!!?」と反応していました。
他の滅竜魔導士と違い広範囲に広がるというより一点特化型みたいな攻撃が白竜のブレスの特徴だった。
晧黒竜も白竜の力を取り入れてる分、レーザーを扱うのではないでしょうか。
描写がまるっきり似ている。
元々黒竜のモチーフは『FAIRYTAIL』に出てくる黒竜・アクノロギア。
であれば、白竜だって『FAIRYTAIL』に出てくるスティングの滅竜魔法をモチーフに考えていてもおかしくないんじゃないでしょうか。
黒竜の拳でぶん殴ってるだけじゃ何の変哲もなかったですが、晧黒竜のブレスは真島先生の過去作と類似する特徴が見受けられて面白かったです。
こういう過去作の描写を参考にして読み解けるのは真島作品ならではの感覚だと思います。
その威力は半端ない。
ディープクライの森を崩壊させるレベルですから、これはデッドロックの敷地内じゃなくて良かったなと思います。
黒竜の力の時点で全身竜化すると、大闘技場を壊す勢いでしたから、あれで神がやって来るとなると本末転倒です。
流石に現状で神に届く事はないですからバッドエンドしかない。
妨害なく四魔教を倒す為には、デッドロックの敷地から出るのは必須条件だったかもしれません。
教える頭の教育
流石の四魔教。
ブレンもそこで敗れず、意地を見せます。
「ぬぇーい!!!教育なめんなぁ〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!」と晧黒竜にアッパーくらわせ「教育教育教育教育!!!!教える頭の教育じゃいぃ!!!!」でタコ殴りラッシュです。
ただ殴ってるだけであんまり強そうには見えないですが()、相変わらずブレンの謎の「教育」推しは面白いですね。
教頭だから「教育」との事ですが、やってる事は全く「教育」じゃないのよ。
もう「教育」と言っておけばいいみたいな脳筋思考を感じて嫌いじゃない。
こういうブラックジョーク、皮肉っぽくて好きです。
これまでの真島作品にはいないような邪悪な癖の強さで、やっぱりこういう読み味は個人的に推せるな〜〜。元々ダンガンロンパとかのサイコポップさが好きなので、それに通ずる魅力を感じます。
真島先生、こういう世界観も描けたのだと感動しますし、個人的にはDEADROCKには結構可能性を感じてて、この作品だからこその特有の空気感を突き抜けてほしいし、いつか週刊少年マガジン本誌で始まるであろう新連載でもこういう魅力があると良いなと思いました(必ずしも悪趣味だと良いというわけではないですが。これぐらいの個性の強さみたいな)。
「教える頭の教育じゃいぃ!!!!」も意味が分からなくて最高。
「教頭」だから、ここでも「教える頭」を強調してるわけですが「教える頭の教育」って何だよ。そんな日本語聞いた事がない。
特に意味のないゴリ押し文言でしょうけど、実際やってる事は「頭突き」で「頭」を使ってるのもダブルミーニングになっていて面白い。
これこそ本当に真島先生がノリとテンションで描いているのが伝わってきますねw
特に意味はないですが、こういう勢いこそ変なクセがあって自分は好きです。
意味不明だけど、意味不明なりの意味はあるという。
ここまで突き抜けてるとギャグ滑ってるという次元でもないんですよね。
純粋にこのキャラ狂ってるなぁと好きになれる。
死人強化
晧黒竜一人では勝てないのも四魔教の評価を上げる。
流石のデッドロック幹部、簡単に倒されてはくれないです。
見かねたミコト達はヤクトの戦いに加勢します。
「私たちも加勢するわ」と先導切ったミコト。
ミコトは死者操術士の力で「死人強化(ネクロバイザー)」という力を発動。
読んで字の如く、死人を強化する力だと思います。
その名の通り、死人であるライゼンはオーラのようなものを纏い「うお!!何だコレ!!!力が…」とその恩恵を感じ取っています。
いわゆるヒーラー的なサポートメインの役割ですな、ミコト。
元々死者を操るだけじゃ効果的な打撃は期待できず、力不足な印象を抱いていました。
今回で晴れて「元々こういう役割」というのを確立した気がします。
パーティーで死者出たらザオラルできるし、復活した死者にはバイキルトできるし。
FAIRYTAILのゲームやってるとよく痛感するのですが、こういうサポート系(FAIRYTAILでいえばウェンディ)ってめっちゃ重宝するんですよね。DEADROCKがゲーム化されたら便利そう。
これもミコトにしかできない役割でミコトが活躍できて良かったです。
前回、アンデッドアーミーが全く効いてなかった時は流石に弱過ぎない…?と感じていたから。
まだまだ死者操術士の力は奥が深そうだ。
「がんばって」と他人に任せるミコトはちゃっかりしてて可愛いです。
ミコト、大好き。この漫画の推し。基本お姉さん系なのに時折少女のような純真さを見せられて心射抜かれます。良いキャラだなぁ。
でもって最近感じてるライミコ(ライゼン×ミコト)の可能性。
元々ライゼンを蘇生させて「せいぜい私を守って下さいな ナイト様」と表現していたところからキュンキュンしていたのですが、もう本当にミコトを守る騎士のような役割になりつつあって、このブラックお姫様と愚直で捻くれ者の剣士のコンビが可愛い。
個人的に『EDENSZERO』ワイハミに続く新たなカップリングの可能性を感じています。
ライゼンとフレイの攻撃
ミコトとライゼンに続き、フレイとチャコも協力。
チャコがフレイを空に飛ばす事で上空からの攻撃を放ちます。
それぞれ協力プレー面白い…!!
連携が鮮やかで見惚れます。
オーラ纏ったライゼンの一撃、上空から飛来するフレイ。
「ソロモンズブレイド!!!!」「炎撃!!!!」。
それぞれ強力な一撃を放ちました。
技もさる事ながら、技名がもうかっこいいな!
「ソロモンズブレイド」の「ソロモン」とは、旧約聖書に出てくる古代イスラエルの王が元ネタでしょうか?
詳しく知らないですが、漫画『マギ』の印象で「神」っぽいイメージを抱いていて「神聖な攻撃」という印象を受けました。
ある意味ライゼンから派生するイメージがなく、思ってもみなかった進化にグッときます。
黒い印象があるので白い一撃の異質さが際立つ。
フレイの方はシンプルな技名ですが、上空から放つ事で威力が上乗せされてる事で前回放った「炎絶拳」の上位互換という印象です。
フレイの拳は明確に対称を爆破させてる事が分かる描写でその分威力の強大さも感じました。
シンプルですが、炎絶拳以上の力だと判断できる。
フレイの方は「目」という急所を狙ったのが大きそうで、ブレンが「ごぁああああああ」と身悶えます。
その隙にライゼンは二撃目をお見舞いし足を斬り裂く。
何気に連続攻撃を成功させてるのかっこいいですな。
こういうのすぐに攻撃ターンが入れ替わったり主人公に活躍が移る事多いからダメ押しの一撃描かれるの印象的だった。
二撃目も与えられるくらい…というのは、ネクロバイザーの強さも感じます。
あれはそれだけ強力なパワーアップなのだろうと想像できました。
F組vs.ブレン
ミコトが「ヤクト!!今よ!!」と導き、晧黒竜の突進。
その巨体さを活かし、全身でブレンを押しつけます。
大地を切り裂く程の衝撃が走り、強大な力がぶつかりました。
安定の良いところ持っていく主人公。
ヤクト一人じゃ勝てなかった相手も「仲間となら」立ち向かえます。
やっぱりDEADROCKも真島作品だな。何だかんだ「仲間の絆」的な要素を感じる。
フレイ、ライゼンの攻撃から「ヤクト!!今よ!!」の流れが大好きです。読んでて気持ち良い。
鮮やかな連携プレーが最終的にヤクトにバトンパスされる。
全てこの為のお膳立て。
最後に立ち向かうのが主人公のヤクトというのも含めて協力してのボス戦が読んでて熱いです。
こっちもいけえええええ!!!という気持ちで見ている。
「うっとぉしいわ!!!」とブレンは跳ね除けるのですが、一瞬で晧黒竜の姿が目の前から消えています。
「竜が消え…」と思ったら「は?」と驚くその光景。ヤクトは再び人間状態に戻っていました。
「何で人型に戻ったの?バカなの?」とハニーに言われていて、この瞬間まで完全にハニーの存在忘れていましたね。
というか、今回このタイミングまで出てきていたか?
読み返してみたら、晧黒竜のブレスがディープクライを崩壊させた時の「この威力…バカなの」と埋まってた時だけww
そりゃ気づかんわ。明らかに描写に差がある。
勝手にF組全員の見せ場描かれた印象でしたね。全員の協力あっての勝利だったなという達成感に浸ってた。
思えばハニーがまだ戦ってないじゃん!そう思い出させてくれたハンマージャンプ。
これは前回ライゼンも大剣で同じ事をしていましたが、ハンマーの方が安定感半端なさそうですね。剣だと折れそうだけど、ハンマーは土台がしっかりしてて人を飛ばすのに最適だと感じる。
ヤクトが人型に戻った理由は「封印完了です」との事で「こっちの方が動きやすいので」という意味で最後の一撃は人型で決める為でした。
竜の状態の方が強そうですけど、人型の方が少年漫画のトドメとしては似合ってそうです。
満身創痍、最後の一撃が人型でというのもかっこいい。
黒ノ竜撃拳
ハニーのハンマーから放たれた雷を纏い、ブレンに向かっていくヤクト。
ヤクトは「四魔教ブレン!!!」を「ヒエンさんの仇!!!!」と表現しているのが良い。
第10話でも「いいえ!!!!臨戦態勢です!!!!家族の為にも集落の為にもそしてヒエンさんやクウガさんの為にも…絶対に神を殺す!!!!」と仇討ちを意識して戦意を強めていましたが、実際に戦闘してる今回もそれを意識した台詞。
ヤクトにとってブレンが十分に「仲間の仇」を意識できる存在で、ヒエンはそれだけ大きな存在になっていたのだなという実感が嬉しい。
最初はどうなるかと思っていましたが、ヤクトも仲間思いではありますよね。
真島作品の主人公らしい戦う動機。
「ヒエンさんの仇!!!!」…聞いてて嬉しい言葉でした。
ヤクトは体に雷を纏っていますが、これはハニーがコントロールできるものなのですね?
ブレンが口から発射したエネルギー弾、空中じゃ本来身動きがとれませんが、ヤクトは空を飛ぶように回避。
何故ああできているかというと、直後にハニーがハンマーで雷を操作している事が分かりました。
まるでヤクト自体を動かしているかのような操作。
本来操れるのは雷だけですが、ハニーの力は雷を纏ったものの操作も可能なんでしょうか。
状況が限られる気がするけど、雷攻撃からのそのまま敵を飛ばして吹っ飛ばすとか。
あまりいないタイプの能力者ですね。
真島先生の過去作『FAIRYTAIL』に出てくるモード雷炎竜とか連想したけど、あれは単なる雷の吸収に対して、こちらは雷を操る事で強化されてるという。
雷系能力者、真島作品で多過ぎますが、他とは差別化された魅力があるように感じました。
雷を纏ったヤクトの一撃はブレンを吹っ飛ばす。
「黒ノ竜撃拳」。
今までヤクトの必殺技は「黒竜ノ破拳」でしたが、それと似たような文字列でかつさらに強力に進化した攻撃。
「雷を纏った黒竜ノ破拳」という解釈で良いんでしょうか。
見たところただ殴ってるだけではあるので、状態の差異は「雷」にしかない気がする。
ヤクトとハニーの連携必殺技。
こうやって考えると1話からの相棒である二人の一撃が四魔教を破壊し得るというの運命的でグッときました…!!
描写も雷を纏っている事で突き刺すようなトゲトゲした鋭利さがあり威力を感じた…!
かっこいい必殺技の描写でした!
寿命
ブレンを倒してひと段落のF組。
話は、ヤクトの「呪い」の件に移行します。
ヤクトの片腕を覆う黒いモヤ。
当の本人のヤクトは「それよりこの本の封印を解いてもらえませんか?」と気にしていませんが、博識のマグーマギーはすぐに呪いの全貌に気付きます。
「ルクラセラムの呪い…か…」と様子を見ていました。
詳細は不明。
分かったのは「あと一年ってトコだね」という寿命。
その「一年」とはどういうものか。ヤクトの「神を殺せるならこの命など」という発言からして「死期」を指しているのでしょう。
これは前回もゼレシアが「ヤクトが前黒竜の姿になっただろ?あれは呪いの力なんだ 自らの寿命と引き換えにあの力を手に入れた」と言っていた事から分かっていました。
やはりヤクトは限られた時間の命を使って神と戦っている。
良いですね〜〜〜。
前回明かされた時から感じていましたが、寿命の決まってるクール主人公良き!!
個人的に『ダンガンロンパV3』の王馬小吉を何となく重ねているんですよね。
飄々としていて善か悪か判断に困る、ある種のトリックスターみたいなポジション。
ヤクトには自分の命を最大限使って神を殺す為の大博打を仕掛けてほしい願望があります。
自分の命すらベッドできるというところに底知れない魅力を感じる。
今回の作品、「従来の真島作品らしくない」がコンセプトですが、そう考えると「主人公の死」という禁断のカードもこの物語ならあるのかなと思いました。
このタイミングで「死期」が明らかになってるのはどちらかというと「生存フラグ」な気がしますが、神を殺して死ぬ事で英雄視されるヤクトも見てみたいな〜〜〜。
まさか死なないでしょと思っていたところを本当に殺して、死亡エンドだからこその面白い物語の結末を描いてほしい。
ルクラセラムの呪い
そしてこの呪いは「ルクラセラムの呪い」と呼ばれている。
とりあえず「ルクラセラム」という言葉はインターネットで検索しても特別ヒットしませんでした。
しかし、ただの語感だけでつけたネーミングというわけでもなさそうです。
「ルクラセラムの呪い」と言葉が似ている「アンクセラムの呪い」であれば、真島先生の過去作『FAIRYTAIL』に出てきているんです。
物語のラスボスの一人である黒魔導士ゼレフがかかっていた本人の意識とは裏腹に周囲の命を奪ってしまう呪い。
これによりゼレフは苦悩し「死にたい」と願うようになりました。
ある種物語の元凶に近いような存在である呪い。
言葉は意図的に似せているようで、何か意味があるのか勘繰りたくなる類似。
ちょうどヤクトの元ネタであるアクノロギアも『FAIRYTAIL』におけるラスボスの一人で、共に「ラスボスを苦しめてる呪い」という点で共通しているのです。
これはどういう事なのだろう。
『FAIRYTAIL』におけるアクノロギアも最終的に自我を失い暴走していました。
ヤクトも全身を巨大な黒竜に変化させると暴走していた。
もしかしたらその暴走の原因がどちらも「ルクラセラムの呪い」だったんじゃないだろうか。
『FAIRYTAIL』の方はもう今となっては分からないけど、自分は当時読んでてアクノロギアが人智を超えた何らかの力によって苦しめられているようにも見えました。
それ故に最初は幼い少女を守りたかった優しい心が変貌してしまったんじゃないかと。
ゼレフの状況と似ていて、ある種二番煎じではあります。
故に本当の元凶(アンクセラム神)が真のラスボスとして君臨するとかも当時妄想していましたが、そうはならず。
しかし、もしかしたら『FAIRYTAIL』の世界にも『DEADROCK』の世界にも「ルクラセラム神」という存在がいる可能性もありませんかね。
真島先生はいつか『FAIRYTAIL』のアンクセラム神とは何だったのかが分かるエピソードを描くのもありかもと言っていたのですが、その時ルクラセラム神も出てくる可能性を想像しました。
ここである種の伏線が貼られているのも面白いんじゃないか…?
当然DEADROCKにもDEADROCKだからこその意味はありますが。この世界「神」はいくつかいるようなので、その内の一体が「ルクラセラム」なのかなーと思いました。
殺戮の体育祭
デッドロックの玉座に座る神。
この部屋一体何だ。
神の自室なのかな。
神って突然現れるイメージ強かったから、普段は基本的にここにいるっていう部屋があるイメージしてなかった。
まるで「魔王」のような内装で、禍々しい空間に居座ってるの趣味悪っ!!
神ってこういうセンスなんだなっていうのがちょっと面白いです。
『EDENSZERO』のジギーがこういう部屋にいたら普通に似合ってると思うんだけど、『DEADROCK』の神がいると笑いどころになるの不思議。
もうこのいかにも感がツボです。
あまりに周りからの見え方気にし過ぎだろみたいな。絶対機能的じゃないだろみたいな。
ブレンが殺された事を認識している神。
四魔教の一角が落とされた事でヤクト達に少し本気になったのか「やるか今年も 殺戮の体育祭」と新章の導入を意識させます。
殺戮の体育祭wwwww
今回、ブレン戦が話のメインなのですが、正直今回1番面白かったのはこのシーンでした。
「殺戮の体育祭」ってフレーズが面白過ぎるwww
安定の魔界世界観で言ってる事は分かるのですが、にしてもちょっと不格好じゃない?
「体育祭」に「殺戮」なんて言葉つけても仰々しさ出ないのよ。
ミスマッチ過ぎて最早ギャグなのよ。笑
神は本当に出てくるだけで面白いな!
真面目な自分はミコト可愛い〜1番の推し〜とか思ってるのですが、神が出てくるとこの作品をネタ的に楽しんでる不真面目な自分が神が1番面白いと大歓喜します。
ちょっと、これまでの真島作品とは違った意味で、ラスボスが1番好き。
どの真島作品のどのラスボスも好きなのですが、神は歴代ラスボスと一線を画す強烈な存在感あって、本当に毎度笑わせてもらってます。決してふざけて発言してるわけじゃないのに、どうしてこう面白いんだ…。
TO BE CONTINUED 9月号につづく!