宇宙を襲い狂う無数の時喰み。世界を喰う怪物の体内でのシキは…!?
前号までのあらすじ…舞台は冒険の終着点、かつて地球があった宇宙。シキは「時喰み」を呼ぶことで、マザーを元々の"地球"の姿に戻すために行動する。マザー消滅のタイムリミットが近づく中、シキは時喰みの下に辿り着き、怪物の体内に突入。しかしそこには謎の女性の姿が。彼女は世界を恨み、世界を壊すために暴走を続け、その攻撃の被害はエデンズゼロまで及ぶ。この宇宙の命運はシキの手に…!?
扉絵
扉絵は、鍋を食べてるハッピー&ピーノ&モスコ。
全然時期じゃない!
けど絵で見ると無性に食べたくなってくる。
早くも冬が待ち遠しい気分になりました。
滅びゆく宇宙
時喰み、やってる事えげつねぇ。
時喰みの攻撃によって星が貫かれ破壊している。
一つ、二つ、三つ、四つ…地球のある太陽系の星々を全て破壊し尽くす勢い。
これは漫画で、架空の世界の出来事ですが、地球と地球のある宇宙はこの現実に存在してる分、何気にショックが大きいんですが…!
一体どの星か分からないですが、火星とか木星とか消えて無くなっていってるんでしょうか。
自分達の生きてる世界では生まれた時からずっと変わらず存在してる星々。
それらが漫画の中と言えど壊され消えていくのが思ってたより物悲しくて不思議な気分。
まるで自分がずっと大切にしてきたものが無慈悲に壊されていく感覚です。
やめてほしいと切に願う惨状。
これもやはり現実に存在してる地球が『EDENSZERO』に出てきたからこそですかね。
葵大戦で星々が滅ぶ危機に瀕しようとも全く実感が湧かなかったですが(漫画なのだから当たり前)、どうも『EDENSZERO』で出てきた地球は今自分達が生きてる「現実」だと捉えて読んでいる節がある。
地球が存在していた時代から2万年後の話なので、だとしても途方もない歳月の先にある出来事です。なのに、切ない。
宇宙と言えど、思ってた以上に大切に感じてる気持ちがあったのでしょうか。
人生で行く事はできないし、見る事もできない、知識として知っているだけの存在。だけど、これからもずっと存続していてほしいと思っている。
そんな感覚に気付けたような。
現実に存在してる宇宙が滅びゆく光景を見せるって、バトル漫画においても異例の最終決戦ですね。
世界が滅ぶかもしれない危機が訪れるのは定番ですが、それが現実と地続きなんだから不思議な感覚。
読んでるこっちも「世界が終わらないでほしい」と、まるであの世界で生きてる人間かのように思ってる気がします。
こんな感覚にさせてくれるEDENSZERO、この時点でめちゃくちゃ面白い最終決戦の構図だな…。
宇宙をかけた衝突
時喰み、やはり自分の意思でこの宇宙に来たのですね。
前回、シキの作戦がうまくいったとは思えない状況で、マザーのいる宇宙に来たのが不思議でした。
どんな経緯でああなったのか疑問だった。
その真意は「コノ宇宙ヲ壊ス」。
シキに連れて来られるまでもなく、時喰みは宇宙を壊す為に自らマザーの元に来ました。
ここで破壊の限りを尽くすのは、レベッカを筆頭にジギー、マザー、星系連盟軍…重要な存在が揃い過ぎてるからかな。
ここにいる全員を抹殺すれば宇宙の破壊も容易いのかもしれません。
時喰みがシキに破壊されゆく宇宙の光景を見せるのも良いですね。
わざわざ「お前の守りたかったものが壊れていく」光景を見せるなんて陵辱的。
シキの無力感、非力さを訴えかけてるんじゃないでしょうか。
「お前には何もできない」と言わんばかりに。
時喰み、依然としてどういう真意で戦っているのか分かりませんが、この行動にはラスボスらしい邪悪さを感じてゾクッとしました。
もしかしたら深層心理の中でシキを知っているから、シキの心を根本から折ろうと思っての行動なのかもしれません。
星は貫かれ破壊され、着実に宇宙が壊れていく状態で、それを見せるのは説得力としてこの上ない。
それに対して「や…やめろ…おまえが好き勝手にしていいモンじゃねぇんだぞ この宇宙は」と言い返すシキもイイんです。
こういう世界の存続をかけた物言い、『RAVE』の最終決戦を彷彿とする。
あの時もハルとルシアは「世界」について言い合っていましたから。
ハルにも言えた事ですが、今回のシキも「おまえ」とか「じゃねぇ」とか「だぞ」とか普段より口が悪くなってる印象を抱きました。
何となく自然とそうなってるって当人の地雷に触れたからだと思えるんですよね。
シキにして言えば、このユニバースがどれだけ尊い犠牲の上に成り立ってて、どれだけ大切かをこれまでの旅を通して知ってるから、誰か一人の都合で好き勝手にされるのが許せない。
どうしても受け入れられないんです。珍しくシキが本気で怒ってる、それも誰かを傷つけられた後というより、そうなる前の人の身勝手さ、理不尽さに…というのが印象的でした。
こういうバチバチに闘志燃やした眼光、ド好みです。
時喰みの時は無かった宇宙
時喰みが「この宇宙は壊スと決めタ アタシノ時ハナカッタカラ…」と言っているのも気になりますね。
これも二通りの解釈ができて、まず思い浮かんだのは時喰みが生まれた世界では「地球のある宇宙」がなかった。
現実の読者視点からすると、地球が最初にあって、その地球で生まれた真島先生の描いた漫画の中で生まれたのがシキ達の生きてる「四季大宇宙」という順序です。
もしかしたら、これが逆だったという可能性もあるんでしょうか。
上記はメタ的な視点による解釈ではあって、実際にジギーが訪れた滅びゆく地球ではどうだったかは分かりません。
真島先生がいるかは分からないし、漫画『EDENSZERO』もあるか分からない。
先入観から、宇宙の生まれた順番でいうと、地球のある宇宙→四季大宇宙だと解釈していましたけど「逆」という可能性もあるのかもしれません。
元々四季大宇宙があり、何かのキッカケ(四季大宇宙での出来事)で地球のある宇宙が誕生した。
この発想だと「暗黒時代」という言葉も繋がってくるんです。
作中では何も分かってない謎の時代。
エーテルギアの生まれた時代?桜舞星騎士団がブルーガーデンを守ったとされる時代ぐらいで、現状時喰みと繋がる取っ掛かりが見えないですが、実は現実に存在する言葉としても「暗黒時代」というものがあり、それは「ビックバンから宇宙が始まり、初代の天体が誕生するまでの時代」。
「宇宙」関連の言葉で非常に意味深。
今回「ビックバン」も出てきて、何か繋がりそうな、繋がらなさそうな。
もう一つは「ユニバース0」を指していて、こっちの方がありそうなかなぁという気がしてます。
その後の言動も、消したいのは「ユニバース0」だと思える言い方で、そっちの方が話の文脈としては自然。
シキ達は、この幸せな世界を守る為に今戦っているんですから。
「アタシノ時ハナカッタ」というのも、その世界線のレベッカはシキ達とユニバース0に辿り着けなかったんじゃないですかね。
であるなら「無かった」と表現するのも合ってる。到達の困難さを考えるとそう不自然ではない。
光ノ時
時喰みからすると「光ノ時」と表現されるシキの力。
「光の時」とは何なのでしょうね。
光のときに時喰みを寄せ付けない効果があるなら、時喰みは「闇ノ時」とでも言うんでしょうか。
確かにシキの放ったエネルギーは光輝いていて、普段と違う色合い。
ここにきて新たな力の覚醒なのか、はたまた「重力」とは本来こういう力なのか。
何にしても「時」と表現される力で時喰みを怯ませるのは「重力」がそもそも「時」にとって重要な力である気がします。
かつてゼノリスは「真の重力」について「時に未来の少女を引き寄せる力」と言っていました。
事実、その通りシキの重力によってレベッカはタイムリープを成功させて、EDENSZERO世界において「時」と「重力」は特別な関係である事が示されているんです。
それは、ここで時喰みに対抗し得る力の可能性を示唆していたのかなと思いました。
ゼノリスはレベッカに「重力にとらわれし少女」とも言っていましたね。
その「とらわれる」力が時喰みを救ったり「重力にとらわれた」結果が今の時喰みの成れの果ての姿だったりするんだろうか。
ブラックホール程の重力
「違ウ…!!重力!?」と時喰みが感じ取って、シキはオーバードライブに覚醒。
時喰みが「ブラックホール程ノ……」と表現するレベルの圧倒的な力。
ドラッケン戦でワイズが「こいつぁまるで…ブラックホール!!!」と言った以来の「ブラックホール」描写です。
重力使いだと定番。ドラッケン戦の時はある種の様式美に笑ってしまいましたが、今回は最初の頃より格段に強くなったのもあって、本当に「ブラックホール」レベルの重力を発揮してるんじゃないかと思えるパワーを感じました。
時喰みを無力化できるとしたら、同じように宇宙の災害レベルなんじゃないだろうか。
シキの成長としても、時喰みを倒し得る力としても、どっちの意味でも説得力を感じます。
1ページ使って拳を構えてのパワーアップ、かっこいいですね!
ドラッケン戦の時はクールに余裕そうに進化でしたが、今回はそんなに余裕のない状況で本気モードという感じ。
今ではオーバードライブが板についてるからこそ、納得のカードの切り方でこちらも身が引き締まる。
このシキ、絵として部屋に飾りたいぐらい好きです!
バチバチ重力纏ってるのカッケェ。
「この宇宙は…オレが守る!!!!」という本気パンチ。
振りかぶって、一気に殴る絵。
スピーディーで迫力あって良いです。
「この宇宙は…オレが守る!!!!」という宣言も至極シンプル大胆ストレートで好きです。
主人公にはこう言ってほしい、こう行動してほしいが詰まってますねぇ。
時喰み戦、初めてシキがまともに攻撃できたんじゃないでしょうか。
これまで、どちらかというと時喰みに翻弄されてたから。
やはり、前回で時喰みに圧倒されるパートが終わり、今回からシキの反撃パートが見れた!
オーバードライブになると対等に戦えるのかっこいいですよ。
しっかり進化状態としての説得力がある。
オーバードライブになった瞬間、攻撃を炸裂させる事ができるのも読んでて気持ち良いです。
時喰みのオーバードライブ
そして、シキに対抗すべく時喰みの方もオーバードライブ。
シキに吹っ飛ばされ受け身を取るかたちでエーテルを組み替え、姿を変化させた時喰み。
2ページ使って変身という贅沢さ。
伏せるかたちで右手右足は伸ばすポージング、かっこいいです。
オーバードライブの時喰みの姿は、一瞬ウィッチに見えました。
メカメカしいマスクを被ってるの、全体的に機械らしいアーマースーツっぽくなってるの、バトルドレスを彷彿としない…?
女性らしい体のラインがなかったら女性と判断出来なさそうなぐらい無機質な機械姿。
一瞬思ったのは、レベッカが葵大戦前にウィッチと修行した「時の魔女」の伏線回収の可能性。
「レベッカ様を"時の魔女"にしてみせます」と言いながら、その修行の成果はよく分からなかったから。
「時の魔女」と言えるぐらい強大な時の力を得たのが「時喰み」だと一瞬思えて、そういうわけじゃなさそうだけど、でもそういう事でも良くない!?
あの伏線が回収される兆しがもうないのと、普通にウィッチリスペクトの精神がかつてレベッカだった存在から感じられるのは熱くて、勝手にそういう解釈をしていたいです。
あの日失ったウィッチにしてもらった修行が時喰みの中で生きてるのめっちゃ良い!もうそれで決定!
エデンズゼロでの旅路
シキの言い返しも激アツで。
「この宇宙は消すと決めた」と言う時喰みに「いくつもの世界を巡って…やっとこの世界に辿りついたんだ おまえにこの世界を壊されてたまるか!!!」と返答。
その「いくつもの世界」は、まさにこれまでの旅路を振り返るもので、もーーー胸熱!!
こういう演出大好き過ぎます。
これまでの旅があったから、シキはどうしてもこの世界を守りたいのよ。
こういうのってまさに今この瞬間『EDENSZERO』とはどういう物語だったかの「答え」でもあって、最近のエデンズワン戦での数多の出会いがもたらした援軍も相まって、やはり「つながっていく輪は無限大の可能性」を思いますね。
あの日シキがレベッカに連れられて宇宙に飛び出して、だからこの世界の尊さに気付いたんだ。
シキは一貫してずっと優しいので、仮にグランベルにいたままだったとしても友達を守る為に時喰みと戦ったでしょう。
しかし、ここまでの事は言えなかったはず。
「やっとこの世界」という部分に全てが詰まってます。
シキは何故この世界を守りたいか、ずっとシキ達と旅してきた自分達は知ってる。
最高じゃないですか。
最終決戦、気持ちのボルテージは最高潮です。
シキがこう言えた事、それを見届ける事ができた事に感無量。
EDENSZEROをずっと読んできて良かったと今強く思えてます。
回想で振り返ってる旅路は、ギルスト、デジタリス、レッドケイブ、フォレスタ、サンドラといった冒険らしい思い出から、レッドケイブでレベッカが撮った「家族のような存在」としての記録、葵大戦でのウィッチとの別れ、ユニバース0に進んだあの時の決意と象徴的なシーンが盛り込まれています。
シキは「いくつもの世界」と表現していて、それは「ユニバース」だけを指すわけではないのかなと思います。
これまで巡った星々、そこで出会った人達、経験してきた事、それら全部が今この瞬間シキに蓄積されている。
多種多様な思い出がそれを感じさせます。
楽園
「おまえにこの世界を壊されてたまるか!!!」というシキの言葉に対して「ここは楽園ではない」と返答する時喰み。
初見時はテンション上がって読んでたのでそう気にならなかったですが、改めて読んでいると少し変ですね。
今「楽園」がどうとかの話してた?
シキの「やっとこの世界に辿りついた」という発言を聞いて「楽園」という文脈で解釈したのでしょうか。
確かにそれは間違ってない。
このユニバース0は全員が幸せになれる可能性を秘めた世界で、言わば「楽園」とも表現できます。
EDENSZEROにおけるマルチバースはどの世界においても誰かの犠牲が付きものに対して、ユニバース0だけは悲劇が一度も起きていない奇跡みたいな世界。
シキ達、ひいては人類にとって「楽園」と言えるでしょう。
しかし気になるのは、時喰みがそこまで文脈を汲み取れた理由で。
時喰みは目の前の少年にとってこの世界がどういった価値のあるものなのかよく知っている気がします。
でないと、あの僅かな言葉であそこまで詳細に意味を汲み取る事はできない気がするんです。
エデンズなどゼロだ
「ここは楽園ではない」…それに続いて言ったのが「楽園(エデンズ)など無(ゼロ)だ」。
こちらも改めて読み返すと、そんな言い回しせんやろと少々ツッコんでしまいますけど、今回めちゃくちゃ面白かった作品のタイトル回収…!
ユニバース0を「楽園」に見立てて、それを「エデンズ」と表現する。そしてそんなものが存在しないという意味で「無(ゼロ)」だという。
『EDENSZERO』のタイトル回収はこれまで二度ありました。
1番初めは本当に作品の示す意味が判明した魔王戦艦エデンズゼロ初登場シーン。そして二度目は2万年後の宇宙で惑星エデンの機械が示した「エデンズゼロ」の本当の名の由来…「惑星エデンより0を目指して」。
どちらも作品のテーマが象徴された意味を持っていて、タイトル回収として相応しい特別感だったのですが、今回は逆に作品のテーマを否定してるという異例さ。
「楽園など無い」…それは、シキ達の辿ってきた旅路の否定です。全員が幸せな世界などどこにも存在しないという。
意図してか、偶然か、どちらにしても『EDENSZERO』という作品タイトルにここまでネガティブな意味を込めるという視点で凄く特別な存在に思えました。
作品タイトルを否定の意味で使うって、他の漫画にもないラスボス造形なんじゃないだろうか。
わざわざそんな事を言うラスボス、最凶の存在過ぎます。
10⁷²J
シキが「な…何だ このエーテルは…」と感じる程の異様な力。
収束されていくエーテルを人差し指にこめ、時喰みは「宇宙の破壊を見せてやろう」と言い「10⁷²J」と呟きます。
今回のサブタイトルである『10⁷²J』。
前回時点で調べた時、数の単位として「那由多」というものを指すという情報を見つけました。
かといって、それがどういう事なのか分からない。
今回の話を読んだ上で、結局よく分からなかったです。
とんでもなく大きな数字としか。
それだけ大きなエネルギーだから「ビックバン」というレベルの破壊になるんでしょうね。
「ビックバン」とは、宇宙が誕生したとされる大爆発。
途方もないほど大昔の話で、あくまで仮説に過ぎないですが、宇宙はこうやって生まれたんじゃないかってよく言われてる話ですね〜。
自分もこの手の話好きなので、聞いててワクワクするフレーズ。
今回時喰みは「宇宙の破壊」として「ビックバン」を発動していて、宇宙が誕生する程大きな力も、宇宙が破壊する程大きな力も一緒という事なんでしょうか。
今の宇宙が破壊される事で、新しい宇宙が創造されたりするんですかね。
実際に現実でも今の宇宙が生まれる前に古い宇宙があったという仮説も存在してるし、EDENSZERO世界においてはそういう設定になってるのかな。
初見時、ラストのマザーが消えゆく終焉は、ビックバンによる影響かと思ったけど爆発はまだ起こってないし、これは単にマザー消滅のタイムリミットがもう間も無くという示唆かな?
最後に映ってるシキのコマも平然としていて、今まさに起こそうとしているけど、まだビックバンは起こってないと見える。
ビックバンが起こったら、時喰みの中心にいるシキが1番初めに被害に遭うと思うから。
まだ汗を垂らして凝視してる状況だと、何とかして止めようとしているんじゃないかと。
ビックバンが本当に宇宙破壊レベルの攻撃だとしたらヤバいので、爆発の直前で話が終わったのは逆に次回回避フラグという見方もできるんじゃないでしょうか。
というか、何とかしてそうしなくちゃいけない。時喰み、ラスボスらしく攻撃のスケールが半端ないです。
マザー消滅のタイムリミットが迫る中、絶大な攻撃がシキに襲い来る。時喰みとの決着を急げ…!!
第288話『友達になれたら』へつづく
これは、次回時喰み戦決着でしょうか。
「友達」とサブタイトルにあるのは、神回確定演出です。
時喰みと友達になれたら…そんなifの可能性に思いを馳せる?
何となくドラッケン戦ラストの「そんな事しなくてもオレが友達になってやる」を思い出す。
シキの言葉で時喰みは救われる?