EDENSZERO第278話『B・キューバー』感想 | ルーメン・イストワール

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EDENS ZERO/Mashima HERO'S/FAIRY TAIL/RAVE

仲間の命も救い、マザーを救うためには時喰みを呼ぶしかない。シキの作戦に困惑する一方だったが、ハーミットは作戦がある様子で…!?

前号までのあらすじ…シキはついに冒険の終着点・マザーの元へ辿り着く。彼女は、シキを待っていたと語り、"二万年前の契約"という二択の選択を提示。困惑するシキだったが、マザーの正体が「地球」であったこと、そして自身がその惑星唯一の生き残りであったことを知る。ところが、シキの選択は「マザーの消失」。宇宙は変貌を始め、エーテルが急速に減少し、ヴォイドの思惑通りになってしまう。失策かと思われたが、シキの作戦は「時喰み」を呼ぶことで、マザーを元々の星の姿に戻すことだった。しかし「時喰み」を呼ぶことなどできるのか…!?


扉絵

扉絵は、誕生日?ハーミット

魔王四煌星において誕生日って全部同じ製造日な気がしますが。

ワクワクしてケーキの蝋燭の火を消すハーミットが可愛い。

祝いたい、この笑顔


時喰みを呼ぶ方法

ハーミットの考えていた時喰みを呼ぶ方法。

まずは、星咬作戦の時の概要をおさらい。

  • 時間を移動した者のエーテルに引かれる
  • その時はたまたま時喰みが近くにいたから実現できた
二つの条件が必須。
一つ目に関しては、今ではエデンズゼロクルーの全員がエーテリオンで時空を移動してるので、あの時以上に好条件。
当時も思いましたが、やっぱり時喰みは「宇宙の時間を狂わす存在を消す」為に存在してるような気がする。
じゃないと「時間を移動した者のエーテルに引かれる」理由が分からないんです。
時喰みが真のラスボスになりそうな最終章で何か分かるかな。
星咬作戦が何故実現可能だったかは「時喰みが近くを通る予定だったから」で、ここも外せない。
いくらそういう習性があるからといっても、ゼロから誘き寄せるのは不可能のようです。
この条件をクリアするのが、難しそうに感じていた。

宇宙最強のネットワーク

そこで使うのが「宇宙最強のネットワーク B・キューブ」

1話から出ているレベッカの撮影した動画がアップロードされるサイト。
最初期から存在してる設定がここで出てきました。
ただの動画サイトである「B・キューブ」
それが時喰みとどう関係あるのか一見分かりません。
「はぁ?」と感じるシスターのリアクションにも共感。
ハーミットは「B・キューブを通して私たちのエーテルを放出するの」と説明しました。
その原理に関しては「理論上は可能なハズ」と言うだけで詳しい説明はなし。
かなり突飛な話ですね。
これまでエーテルに関しては色んな話が出てきたけど、あれみたいなパターンかなと連想できるものも思い浮かばない。
一つ考えたのは「エーテル」とは機械にも流れているものなので、ある種データ的な力としてネットワークを通して放出する事ができるんでしょうか。
例えば『FAIRYTAIL』の魔力なんかだとこれをできるイメージは湧かないな。
「理論上は可能なハズ」のその「理論」の部分を知りたかった。
読んでる側は全く想像がつかないですね。
まぁここにきて、ラビリアやカウチポさんが仲間の一人として協力する展開に繋がるのは好きですが。
マザー編、もう今エデンズゼロに乗ってるクルーしか出てこないと思っていたので熱い。
こういうある種の「原点回帰」を思わせる収束の仕方、好きです。
「B・キューブ」も1番最初からあったアイテムなので、ここで世界を救う鍵の一つになるの感慨深い。

ラビリアの協力

あと必要なのは「できるだけの索敵範囲の拡大」
ハーミットは「同接数の多いB・キューバーの協力が必要よ」と言いました。
これは予期できた展開。
レベッカが「ラビリアとカウチポさんなら協力してくれるんじゃない?」と言って、ラビリアが出てきました。
ちょうど生放送してたラビリア、レベッカからの「緊急の連絡」に応じて通信に出てくれました。
この時は「ちょうど良い」と思ってネタにする気持ちもあったのかな。
これまで何度もレベッカをネタにした動画を出したラビリアならそういった意図も想像がつく。
「あたしよ レベッカ」と話しかけられて、封じられていた記憶を思い出すラビリア。
1番最初レベッカをいびっていたラビリア。サン・ジュエルではドッキリを仕掛け、楓宇宙の惑星ダリアでは仲直りした記憶。
レベッカと過ごした時間を全部思い出し「うん…何でも聞くよ だって私たち友達じゃない」と涙を流しました。
流した涙はそれはそれは綺麗で、これまでの下劣なラビリアとはギャップがあって、これ単体では好きな絵ではあるんですが、う〜ん気持ちのれなかったというか、個人的に物語全部通してラビリアは微妙なキャラだったと再度感じたなぁ…
出てきた当初は良くも悪くも何の印象もなかったのですが、ヘイトを徐々に溜めてからのレベッカの「昔は友達だったの」発言、ベリアル・ゴアで助けてから良いライバル関係のようになり、レベッカというメインヒロインの最初期から存在してる「友達」というテーマのストーリーだっただけに大きく期待していたのですが、楓宇宙編での仲直りは軽すぎて拍子抜けでした。
やっぱりそこが問題かな〜。
しでかした事に対して報いが弱すぎる感。
未だに自分は仲直りした二人を受け入れる事ができていないのだと思います。
それを受け入れる事ができてたなら今回のシーンは凄く大好きになれてたと思う。

B・キューバー

ラビリアに対してカウチポさんの記憶思い出した描写はあっさりw
というかそもそも描かれていません。
ラビリアが思い出してた裏でカウチポさんも話を聞いて思い出してたんでしょうね。
まぁカウチポさんこそ特に思い入れないしなw
「そうと決まればいろんなB・キューバーに声をかけるよ」と言って、これまで出てきたB・キューバーが全集合したの熱かった
こんなヤツいた?って見覚えのないキャラもいるのですが、とりあえず覚えてるキャラの名前を羅列。
  • コパちゃん
  • リケジョチャンネル
  • 特攻TVのミロンさん
  • ニノ
  • ヨッチ
  • プルーとグリフ(もう一人タンチモ??)
  • べるくらさん
いや、思ってた以上に分からない人多いな!誰だよ!
まるでこれまで読者が出会ってきた人物かのようにしれっと混じってるの面白過ぎる。
これだけ色んなB・キューバーいるよって表現だろうけど、全然知らんのよ。
もしかしたら自分が知らないだけで元ネタあったりするんだろうか。
「Vel」と書かれた帽子被ったおじさんは、真島先生とリアルに親交のあるゲーム実況者柏木べるくらさんだよね。
実はこの人2話目から登場してるんです。

これは大ファンにしか分からないイースターエッグ。
他のキャラもそういう小ネタなのかもしれないけど全く分からなかった。

襲い来るエデンズワン

作戦を順調に進めるレベッカ達。
当然ながら全てが円滑には進みません。
アラート音が鳴り、突如エデンズワンがエデンズゼロに突撃してきた。
「バカな…誰も乗ってなかったハズだぜ」と驚くラグナ。「まだ意志があるって事か…」と考えるジン。
こっわ。
基本的にエデンズワンの意志はヴォイドに出力されてる感じですので、エデンズワンに生物的な一面を見るとゾクっとする
見た目無機質なのに何か明確な敵意を持ってるかのような。
まさに真の敵の正体がエデンズワンだと知った時のような恐怖を感じます。
そうだ、エデンズワンの怖さってこういうものだったと思い出した
エデンズワンに押し込まれる感じで星に降り立つのも何気にEDENSZEROでまだ見た事ない光景で面白かったです。
あり得なくない展開。でもこれまでなかった。
その星に押し込まれるなんて、エデンズワンの力の強さを感じます。
「このままじゃ地面にぶつかるぞ」と言って漂着した大地。
これは何の星なんだろう。
一瞬地球かと思ったけど、マザーが地球に戻るのはこれからだし、太陽系の宇宙にある地球に近い星…火星…??
うーん、知識に乏しいから分からないな。
漫画とか映画で培った知識しかないですが、自分的には完全に火星じゃないとも言い切れないし、火星っぽいと思えるほどでもない。
この星、気になりますね。
暫くこの星で戦うなら色々ヒントがありそう。

レディ・フレイヤ

降り立った謎の星で更に襲撃を受けるエデンズゼロ。
まるで何かに撃たれたような攻撃で、一瞬ビームやミサイルの類かと錯覚しました。
その正体は「侵入者」
ヴァルキリーが「マズイぞ…」と感じる程の手練れ。
最後の銀河六魔将「伝説の剣士 レディ・フレイヤ」が姿を現しました。

ずっとベールに包まれていた最後の一人。
思ってた以上に出てくるのが遅かったです。
ライトニング・ローに関してはもう倒されていますからね。
そのビジュアルは、ド好み!!!
メカメカしいサイバー剣士
キャラデザがEDENSZEROらしいスタイリッシュさで初見時変な声出ました。
めっちゃ鮮やかに戦いそうで早くその姿に見惚れたい。
「剣」の形が良いですね。
ソウルブレイドを機械化したような印象。
やっぱり剣士キャラってロマンがあり、最後に素晴らしい逸材が出てきました。
「武の道に進む者の頂にいる機械」の前評判の通り、最初は圧倒的な強さを見せてほしいな。
「あらゆる武具を使いこなし一切キズを負った事がないと言われている 私の憧れの剣士だ」と評す存在。
「あらゆる武具を使いこなす」という事は「剣」だけじゃない他の武器も使ってくるのでしょうか
斧、ハンマー、太刀、双剣…とか。流石に近接武器のみだと思いますけど。
何だかこいつが六魔最強でもおかしくない貫禄がありますね。
もう最終盤なのでパワーインフレみたいな強さが見たい気持ちある。

もう1人の侵入者

「けど一人で乗り込んでくるとはな こっちはこれだけいるんだ ボコボコにしてやろーぜ」と言ったシスターを拘束する謎の機械。
ハーミットやモスコ、ワイズまで一瞬で無力化し「一人じゃないのだよ ここに来たのは」と言って出てきた人物。
「銀河六魔将の一人 キュアー」
レディ・フレイヤのビジュにテンション上がってからこの残念感よ
お呼びじゃない過ぎる…!
もうこいつは完全にネタキャラですね。
前の世界では数年以上星系六祈将として正体を隠していたのにもう一切隠す気がない。
隠したところで…ではありますが、開き直ってるような面白さがありました。
憎きネタキャラ、キュアー。
その立ち姿、太々しさが極まっています
こいつほど初登場時から印象が変わったキャラもいないな…。
星系六祈将のリーダーという本来美味しいポジションのキャラだったのに、どうしてここまで落ちぶれる事ができるんだよ。
ある意味話の都合に狂わされた可哀想な存在。なんだけど、その姿はあまりに生き生きとしていて、ウゼーネタキャラとしての地位を確立しています。
残されたメンバーはホムラ、ジン、クリーネ。
「ホムラ!!!もう一人の侵入者の所へ行け!!」「相手が剣士なら倒せるのはホムラんしかいないの!!」と頼み、ホムラvs.レディ・フレイヤジン&クリーネvs.キュアーっぽい。
まぁわりと予想してた展開かなーってところですけど、ジンとクリーネの活躍が見れそうで嬉しい。
まだ戦ってない二人だったからね。
最後に六魔倒しという大役果たしてほしい。

エデンズゼロ 銀河六魔将──最後の戦いが始まる!!最終章大反響御礼!!次号は巻頭カラーでお届け!

第279話『スーパージギー』へつづく

タイトル何w
ジギーが本気になるんでしょうか。