DEADROCK第2話『校則第三条』感想 | ルーメン・イストワール

ルーメン・イストワール

真島ヒロ先生を応援しています。
EDENS ZERO/Mashima HERO'S/FAIRY TAIL/RAVE

世界中で話題の魔界学園ダークファンタジー、興奮必至の第2回!!


あらすじ…デッドロック。そこは魔王になるための養成機関。入学のための特別試験に臨んだヤクトは、見事試験を突破し、曲者ぞろいのF組に所属することになった。その初日、担任教師であるマクスウェルがやってくると、ヤクトは彼を殺してしまう。驚くクラスメイトたちの前で、ヤクトはデッドロックの校長である「神」を殺すと宣言して…!?


扉絵

扉絵は、本作の主人公・ヤクト

連載開始予告〜第1話時点だと入学試験時に着用していた黒いコートが象徴的でしたが、今回の扉絵ではデッドロックの制服を着ていて、晴れてこの姿がヤクト本来の正装といった感じでしょうか。

チェック柄のズボンにおそらく赤と黒を基調としたデザイン、上着がマントのようになびいているのもかっこいいですし、好きなコスチューム…!

やっぱり同じ制服って学園モノの醍醐味ですよね〜!

瞳にハイライトがないのも特徴的でどこか真意が掴めないのも今作の主人公・ヤクトの持つ魅力だと思います。

もう既にヤクトに魅力に惹かれつつある!


神の実態

ヤクトが殺すと宣言した「神」。

その「神」について早速言及があります。

まずは、F組クラスメイトの1人である祖:ヤタガラスのチャコの発言。

「神って…この学校の校長で…文字通り神様だぜ!!全世界最強の…」

前者は1話の時点で分かっていましたが、後者は今回分かった新情報。

「文字通り神様」というからには「世界そのものを作ったような存在」として知られているんでしょうか。

それは「全世界最強」と言われるくらい圧倒的な戦闘力を持っていると。

デッドロックがどれだけ危険でぶっ飛んでいるかは1話2話でよく分かりましたし、それを治める存在となるとある程度の強さも求められるんですかね。

やはり基本的には魔界人にとって「神」は、一般的に想像される「森羅万象を司る存在」なのかもしれない。

その認識が果たして正しいかどうかはまだ分かりませんが。

前回ヤクトは「皆さんも"真実"を知れば僕に賛同していただけると信じています」と言っていて、一般的に魔界人に知られていない神の実態を知っているようでした


「神を殺す」と言ったシーンで描かれた神は神とは思えないくらい俗っぽく下劣な存在で、魔界人が一般的に認識している神の情報とは真逆の実態が秘められているんじゃないかと感じています。

ヤクトはチャコの「全世界最強の…」という言葉を遮るように間髪入れず「いいえ 最凶最悪の男です」と否定していて、その姿は全てを破壊する邪悪極まりない姿。

魔界がそもそも一般的な感覚とは相反する善悪感で、魔界人にとって「悪」の感覚がどういうものなのかも分からないですが、ヤクトの主張を絵面ごと素直に受け入れるなら「神と言うより悪魔と呼ぶべき存在」でもあるのでしょうか。

「皆さんも"真実"を知れば僕に賛同していただけると信じています」と言うからには、それは知ると神を殺す事に共感できる正体であるはず。

とすると魔界人にとって望まない存在であり、考えられるなら「魔界を壊している」…?

あのような形相で崩壊した地面、周りの炎は自分には「何かを破壊している」ように見えました。


教師は全員殺す

「だからっててめぇ…!!!初日に担任の教師殺すかよ!!!イカレてんのかよ!!!」とライゼンが反発すると、ここでもヤクトが衝撃発言。

「どのみちこの学校の教師は全員殺します みなさんに僕の本気を知ってほしかった」

マクスウェル殺しが例外じゃなく、教師は全員殺すつもり。

やろうとしてる事えげつないな…。

神だけじゃなく、教師まで皆殺しにしようとしているのは「デッドロック関係者もまた神に与する者だから」なんでしょうか。

とすると、魔界人が魔王になるこの「魔王養成機関」というシステムに神の実態が関わっているんですかね。

デッドロックがある事で神が利益を得ているかのような。

その利益は魔界人の損失に繋がっている。

そう考えるとこの物語の暫定長期目標は「教師を全員殺す事」になるんでしょうか。

EDENSZEROでいう桜宇宙編なら魔王四煌星集め、外宇宙編なら遺物探しのような、最終的なゴール(神殺し/マザー到達)に辿り着くまでの必要なステップ。

DEADROCKは学園モノらしく受ける授業がメインの題材になると思いますけど、それもヤクトにとっては「教師を殺す為のイベント」になるんですかね。

まるでそのステージのボスかのように教師と対峙する。

教師もたまったもんじゃないですが、この学校の校則からして「そこはお互い様」でもあるんでしょう。

「全員を殺す」なんてとてもじゃないけど、真島作品の主人公の口からは聞いた事ない発言で驚きました。

そこまでするんだって壮大さがヤクトの目的に真実味を帯びさせています。

「殺す」って要は「登場人物の退場」ですから、それを主人公が目的としているのは、今後どんどんキャラが減っていくのが確定的で、これもとんでもない物語になると確信しました。


何故神を殺すのか

ライゼンに続いて、ヒエンも反発、

「なぜ…だ」と刀を抜刀し「なぜ神を殺したいんだ?」とその刃をヤクトに向けました。

1話読んだ時点で1番気になってた事。

その理由をヤクトは「偽物だからです あの神様は偽物なんです」と返答。

「どーゆー事?」と続けてフレイが聞くと「よく考えたらおかしいでしょ『魔界』を統治してるのが『神』って話」とヤクトが話し始めました。

「そうか?」と言ってる意味がよく分からないハニーに「魔界の統治者といったら普通『魔王』とか『悪魔将軍』とか『地獄皇帝』とか」と説明し話を聞いてたチャコは「た…確かに!!」と納得します。

「魔王」というのは魔界にいるんですけどね。しかしそれは「魔界の統治者」というより「人間界の支配権限を得られる存在」の事だった。

それも「人間の世界」と言うにはあまりに限定的で、広すぎる故にそれぞれ別々の区画を統治しているのだそうです。

自分も連載開始前から感じていた違和感として「何故魔王養成機関なんてものがあるのか?」というのがありました。

養成するという事は、何人も生み出してる事で「魔王」という称号が唯一無二じゃなく、特別感を損なう設定ではありました。

違和感を感じたもののDEADROCKの魔界にも「魔王」はいて「魔界の統治者」とは別の役割を担っている。

そうなるとそれを選ぶ権限が「神」なのは納得していました。

ヤクトは「よく考えたらおかしいでしょ『魔界』を統治してるのが『神』って話」と指摘していましたが、というよりそれは「神が三界をすべているから」だと思っています。

1話モブ生徒の「さすが三界をすべる神だぜー!!!」「ハンパねー!!!」って反応。


要はヤクトの突きつける違和感は「もし神が森羅万象を統べる超越者のような存在ならわざわざ下界に降りてその地に生きる人々に干渉してるのはおかしい」という事なんでしょうか。

この違和感は自分も感じています。

神ってその名称のまま受け入れるにはあまりに俗っぽいというかわざわざ魔界に干渉する意味が分からないんですよね。本当に神ならそんなことするとは思えない。

故にあの神は「偽物」なのでしょうか。

どうやって、一体どういう目的で魔界に君臨しているのか疑問です。


魔界の真の姿

ヤクトが言いたいのは「とにかく神が統治する前この魔界には真の統治者がいたハズです」

「僕は魔界を真の姿に戻したい」というのがヤクトの目的。

「いたハズ」という言い方にミコトは「…ハズって確証は無いのね」と反応し、フレイは「予想だけでこんなバカげた事してんの?」と困惑していましたが、あくまでこれはヤクトの推論のよう。

もし「神が統治する前魔界には真の統治者がいた」という仮説に根拠があるなら、あの時説明していたと思うので、そう考える理由はあるもののヤクトの中でまだ確信に至っていないのかもしれません。

前回「神を殺す」とだけ言って次回に続き、不明だったそうする目的。

それは「魔界を真の姿に戻す」為。

この発言が嘘じゃないなら、ヤクトはその「魔界の真の姿」に特別な思い入れがあるんですかね。

ヤクトがどうしても救いたい、守りたいと考えている何かのような。

まぁもし統治者がかつてのものと成り代わっているとしたら、そこに陰謀の可能性は想像でき、実は魔界人は割りを食って生きているとも考えられます。

そもそも前の統治者がいたはずなのに、一般的にそれが歴史から消えているのは、そこに神にとって不都合な事実が隠されているからでしょうか。

ヤクトの発言が本当なら魔界人が神に利用されてる可能性は大いにあり、それをヤクトは変えたいのかもしれません。

今のところ魔界そのものに特別な思い入れがあるかのような素振りは見せていないので、本当に救いたいと考えているのは魔界に生きる多くの人々というわけではなさそうですが。

一体ヤクトは何を考えどういうつもりで行動しているのか、まだハッキリしません。


各々の反応

ライゼンは変わらず強い反発を貫きますね。これは予想通りの反応。

1話でもマクスウェルを殺した時、驚愕する一同の中で真っ先に声を荒げ「おまえ何やってんの!!?担任の先生に!!!」と問い詰めていて、最初の段階では最も馬が合わない人物っぽかったです。

根本的な性格もありそうですし、何より大胆な行動がライゼンには到底受け入れられるものではなく、何ならおかしい、あり得ないと感じるくらい強い不快感を感じているようでした。

基本は「冗談じゃねぇ!!オレたちを巻き込むんじゃねーよ!!!勝手に神に喧嘩でも売って死んどけよ!!!」というスタンスですが「けどなぁてめぇが神に殺される前にオレがバラバラにしてやんヨ」と敵意も向けています。

2話を読んだ感じ、ライゼンが魔王を目指すのには特別な理由があり、どうしても成し遂げたい目的があるので、その為神を殺そうなんて考えてるヤクトは許容し難いんでしょうか。

言わば自分の目的達成を阻む存在とも言え、もしヤクトの言う事が本当なら自分のやってる事に意味がなくなる、そういった虚無さを否定したくてヤクトに敵意を向けたのもあるのかもしれません。

この人、1話の時点でわざわざヒエンをからかってるような言動を見せて、良くも悪くも喧嘩っ早いトラブルメーカー気質っぽくああ敵意向ける行動も違和感はなかったんですが、2話読むと思いのほか真面目な人柄が印象付いてるんですよね。

魔王目指してるのも利己的な動機じゃなさそうだし、助けられたらヤクトに礼を言おうとした律儀さや基本ツッコミポジションっぽい不遇さ。

『EDENSZERO』でいうとワイズっぽいと思いました。

利己的に生きてるようで根は真面目で純粋な男という印象。

その為、ヤクトに敵意を向けたのも意地悪というよりライゼンの譲れない信念の部分に触れたからじゃないかと感じました

そう考えるとなかなか味わい深いキャラです。

他F組生徒の反応も描かれ、ヒエンもライゼンと同じく「オレも賛同はできん だが止めはしない」と教室を出る。ミコトは「偽物の神?ちょっと面白そうな話ではあるけど…」と興味を示しています。

各々ヤクトに違った感情を向けてるのがキャラが立ってて面白いです。

ヒエンもライゼン同様デッドロックに来た特別な目的がありそうで、ミコトは何かしら目的あるとしてもライゼンやヒエン程強いこだわりはないのかなと感じました。どっちかっていうとこの状況を楽しんでいるのが場合次第で動き方を変えそうです。


マスクウェルの死体はどうするか

さて、1話を読んだ時点で気になっていたのはマクスウェルの死体の扱い

教師が殺されるなんて大問題で一体ヤクトはどういうつもりでこれをしたのか分かりませんでした。

その目的の一つは「みなさんに僕の本気を知ってほしかった」と言っていた通りで、しかしその目的が学園側にバレてはヤクトがマークされ目的達成の障害となりそうでした。

だからマクスウェルの死体をどうするかは重要な問題でもあったんです。

これをどう隠蔽するか、バレずに済ませる事なんてできるのか。

ヤクトにもやはり考えがあったようで「ミコトさん 死体…あやつれますよね?」と声をかけます。

ヤクトは入学試験の時、ミコトの事をハニーから聞いていました。

地面から生み出したゾンビのようなものを使役する力を「死体をあやつっているんだ」と説明受けています。


祖が「骸姫(リッチ)」という悪魔で、ちまたでは「死者操術士(ネクロマンサー)」と呼ばれてるミコト。

「ま…祖が骸姫だしね」とヤクトの問いかけに答え、マクスウェルの死体を軽くひょいと操ります。

「しばらくはこれでごまかせるでしょう」とマクスウェルの首にチャコをのせたのはギャグですが、その後祖が「ゴーレム」と分かり「だったら自室に替えの頭があるかもしれませんね!!ちょっと取ってきます!!」と対応しました。

「ゴーレム」だと「自室に替えの頭があるかもしれない」というのは「中が空洞で脆い存在だからいつでも替えの頭を取り付けられるようストックを準備しているかもしれない」って事なんでしょうか?

そんなアンパンマンみたいな

替えの頭を用意してるなんて本来あり得ない世界観ですが、そこは「魔界ダークファンタジー」ならではですかね。

これまでの真島作品じゃ考えられない常識で、とんでもない事を言ってるけど、1話で浸透した魔界ならではの個性に納得させられる。

自室に替えの頭を用意してる可能性までは思い浮かばなかったですが(というか1話に正体ゴーレムを示す伏線なんてなかったように思うし無理だよ)、マクスウェルの死体は今後ミコトが操るというのは予想してた通りでした。

マクスウェルの死体をどうするかは重要な問題で、死者を操る事ができるミコトがマッチしてたんですよね。

彼女が操り、今後死を隠蔽し続けるのは予想してた展開。


ヘルズキッチン

場面は変わり、早々に教室を抜けて1人でいるライゼン

いる場所は「デッドロック大食堂ヘルズキッチン」

「ヘルズキッチン」とは「地獄の厨房」という意味。

調べてみるとこれは米国ニューヨーク市マンハッタン南西部の地区クリントンの通称を示すようです。

そう呼ばれているのは、かつて犯罪率が高かった事に由来するそう。

名前聞いた時、地獄や悪魔に関連する語彙なのかと思ったんですけど、まさかそんな現実に存在するものを示した言葉とは。

デッドロック内に食堂があるのも学園モノらしくて良いですね〜

見たところ細長い大きな机があり、中央には釜の中から茹で上がってる何かをどんぶりに乗せ落としてるかのような禍々しいオブジェ。

これは「地獄」や「マグマ」のイメージなんでしょうか?

ドクドクと浮き上がってくるものを器に入れ、更に下に流してる光景は何だか不気味。

これは現実にはない魔界特有の非日常です。

ここの厨房でコックが料理してるわけですが、魔界における料理とはここまで熱を使うからあんなような燃えたぎるエネルギーが必要なんですかね。

生徒が料理を食べる部屋の中に大きく存在していて、おそらくこれはヘルズキッチンにおいて必要不可欠なものなのでしょう。

リザードマンやガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのグルートみたいなヤツが制服着て二足歩行で歩いてる奇妙さ、厨房で料理してるコックも悪い顔したタマネギみたいな悪魔でいかにも魔界っぽい…!

1話から魔界に足を踏み入れていはいましたが、前回は入学試験という特別なシチュエーションでしたし、その後の入学式も一瞬しか映らなかったので、まだ「魔界の日常」は体感していませんでした。

人外しかいない世界、狂気と愉快が混ざり合う日常、魔界とはこういうものなんだと直感的に理解させられました。

『FAIRYTAIL』でもギルドでご飯を食べられるし『EDENSZERO』にもエデンズゼロ艦内にエデンズキッチンという食堂があります。

しかしヘルズキッチンはそれらとは一線を画す斬新なデザイン。魔界の景色がお目にかかれて感動です。


ライゼンに絡む生徒

その中でもしゃもしゃと肉を食べるライゼン

「ここの生徒はみんな魔王になる事を夢見て来てんだぜ それをあんなクソガキのイカレ野郎に邪魔されてたまるかってんだ」と怒ってやけ食いしてるようでした。

それを後ろから「ねぇアレ」「今年のF組の奴じゃね?」と噂しているのは通常の入学試験をクリアしてデッドロックに入ってきた他クラスの生徒。

「学が無ェからしょーもねぇ試験で入学してきたっつぅ」「えー?どんな試験だったのぉ?」「蟻退治だったっけ?ぷくく…」「なにソレー↗︎マジウケルんですけどー」と絡んでいきます。

この生徒も見た目が強烈で、男の方はサメ、女の方はタコがモチーフでしょうか?

「海洋生物の悪魔」みたいな種族なんだろうか。

人外らしいデザインで個人的には好みです。ちょうどよく小物ザコ感も際立ってて良い。

この2人、少々気になる事も言っていました。

蟻退治でデッドロックに入学生もいる事実に「この学校もたいした事ねーのかなァ」「私もォ〜なんかダサイと思っててぇ これなら四天王養成学校に行っとけば良かったって感じ?」と話しています。

「四天王養成学校」って何!!!?

魔王養成機関の他に四天王養成学校なんてものがあるの??

魔王を目指してるデッドロック生徒が言うからには、それも魔王を目指す事ができる学校なのだろうか。それとも彼等が目指している目標は魔王に拘りがあるわけじゃなく「四天王」というものでも替えが効くという事かな。

そんなRPGで勇者が最後に倒す敵かのような

魔界はRPGで勇者を阻む存在を目指すような学校がいくつもあるんでしょうか。

「モンスター養成学校」「ドラゴン養成学校」「悪魔養成学校」とか。

詳細は分からないですが、ここで並べて名前を出すからには「四天王養成学校」は「デッドロックのライバル校」なんですかね。

どちらも魔界において名高い名門で、漫画『僕のヒーローアカデミア』における東の雄英、西の士傑みたいな関係性だったりするのかな。


校則第三条

「でもさぁこの学校面白ェ校則あるのよ」と話はデッドロックの校則に移ります。

その校則とは「デッドロック校則第三条『気に入らん奴は殺せ』!!!!」

「つまりさぁここじゃ誰を殺してもお咎め無しィィィ」と言っていて、人の生死を取り締まるルールがないのがデッドロックのようです。

物騒過ぎる校則。

「気に入らん奴は殺せ」ってそんなん自由過ぎるというか無法過ぎるというか。

そんなハチャメチャな校則があるなんて倫理観のぶっ飛んでる魔界らしいです。

ここでは殺人、犯罪何でもありという事か。

「校則」で決まってるところからして、魔界全土に適応されるルールではないと思いますが、ことデッドロックにおいてはそういうルールが敷かれてるのは「そんな残虐な世界でも生き残れる人材こそ魔王に相応しい」という選別の意味もあるんでしょうか。

何にしてもぶっ飛んでいて、この校則を作った神?はイカれてると思います。

DEADROCK1話の扉絵には「生きるか、死ぬか!?ルール無用のダーク学園ファンタジー!」というキャッチコピーが添えられていて、それもこの為だったのだなと理解しました。

デッドロック内は生きるか死ぬかを懸けた殺伐とした世界で、それは本来のルールが全く適応されない無法の地だからでした。

「校則第三条」という事は他にもいくつか校則があるんでしょうね。

他にはどんなぶっ飛んだルールがあるのか興味ある。

「つまりさぁここじゃ誰を殺してもお咎め無しィィィ」と刃を向けたサメ生徒、その次の瞬間にはライゼンの大剣に首を斬られます。

「なら良かった」と「ここじゃ誰を殺してもお咎め無し」というルールを受け入れ、迷いなくモブ生徒を2人まとめて殺しました。

ライゼン、かっこいい!

こんな名前すらないモブ、ライゼンに倒されるだけの役割だろとしか思っていなかったですが、その倒し方も見開き使って大剣振るう大迫力でそれに対して「なら良かった」という一言冷静な呟きに不意に色気を感じました…!

この人、この時点までだとガサツでアホっぽい印象があったんですが、急にクールで闇を感じさせるようなかっこよさ出た。

こういうギャップに弱いです。さっきまで苛立ってた怒りに身を任せるのではなく、あくまで冷静に物事に対処する姿に惚れる。


オーガ料理長

一瞬で2人を殺したライゼン。

その姿は一同の注目を集め、ライゼンの前に1人の男が現れます。

「ウェイウェイホー ウェイウェイホー」という言葉を口癖にズシィンズシィンと大きな足音を立ててこちらに迫ってきた大男。

その人物は「ヘルズキッチン支配人オーガ料理長」

このヘルズキッチンのコックを束ねる存在でしょう。

名前が「オーガ」という事で祖もそのまま「オーガ」なんでしょうか?

オーガ…伝承や神話に登場する人型の怪物。人を喰うとされている。

確かにこの巨大なツノ、白目、ブタのような鼻、口からでた牙はまさに「オーガ」のイメージにピッタリです。

こういう巨大な化け物はよくファンタジー作品で出てくる。

オーガがそのままのイメージで出てきてコックの格好をしているみたいです。

凄く分かりやすいキャラデザになってて、良いですね。

一目でオーガだと分かるし、魔界の食堂の料理長にも相応しい設定。

真島先生らしいコミカルな造形をしていて好みです。

オーガ料理長は「ウェイウェイホー」とだけ言ってライゼンが殺した生徒2人を連れて行き、それをどうするのかと聞くと「食う」と答えます。

オーガは元々人を喰う種族ですので、そこも反映されています。

料理長が客を食べるというチグハグさ

本来あり得ない事が成立してしまう魔界、ぶっ飛んでいますね。

嫌な予感が頭を過り、思わずライゼンが「まさか…生徒の死体食材にしてたりしねぇよなァ」と聞くと「たまにする」と返答。

いやするんかい。

人を喰うだけじゃなく、人を客に食わしてくる食堂嫌だな…。

モブ生徒(ウォーレン似もいるよ)が戦慄してからの嘔吐するリアクションが好きです。

流れるように反応していく漫画の賑やかし要員。


ライゼンの過去

ライゼンにも何やら意味ありげな過去があるようでオーガ料理長の「だってオレが食うから」という発言をキッカケにトラウマが呼び起こされました。

「ライゼン……」と自分の名を呼ぶ声。「姫様ー!!!!」と必死に駆け寄るライゼン。

その前には謎の男が大剣を女性に刺しています。

おそらくこの女性こそライゼンの言う「姫様」

「助けて…」と声をかける姫様は既に不可思議な現象に身を包まれていて、大剣を刺した男が言うには「姫は我が食した この呪いを解けるのは魔王の力のみ」だと告げていました。

この男は一体何者で、姫に何をしたのか。

まず姫に刺している大剣は現在ライゼンが使っているものと同じものです。

偶然そうなったのではなく、あの後姫が刺された剣をわざわざライゼンが使っているのでしょう。

そうしている理由は、あの大剣こそ姫だから…?

1話でライゼンは自分の持っている大剣に向けて「あー!!!オレの大事な"姫様"に汚れがー!!!」と言っており、2話でも生徒を2人斬った後「くそっ!!また姫にヨゴレがついちまった」と言って大剣を拭いているんです。


大剣を姫様扱いしている。

過去にライゼンの現在持っている大剣で姫が刺された事、その大剣を今ライゼンは「姫様」と呼んでいる事、不可思議な状況ですが、それは大剣こそ現在の姫様だと示しているんじゃないでしょうか。

とは言っても大剣に刺された時、姫様は「ライゼン……助けて…」と言葉を発していて、姫がそのまま剣に姿を変えられたとかではないようです。

それなら姫が大剣に刺されたという状況の時点で矛盾するからね。

考えられるのは大剣に姫の一部、例えば魂なんかが憑依してるんじゃないでしょうか。

そうであればライゼンが大剣を姫様扱いして大事にするのも分かる。


ライゼンvs.オーガ料理長

詳細は不明ですが、姫にかけられた「呪い」

それを解けるのは「魔王の力のみ」と謎の男は言います。

一体それがどういう理屈なのか分かりませんが、それが理由で「オレは魔王にならなきゃならねぇんだ」と考えているようです。

その為、最初はヤクトにあれだけ反発したのかもしれません。

魔王になるにはデッドロックが必要で、それを間接的に否定するようなヤクトの思想は受け入れられない。

それがどうしても叶えたい目的だからこそ、ヤクトを強く否定したくなったのでしょう。

特別強い動機があったわけじゃないですが、再度自分の意識を改め士気を高く持つ為か「なぁ?ここの校則じゃ気に入らねぇ奴は殺していいんだろ?それってさぁ先生とかでも殺していいって話?」とオーガ料理長に喧嘩をふっかけます。

改めて読み返すと相手から喧嘩ふっかけてきた2人の生徒に対してさほど強い動機ではなかったのですが、読んでて自然と受け入れられたのは良い意味での軽いノリで見れたからかなと思いました。

基本的には味方キャラが特別な理由もなく戦い出す事なんてないですが、このDEADROCKはデフォルトで物騒な世界観なのと基本的にはポップで軽いテンションな為、あんな校則がある以上「イラついてる」っていうだけで喧嘩ふっかけるのもありだと思った。

何よりそれが比較的単純思考っぽいライゼンだからこそ許容の範囲内でした。

「いいよ できるなら」とオーガ料理長に挑発され「ちょーどイラついてたんだワ」と戦闘勃発のライゼンvs.オーガ料理長

メインキャラでまだ祖の力も分かってないし、これはライゼンの強さ引き立てパートくるぞ…!と思ったら、まさかのオーガ料理長高速の包丁捌きでライゼン惨殺!?

ライゼンの体は無惨にもバラバラに切り刻まれ「え…」と状況を受け入れる間もなく「ウソだろ…オレ…死…」と死亡しました。

まさかのメインキャラ早速退場

こんな序盤でさほど強そうには見えなかった相手に瞬殺されました。

自分も2話目以降の展開をやんわり想像してて、その可能性の一つとしてライゼンがヤクトの神殺しの目的を学園側にちくろうとして口封じに殺されるとか予想してたんですよね。

しかしそれは「んなダセェマネはしねぇよ」と否定されてないかと思ったら、違うキャラに殺される。

本来メインキャラが簡単に死ぬなんてあり得ないと思いますが、これは完全に新しい作品なだけにそういう扱いがこの作品の常識なのかもしれないと思もわされました。


ヤクトvs.オーガ料理長

その場にヤクトが登場。

「デッドロック校則第三条『気に入らない者は殺すべし』」と今回の話のメインである校則を取り上げてきます。

ライゼンが立ち向かったのを見ていたようで「なるほど…先生にも適用されるんですか?」と理解を深めて「『クラスメイトをバラバラにしたあなたが気に入らない』…という口上が成立する訳ですね」と言い「竜骨骼形成」と1話で見せた黒竜の片腕を解放し次はヤクトが喧嘩を吹っかけます。

もう手遅れ的ですが、ヤクトが助けに来てくれた。

思想が違いますが、状況は真っ当に王道ヒーローしてます

仲間の絶体絶命のピンチに颯爽と駆けつけ何食わぬ顔で救ってくれるって英雄度高い。

「竜骨骼形成」の竜化の仕方もかっこいいですねー!

1話でも見せた力だけど、描写の仕方は今回の方が好き!

今回の方がよりスマートで、思わず真似したくなるような魅力がありました。

冷静に淡々と表情には少し残虐性を秘めて力を解放するってかっこいい。

闇の厨二病的ロマンがある。

目を見開いて口をニッとして笑って、迫り来るパンチでオーガ料理長の体を貫通。

技名演出がなかったので違うかもとも思ったんですが、黒竜の力でパンチしてるのは一緒なのでギューゴを倒した「黒竜ノ破拳」ですかね。

1話同様バックにアクノロギアのオーラを感じさせる強力な一撃。

ギューゴも殺してるくらいですから威力の高さは分かっていますが、オーガ料理長は体を貫通するくらいなのでストレートに絶命が頭を過り、1話の時以上に強力に感じました。

突撃しているようなアクノロギアのオーラにオーガ料理長が後ろに吹っ飛ぶ躍動感、アクション描写としても迫力があります。

1話の黒竜ノ破拳もスタイリッシュなかっこよさがあって好きでしたが、今回の黒竜ノ破拳はシンプルに力強さが伝わる描写になっていて良かったです。

オーガ料理長を殺すヤクトの表情は真っ黒ハイライトのない目を見開いて大きく口を開け笑いギザギザとした歯を見せ、より怪物的狂気的さを感じます。真島作品の主人公がして良い顔じゃない。

ヤクトも戦う時は少し野生的な顔を見せていて、そこも魅力の一つだと思いました。


「黒竜…」と呟く謎の女生徒

その騒動を少し離れたところから見ていた黒髪猫耳ガール気になる…!

いかにも重要キャラ感を感じさせる特別なビジュアルで、一体この子は何なのでしょう?

ヤクトの力を見て「黒竜…」と正体を感じ取っていて、何かを知ってそうな予感

まぁ黒竜自体は力を使っている姿を見れば誰でも分かるかもしれませんが、わざわざそのリアクションが描かれている意味、何よりこのキャラデザの気合いの入りようがこの子が重要キャラだと示しています。

黒髪ストレート、猫耳、髪飾り、右目の下にある三角の模様、制服の上からマフラーのようなもの、この子可愛すぎませんか!?

真島作品、可愛い女性キャラ多いですけど、この子は他のどの作品とも被らない、あまり既視感の感じないキャラデザになってて推せます。

DEADROCK、面白いんですが今のところこれ!と特別1番を選べる推しキャラはいなくて、何となくこの子を選んでしまいそうな予感がしています。

天然おっとり系、何やら特別な力を持ってそうな存在感、めちゃくちゃ気になるじゃないですか。

現状、ヤクトとカップリングが生まれる時もこの子との繋がりを推したいです。

どちらも良くも悪くも純粋そうで些細な日常に幸福を感じていたりしたら尊くない?

緑の綺麗な原っぱとかで楽しくお話ししててほしい(魔界にそんな場所はない)。


ボーンランペイジ

ヘルズキッチンでの騒動からおそらく数時間後。

次もデッドロック内の新たなエリア「デッドロック学園寮ボーンランペイジ」というのが出てきました。

「学生寮」とはこれまた学園モノの醍醐味!

子供達だけで生活を共にするのが良いですね〜!

日夜共に過ごしているからこそのトラブルだったり、日々の思い出の共有、生徒達の絆が深まる為に必須の舞台!

元々ヤクト達に家族の存在が見えなくて実家から通うとも思っていませんでしたが(ヤクトに至っては竜祖が絶滅してるから親いない可能性すらある)、期待通り寮制度が出てきてくれて良かったです。

やっぱり学園モノは寮生活しないとね。

「ボーンランペイジ」とは調べると「骨の大暴れ」という意味。

「骨」は分かりやすく建物のモチーフになっている。

「大暴れ」はよく分からないけど、この寮の中で生徒がよく暴れてる事から名付けられたか、それともただ語感の良い言葉が付けられただけか。

ハウルの動く城みたいな歪な造形の家になっていて、その中には生徒が気軽に集まる事ができるロビーのようなものがあるようで良いですね。

ここで話したりボードゲームしたり、クリスマスはパーティーしたりするんだろうなぁ。

朝起きたら何かトラブル発生してて、このロビーがざわざわしていたり。

色々学園モノらしい妄想を広げてしまう。

「学生寮」ってやはり良いですね。

現実では少数派かなと思うからあまり身近ではないけど、その良さはハリーポッターや僕のヒーローアカデミアで体験済みです…!

ぜひ物語内でもこの場を活用してほしい。


蘇るライゼン

ボーンランペイジでは、死んだはずのライゼンが意識を取り戻す。

目覚めるとそこは学園寮のベッドでいつの間にか自分は寝させられていました。

「オレ…死んだハズじゃ…」という体感は当たっておりミコトに「死んだわよ」と状況を説明される。

その上で「ゾンビとして復活したんだって」「私の傀儡としてね」とライゼンが蘇った事が判明しました

なんとミコトの死者操術士の力で蘇生。

そんなのありなの?!

本来死はそのキャラの物語からの退場を意味し二度と出てくる事はないのに、ライゼンは一度死んだ上でミコトの力で蘇りました。

入学試験で見た時、ミコトの操る死者はゾンビのようで本人の意識はなさそうだったんですが、ライゼンは自分の先刻までの記憶を持っていて、意識は連続して維持されている。

まるで死んだことそのものをなかったことにしたかのような前と変わらなさ(笑)

特にミコトからの説明はなく、こらからも基本は問題なくライゼンはライゼンのまま生きられるんですかね。

ここまで完璧な生前の再現。

ちょっとミコトの力だけ便利過ぎる気もしますが、元々ミコトは特別入学試験で最も注目されてるくらい特別な実力者だったので、その前提の説明もここまでの扱いにする為だったんでしょうかと勘繰った見方をしてしまいますw

おそらく今後はミコトが復活してくれるので作中で何度もキャラクターが死ぬのではないでしょうか。

今回のオーガ料理長のように思っていた以上に強敵を相手にして簡単に死ぬ。

それだけデッドロックの物騒さを描けますし、その上でメインキャラが退場しない何とも便利な設定。

「結局死なない」っていうのが今後どう作用していくか未知数な部分はありますが、今のところは大賛成です!

ミコトがいる事でメインキャラが何回も死ねます、何回も生き返れますっていうのが1番イカれてると思った

ゾンビとして蘇っている以上、それは本当に生前と同じ人物と言えるの?と倫理観に疑問も感じ、その悪趣味っぷりが最高でしたこういうブラックジョーク的なノリ好きなんですよね〜


ヤクトとF組

そもそも何で蘇る事ができたかというと、それは「バラバラだった体をヤクトが集めてくれたんだ」とフレイが説明してくれます。

ライゼンがオーガ料理長に体をバラバラに切り刻まれていましたもんね。

そりゃ死体を操るなら、バラバラになった部位全部が必要になる。

それを全部集めるってまぁまぁめんどくさそうな作業でそうまでしてくれたヤクトにライゼンは恩を感じてもおかしくない状況でした。

最初は誰より反発してたけど「その…なんつーか助けてくれたって事かよ…」と感謝の言葉を述べる素振りを見せたライゼン。

仲間を助けたヤクトの行動に「なんだかんだいいトコあるじゃねーか」と好感持ち、同じクラスとしての連帯感が増したF組。

入学初日、一悶着経て僅かに絆が深まり、良い学園生活のスタートを切れたと思ったら「全員巻き込むって言ったハズです 神を殺すまで誰一人逃がしません」という忠告。

別に仲良くしたくてしてるわけじゃない。神を殺す為に利用してるだけと釘を刺すかのような発言。

わざわざそんな事言わなくて言いのに言うのは上がった好感度を下げにきてるようですね。

こういう好感度のバランス感覚、好み。

ヤクトにはどうか読者とF組クラスメイトに媚びないでくれと願うばかりです。

あくまで神殺しという個人的な目的の為にここにいて、クラスメイトに情はない。

良いヤツに見えて別にそうじゃないってスタンスを貫いてほしい。

正義や愛を語らず、あくまで利己的な精神で生きてほしいですね。

現状そうかと思うし、最終的にどうなるか分からないけど、ここがブレるのはここぞという瞬間にとっておいてほしい。

ハニーは「せっかくのいい雰囲気 バカなの?」なんて言っていて、この仲間とか友情とか絆とかいつもの真島作品のテイストチラ見せして良い気分にさせてから酷い残虐な一面を見せて落としてほしいですねー。

そこには媚びないのがこの作品の魅力な気がしてる。

とはいってもクラスメイトの絆が深まったのも確かな達成感があって、不思議な作品だなと思いました。

根本的には普段の真島作品とは真逆の思想なのに話の軸は普段の真島作品らしい王道になってるような。

まるで陰陽図を見てるかのようなアンバランさに魅了されてます。


ヤクトを疑うミコト

「僕は魔界を真の姿に戻したいんです」というヤクトの目的を思い返すミコト

「立派な建前ね…」と心の中で褒め「でも…本当の目的は別にあるんでしょ?ヤクト君…」と何かヤクトの真意に気付いているかのようです。

ミコトの考えを参考にするなら、ヤクトには何か別の目的がある?

神を殺すというのは本当だけど、それはF組を利用する為の聞こえの良い建前?

ヤクトが本当は善なのか悪なのかは自分も1話読んだ段階だと疑っていて、何なら神側が実は良いヤツという可能性もあると考えています。

「神を実は悪いヤツ」として読ませるなら、その神の悪行がハッキリと描くべきで、それがまだ見えていないのはその曖昧さに真実が隠されているように感じているんです。

まだヤクトの口からしか話を聞いておらず、詳細は分かりません。

神に話を聞いたり、神のやってる事をこの目で見ないと確証は得られないと思います。

個人的には最初1話を読んだ時からヤクトの事を完全に信用はできなかったんですが、Twitterで反応を見てると多くの読者がもう結構安心して好きになれてるようで感じ方にギャップがありました。

自分が深読みしてしまってるだけなのかなとも思ったんですが、今回ミコトがヤクトの事を疑ってくれて、ヤクトを完全には信用しない見方もありだと公式に認めてもらえたようです。

うん、ヤクトはやっぱり怪しい。それが善にしろ悪にしろまだ何かを隠しているのは確かな気がします

3話はヤクトを疑うミコトが動き出しそうな予感がしますね。

今回疑い、次回はどんな行動に出るか。

ヤクトの真意を探る為に何らかの行動には出ると思います。

今回のライゼンみたく、ヤクトがミコトを救うのか、ミコトの過去が明かされるのか。次回も読むのが楽しみです。


次回はマクスウェルが鍵?

「先生を殺しても罪にならないんだったらこんなん作る必要性なかったな」と言うフレイ。

これは自分も予想してた通りで、ヤクトがマクスウェルを殺した理由は「いいなりの先生を作る為」でした。

少しニュアンスも違いますが、ヤクトがクラスの主導権を握る為にマクスウェルを殺し、その死体をミコトが操り死を偽装し続けると考えていました。

そうすることでヤクトは裏で動きやすくなり、自分の進みたい方向に舵を取れると思いました。

「いえいえ 僕たちのいいなりの先生が誕生したのは都合がいいです」というヤクトの考えは概ね的を射ていた気がします。

「マクスウェル先生」とミコトの操るマクスウェルに話しかけ「神を殺す為にしっかりと働いてくださいよ」と命令。

マクスウェルはいわばF組で唯一学園内部と繋がる人間なので、利用価値は大きいんでしょうか。

神とコンタクトを取れるかもしれない存在で、何か神の弱みだったり得たい情報を探る為に使えるかもしれない。

「神を殺す為にしっかりと働いてくださいよ」と言ったところで物語は次回に続いて、このマクスウェルを使って何をするかが3話で描かれそう

次回に続く煽り文として「打倒神!ヤクトの次なる一手は!?」とも書かれていて、その「一手」を打つのが話の導入でしょうか。

そもそもヤクトはどうやって神を殺すつもりでいるのか、その計画の一端も知れて暫くの長期目標が示されそうです。

というかまずF組全員の賛同を得る事が必要な気もしますが、そこはおいおいやっていくんでしょうか。

まぁその方が物語的に面白そうですし。