ピーノのEMPでジギーを封じたのもつかの間、じいちゃんが告げる衝撃の"お願い"にシキは…!?
前号までのあらすじ…四季大宇宙の命運懸かる惑星レンダード攻略戦。ついに魔王ジギーが現れ、シキは因縁の決戦へ。その激しい戦闘の最中、ジギーの正体が2万年後の世界で機械となったシキ自身である事が明かされる……。衝撃の真実に困惑し、さらには魔王ジギーの強大な重力の前に対抗する術を無くしたシキ。しかし絶体絶命のその時、ピーノが魔王の前に立ちはだかりEMPを発動する!ジギーを眠らせ、じいちゃんに戻すことに成功はしたが、その瞬間、シキは衝撃の"お願い"を告げられ…!?
扉絵
扉絵は、ダブルピースで笑顔なハーミット!
可愛いーー!
ハーミットはやっぱり笑顔が似合う女の子ですね。
過去が悲惨なだけ、今幸せそうにしてる姿を見れると泣けてきます🥲
二万年後からの旅路
「聞きたい事は山ほどあるだろうが全部に答えている時間はない」と言ってたジギーですが、わりかし聞きたい事の多くを語ってくれた気がしますね。
「何なんだよ 人格って!!!さっきの話じゃ人類を救う為に未来から来たんだろ!!!何であんなふうになっちまったんだ!!!!」とシキが聞くと「……人格…というのは少し違うか…アレはワシを乗っ取ったのじゃ」と事の経緯を語りました。
「ワシには記憶がない…シキであった時の記憶も…2万年後から来たという記憶さえもな…」という話は、133話でも「ワシは記憶を失っていた 気がつけばグランベルでのんきにテーマパークを作っていた…」という発言でも言っていましたね。
何でもジギーはもう一つの人格の事を「アレ」と称し「ワシがシキであった時の記憶も2万年後から来たという事も全て奴から聞いた話」と話していました。
ジギーは、悪の人格の自分から自分の正体やルーツを聞かされた。
二つの人格は一つの肉体に存在してるので基本的に対話というものは不可能だと思いますが、そこはファンタジー漫画でよくある精神世界で話したんでしょうか。
例えば漫画『NARUTO』におけるナルトと九喇嘛、漫画『アンデッドアンラック』におけるアンディとヴィクトルみたいに精神世界でもう一つの力と会話してるイメージ。
現実世界では一瞬の間に精神世界では十分会話できる。
ジギーを乗っ取った存在の正体は分かりませんが、ジギーの中にいる以上そういう事も可能かもしれません。
2万年後の惑星エデンからユニバース0を目指してエデンズゼロを出発させたのも204話の回想の通りで、そこまでは順調に計画が実行されたようでした。
問題はエデンズゼロを発進させた直後。
時空を渡る直前になんとエデンズゼロが時喰みに接触。
黒い靄に包まれる描写を見るに、時喰みの基本的に習性である「時」を喰われたんでしょうね。
本来は星の時を戻す効果を与えるので、時を超えるエーテルである「エーテリオン」を搭載した宇宙船となるとどんな効果を及ぼすのか分からないですが「時間の逆戻り」に相当する何かが起きていそうです。
その結果、二万年前には来たもののユニバース3173からユニバース1に変動していたようですが、ユニバースすら超える力を持つってとんでもない存在だな…。
かなり全ての元凶感ある。
大いなる鐘の音
エデンズゼロが壊れる光景が、当時のジギーにとっては「妙に懐かしかった」という感情も気になりますね。
「懐かしい」という事は、心のどこかでこれと似たような光景に覚えがあるという意味だと思いますが、そんな状況パッとは思い当たらない。
ジギーはかつてシキでしたが、エデンズゼロが大々的に破壊された事など一度もありません。
宇宙船が爆発する光景なら、葵大戦なんかで確認してるけど、ジギーにとって記憶を失ってまで心のどこかで残るような印象的なエピソードとも思えない。
ジギーは人間時代の記憶を失い、そこから2万年前のユニバース1に来たタイミングでも記憶を失い、記憶喪失として認識に二重の壁があるので、そのジギーが「懐かしさ」を覚える光景があるとしたら、ジギー(シキ)にとって特別印象深い出来事だと思うんです。
そこまで強烈に残っていないと、こんな状況で懐かしさなんか感じない。
とすると思い当たるのは、エデンズゼロが破壊される光景というより、かつての故郷であるグランベルの景色に…でしょうか。
この地はジギーが「大いなる鐘の音」という意味で「グランベル」と名付け、それは即ちシキにとって育った故郷となった場所です。
悪ジギーの発言からユニバース3以前のユニバースは全てループしているようなので、ここでもグランベルはかつてジギーがシキとして育った場所と同じものでしょう。
そして、同時にこの地は2万年後でエデンズゼロが作られた惑星エデンなのではないかと考えています。
惑星エデンを宇宙から見た時の姿と惑星グランベルを宇宙から見た時の景色が完全に一致してるんです。
EDENSZEROにおける星のデザインはその地にある建物や土地が簡略化されたものになっています。
だから、どの星もそれぞれ特徴的なデザインになっているので、星のデザインが完全一致するという事はないんです。
どれもその星にしかない個性を発揮している。
そんなコミカルなデフォルメさが作品の魅力の一つなんですが、惑星エデンに関しては惑星グランベルと同じ外観になっていた。
作中にとって最重要な星の二つ。
意味が無いと考える方が難しい気がします。
「エデンズゼロの誕生」と「エデンズゼロの破壊」…もしかしたら全く同じ場所で行われていたのかもしれません。
それならジギーが感覚的に「妙に懐かしく感じた」のも理解できる。
シキを拾った場所だけは言えない
ジギーがグランベルを作り、自分の記憶を取り戻す為にマザーを目指した経緯が判明し、ついに聞くのは全てのルーツであるシキの出自。
マザーを目指してグランベルから出発したところまで話が展開され「その途中でオレを拾ったんだな」と確認するシキですが、ジギーは「………」と無言。
「オレをどこで拾ったんだ」とシキが聞くと、ジギーは「それは…言えぬ…」と答えます。
シキからしたら「何でだよ!!!オレはどこの星の人間なんだ!!!」と問いただすのは当然で、自分も同じ気持ちでしたが、ジギーとしてはやはり「言えぬのじゃ…」だそうです。
本当にそれ以上何もヒントはくれず「時が来れば分かる事 今は言えぬ こればかりは…」と言って、次の話題に切り替えました。
楓大戦編でいくつもの重要真実が明かされ、その度に新たな謎も増えていくような状況になってますが、やっぱり読んでて楽しい真実解明パートは情報を小出しにして長引かせてる印象があります。
言ってしまえば、ジギー=シキという核心の真実が判明した時点で全ての経緯を語ってもおかしくなかったと思いますが、それでもそうしなかったのは話せば長くなるというのもありますし、全て言ってしまうと読者の興味がそこで持続されなくなってしまうというメタ的な漫画作品としての面白さの都合を感じました。
作品の根底にある謎ですし、複雑な話になってるとも真島先生が単行本のあとがきで言ってました。
できれば、この真実解明編は長々やりたいという真島先生の判断は理解できますね〜!
読者としても毎回お腹いっぱいになるぐらい情報のオンパレードなので、今の濃さで満足してる。
ジギー自身「今は言えぬ」とも言っているのでもちろん今は明かせない設定上の都合もあるんだと思いますが、その真実を知らない現状では情報を小出しにして真実解明編を楽しむ時間を伸ばしてる印象を強く感じました。
シキ=ジギー、エデンズゼロは時空を超える船という真実を明かした今になっても伏せるという事はそれだけ最重要な謎である事も想像できます。
一体何が待ち受けているんだろう?
ジギーはジギー
少々気になっていたのは、レンダード編でついにジギー=シキという真実が確定した事で、これからはジギーを「もう一人のシキ」として見るべきなのか、それとも変わらず「ジギー」として見るべきなのか…って部分です。
ジギーの一番のルーツには人間時代のシキにあり、その時の想いが今の行動の原動力となっているとしたら、それは「シキ」という事になる。
ジギーの姿をしていても、キャラクターとしては「シキ」。
これから「ジギー」という存在感が薄れ、完全に「シキ」という存在になっていく予感がしていた。
しかし、そこはジギーが「ワシはおまえではない…元々そうであったとしてもワシという人格はワシじゃ 今でもおまえを孫のように思っておる…」と答えていました。
この返答が聞けて良かったです。
「もう一人のシキ」というキャラクター性ももちろん好きですが、それは最初にあった「ジギー」というキャラクター性が失われるような感覚もあったんですよね。
今回言っていたシキに向ける「家族としての想い」だとか「宇宙を変える使命を託した意義」が違うものに変わってしまった気がした。
他でもない自分自身だったのだから、それを知ったシキとジギーにとってはもうこれまでと同じ気持ちではいられなかったと思う。
しかし、ジギーは「今でもおまえを孫のように思っておる…」と言ってくれた。
「じいちゃん」としてのジギーは消えてなかった。
シキにとってジギーは変わらず大切な家族だった。
改めて大切なものを再確認できたようで、今回の話が挟まれて良かったです。
今後再び悪に戻るのは必然だと思うけど、今とは違う心持ちでジギーを見る事ができそう。
真の敵
そして、気になるのは「ジギーを乗っ取った存在」の正体ですが。
ピーノが「ジギー様を乗っ取った"奴"というのは何者なんですか」と聞くと、ジギーは「本当の敵じゃ…おまえたちが倒すべき真の悪」と答えます。
「そいつは今このレンダードの中にいる」。
正体は分からずじまいでしたが、とんでもない事実が判明しました。
これまで「何か」があって、ジギーが変わってしまって、そんなジギーこそが巨悪だと思っていましたけど、その原因は別にある。
ジギーの外部から悪影響を与えた存在がいる。
一気に物語の構造が変わってきた気がします。
これまでジギーを倒せば全てが解決すると思いっていたけど、そうじゃない。
もっと深いところに真に解決しなきゃいけない問題がある。
それは「本当の敵」「戦うべき真の悪」と言うからには、明確に登場人物の誰かなんですかね。
前回『真の敵』というサブタイトルを見て、もしジギーの裏に黒幕がいるなら誰だろうと考えて、その時は「悪の心」だとか「時間の法則」だとかそういった概念的なイメージでも考えていました。
ジギーを倒して物語を終えないなら、それ以上に壮大なスケールの世界観になると思ったんですよね。
しかし、そういうわけではなくまるで殺人事件の犯人のように誰かが黒幕になっていそう?
ジギーが「そいつは今このレンダードの中にいる」と言ったページで、今レンダードにいる全ての登場人物が映っていました。
ドラマ『あなたの番です』のビジュアルみたいに全員容疑者感があります(最近真島先生がスペースで話題にされてた作品)。
こうやって見ると全員疑わしく見えてくるから凄い。
レベッカであったりアクネラであったりセントファイア・ノックスであったりコナーであったり作中で重要な存在は大きな秘密を抱えていそうな予感がしますし、クラウンなんかも四黒星で唯一まだ不敵な笑みを浮かべているところが演出として効いてきてますね。
クラウンはシスターから「ジギーの本当の目的は何なんだ」と問いただされて不敵に笑っていて「何か隠している」のは確かなようでした。
あれは素直に捉えたら「ジギーの本当の目的を知っているが隠している」ように見えますが、今回の真の敵がレンダードにいる情報を知ってから見ると「ジギーの裏で真の目的を画策しているクラウン」にも見えてきます。
本来倒された敵幹部なんて容疑者一覧から外れるものだと思いますが、ここではあえてクラウンがいる事でミステリとして面白く感じてきました(クラウン黒幕は薄いと思いますが)。
ここでも場を盛り上げる道化っぷりを発揮してますね。
その者の名は…
「誰なんだ そいつは…」とシキが聞き「その者の名は…」と答えようとしたジギーですが、答えた言葉は正しく発音されていなくて言語統制プログラムによって禁じられているようです。
こういう文字をぐちゃぐちゃにして何言ってるか分からない演出ね。
FAIRYTAILでもフロッシュを殺した人物の名は未来ローグの口から言った時は誰か分からないよう演出されていましたが、これも真島先生らしいっちゃ真島先生らしい謎の示し方。
ここは流石にジギー自身言わない都合はないようですが、ここで言わせなかったのはジギーを乗っ取ったもう一つの人格に原因があります。
ジギーを内部からコントロールするなんて、できる人物は限られている。
悪のジギーであれば、もし万が一善のジギーに戻った時に自分にとって不利益な情報が流れないよう行動や言動を制限するプログラムを施していた意図は想像できます。
行動だったり、言動の全ては制限できなさそうですが(自分が動きにくくなるというのもあるかもしれない)、黒幕の正体を言わせないようにするくらいはできたんでしょうか。
吹き出しの中の文字数を見ると4文字くらいっぽいですが、文字が線となって連なってる分、正確な文字数を測るのは難しそうです。
元々文字数を推測できるようなヒントは出さなさそうだし、これも複数の文字が混ざってああいう発音になったというイメージでも解釈できる。
要は、見た感じでは4文字ぐらいに見えるけど、実はあれ以上の文字数を発音しようとしてああなったケースも僅か2文字とかを発音してああなったケースもどちらも考える事ができると思います。
あれはそこまでヒントにならないかなと思う。
これは少し時間を使い過ぎてしまった事も原因のようですが、これは悪ジギー復活フラグでもあるよなぁ〜〜〜。
バトル漫画なのでしっかり戦闘で敵を倒す爽快感は必要不可欠な要素だと思うし、そうなると悪のジギーが気を失ったまま終わるとは思えない。
再び復活するとなると、ジギーの作戦やシキの判断がどういったバランスで描かれるのかが目下の関心ごとです。
その点、今回の「シキに真実を説明する時間を多く取りすぎた」っていうのはこれが茶番にならない要素の一つになりそうだなと思いました。
真実をシキに話せるのは今しかないので。
ジギーの願い
ジギーの言う狙いはこう。
ジギーはエーテルを極限まで下げる→そこに黒天を放ちジギーを破壊する。
「黒天」というと、3年前にシキが修得した魔械流秘奥義。
それはシュラを倒した一撃で攻撃力は折り紙つきです。
それにエーテルを極限まで下げたという状況が噛み合えば破壊できる結果もイメージできる。
いくらジギーでも無防備な状態にすれば破壊できるでしょう。
シキだって決して弱くないのだから、これで破壊できない道理はないと思います。
それを聞いたシキとしては「な…何言ってんだよじいちゃん…本当の敵がいるならじいちゃんは…」と破壊を拒みますが、ジギーが言うには「ワシはすでに奴の一部 今…殺さねば再び奴によって利用されるだけの存在」だそうです。
まぁジギーが完全に体のコントロール権限を奪われ、自分じゃどうにもできないのは描かれてきましたし、これには納得です。
ジギーを破壊する為には、正常な内に攻撃するしかない。
これを逃せば全て手遅れになると言っても過言じゃないでしょう。
「それにワシは一度死んでいる 頼む…」とフォローするジギーですが「楽にしてくれシキ…」という涙は切ないですね…。
ジギーとしては記憶は失っていたし、何故こんな風になってしまったのか到底受け入れる事ができない境遇だと思います。
ジギーとしては自分がウィッチを殺した事も知っているんですかね。
自分が爆弾を起動した事で、ウィッチが仲間を守り戦死しました。
それは体を乗っ取られていたからだけど、それを踏まえても自分が殺したという絶望感は到底拭えないものじゃないでしょうか。
共にマザーを目指して冒険した大切な仲間だったのに、あろうことか自分が殺してしまった。
ジギーの人生で最も悲しい出来事だったのではないかと思います。
今回の「楽にしてくれシキ…」という言葉には内に秘めたジギーの大きな悲しみを感じたな。
「楽にしてくれ」とは「今までが地獄だった」事を意味していて、それって自分が自分じゃない何かに動かされる状況で、挙げ句の果てには大切な仲間まで殺してしまった事じゃないかと思いました。
真の敵の正体が分からない以上何とも言えないですが、このままジギーに何の非もなかったらジギーの人生ってただただ悲しすぎますね…。
ハーミットの気付き
ハーミットは真の敵の正体に気付いていそうな予感。
通信で遠くからジギーの話を聞いていたハーミットは「情報量が多すぎる…ジギーが何者かに乗っ取られていた?それにシキの出生の秘密は話せない…私たち四煌星の記憶を消した事にも関係してる?それにピーノはいつ作ったの?」といつもの推理を発揮します。
レンダードでの戦いが始まってから間接的にジギーの話を聞かされて通信室から推理してる描写の多いハーミット。
すっかり推理担当みたいな印象が固まった気がします。
まぁその真実開示の役割をそこまで担ってないので(というかよく分かってない事が多すぎる)、どれだけ的を射る推理力を持ってるのか分かりませんが。
今回も新たに判明した情報から既存の謎と照らし合わせてハーミットなりの推理を展開しています。
毎度のようにその結論がここで説明される事はないんですが、ハーミットは「!!」と何かに気付き「ま…待って!!ジギーの話が本当なら…一つだけ説明がつかない事がある…!!まさか真の敵って…!!!!」というところまで思考が描写されていました。
それが合っているか間違っているかはともかくハーミットは「真の敵」として思い当たる存在がいた。
そのヒントは「ジギーの話が本当なら一つだけ説明がつかない事」。
何だろう。
読み返して気になった項目でいうと「エーテリオンが時喰みに喰われたらレベッカに戻るのではないか?」って部分と「何故オリジナルのはずだったエデンズゼロが試作品でエデンズワンが完成品?」って部分かなー。
元々時喰みがエーテリオンを喰べるって時点で違和感を感じる現象で(時喰みは星の時しか喰べないので)、そういう事が起きたとして本当に2万年前のユニバース1に移動するのか?ってまだ釈然としてないんですよねー。
そうなった原因もそうなった理屈もまだ不透明。
エーテリオンには「時のエーテル」があるし、時を遡る存在同士がかけ合わさった結果ユニバースが変動するくらいの現象が起きたって一応の理屈はイメージできてるんですが、本当にそれだけなのか?という疑問もあります。
エデンズゼロが試作品でエデンズワンが完成品であるのも当時から気になってる謎。
元々エデンズワンが完成品だとして、試作品に特有の名前なんて付ける意味がないと思うんです。「エデンズワンの試作品」と呼べば良い。
それを「エデンズゼロ」という特別な名を持ち、レンダード編でその正体が「時空を超える船」だと明かされた。
そうなると、さらにエデンズゼロとエデンズワンの関係性がよく分からなくなってきます。
パッと感じる違和感はその二つだけど、何か意味があるのかないのか…。
ゴウエンとヒョウガの死
そこから場面が変わってエルシーサイド。
いきなり薄暗い部屋にいたエルシーは目の前で誰かが倒れている姿を確認します。
続け様にゴウエン、ヒョウガが死亡してる姿が描かれる。
二人は血を流し目を見開いて倒れてるので「死んでる」と思います。
出血量も多く、生気を失ってる事からあまり生きてるとは思えない。
二人は何らかの事件に巻き込まれて死亡したと思います。
先日の真島先生のスペースで今後のEDENSZEROについて「登場人物が死にすぎる」という予告をされていました。
瀬和ヒロ@umki23340そのニュアンスから楓大戦版の『葵の宇宙に散る』『さらに命は消えてゆく』のような回がくるんじゃないかと考えていたんですが、それが今回だったと思います。自分用メモ・今後のEZ #マシマスペース・シキとジギーの決着は悲しい話になりそう・登場人物死にすぎ
2022年09月15日 05:11
楓大戦の時もジャスティスの部下であるクリードが死んだように、今回はエルシーの部下であるゴウエンとヒョウガの死。
まさかのここでゴウエンとヒョウガが退場しました。
二人はフォレスタ編でシキ達がある程度苦戦しながら倒した獣王最強の一番隊を瞬殺したビクトリーと互角に戦う程で、葵宇宙編時点では大きく力の差のある強者という位置付けでした。
流石の銀河六魔将の幹部で大物の余裕が感じられた二人。
そんな二人だから今回描写なく退場してたのは衝撃的でした。
まさかこんな簡単にこの二人が死ぬなんて。
驚きですが、面白い展開。
今回の真の敵が仄めかされた流れに続いていきなり出た死者。
一気に話が闇深くなったようなゾクゾク感があります。
緊張感が強まった。
犯人はエルシー!?
そして奥で倒れていた人物は、ジェシーだったようです。
普段目の隠れている黒髪、近くに落ちていた銃は手の部分は確認できませんでしたが、葵大戦の時ジェシーが持っていたものと同じじゃないかと思います。
コンパクトでシンプルなデザインが共通している。
ジェシーはここで銃を出し、何らかの戦闘があったんでしょうかね。
この時ジェシーが銃口を向けた相手によってジェシーは殺されたんじゃないかと推測します。
気になるのは、銃と同じくらい大きなコマで描かれ強調されていた「破壊されていた何か」。
自分は手につけるバングルのように見えました。
煙が出てるのは大きな攻撃で破壊されたからだと思いますが、その煙も心なしか普通の煙より綺麗なような…?
煙に黒い斑点のようなものが見えます。
これは地面の模様の類ではなく煙のエフェクトの一つであるなら、何か特殊な煙になっている。
ちょっと自分には神々しく見えて「遺物」の一種である可能性が浮かびました。
この遺物がゴウエン・ヒョウガ・ジェシー殺害事件の元凶…?
目の前に立っていたエルシーは何やら怖い形相を浮かべています。
一体この場で何があったのか。
エルシーというとジギー戦で負傷した体を応急処置し、ジャスティスと共にいたところをアクネラに襲われましたが、そこからの描写は描かれていません。
今回の真の敵容疑者描写がリアルタイムの姿だと信じるなら、今現在ジャスティスはアクネラと戦闘中だと思いますが、エルシーはどうしてのか。
自分にはあの後エルシーもアクネラ戦に参加した未来しか想像できないのですが、とするとアクネラとの戦いの中で何か事件が起きたんですかね。
エルシーが自らの手で家族を殺すとは思えないので、もしエルシーが殺したとしてもジギーと同様に何かに支配されて…ってパターンが想像できる。
別にエルシーが殺したと思わせる描写はミスリードで、純粋にアクネラが殺し驚愕してる顔だった可能性も全然あると思います。
転がる骸を前に、鬼気迫る表情のエルシー…。ここで一体何が起きたのか!?
第211話『惨劇』へつづく
サブタイトルからして早速今回ラストの真相編ですかね。
順番的に次はアクネラ戦だと思うのでエルシーに何があったか絶対描かなければいけない事象でしょう。
とすると、今回ラストの謎は長く引っ張れない。
自分はやっぱりアクネラとの因縁を作る上でもゴウエン、ヒョウガ、ジェシーを殺した犯人はアクネラだと考えるかなー。