Gate of Nightmaeres第17話『災禍の足音』感想 | ルーメン・イストワール

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扉絵

今回、扉絵がめっちゃ好きww

最初はサイダー氏何で泣いてるんだ?って思ったら、これ前回の扉絵でオリビアに告白していたからフラれたんでしょうね。

扉絵で話が繋がってる…!

サイダー氏の話を聞いて励ます役割をエスティオが担ってるのが面白いですww

一体どういう心境の顔なんだ…シュール過ぎる…。


災禍の足音

原作ゲームをやってるから知ってた展開ではありますが、それでもサンクの裏切りはインパクトの強いものでした…!

せっかくオリバーが「…私が夢見るこの国の明るい未来の為に必ず…!!」って徳の高い話をしてるのに「もう神星魔石を見つけたから」と言わんばかりに、いきなり話を遮ってオリバーの体を炎で貫く

やりやがった…!

残虐性極まりない行動でサンク許すまじ…!

「ハイざァんねん その夢はぜ〜ったい叶わねえよ」って言い方も単に神星魔石を騙し取る狙いだけじゃなく、わざわざオリバーみたいな真っ当に生きてる人の夢を否定する言い方をする性格の悪さを感じます。

顔もいきなり邪悪になって、やってる事はエグいし、一瞬でサンクを悪役として見る事ができました…!

何か理由があるのかもしれないという善性を信じたい気持ちが僅かでも失われたから凄いです。

「くっくっ…」という不適な笑い方であり「バーカ」と人を馬鹿にしてから「サンクなんて奴いねーよ」と現実を突きつけたり、とにかく人間性の腐りを感じます。

なるべくしてなった悪党だなと。

色んな悪役いるけど、サンク、いや魔天の五・シオン純粋な悪だと思いました。

人の嫌がる事をする事に愉悦を感じる。

好きです、こういうヴィランも。

見開き1ページでオリバーに致命傷を与えた時は「裏切り」の描写として原作以上にインパクトがあったし、やってることやばいと思いました。

その後オリバーが生還するのは分かってるけど、結構瀕死に陥ってもおかしくない攻撃だったんじゃないかなと思った。

体を貫通するってシンプルにやばい。オリバー、無事でいてくれ。


大ピンチ

その後の行動も印象強い。

「くくく…ちゃんと覚えとけよなァ?おまえらを殺す男の名前をよォ」と笑って巨大な炎の玉を作り出し「死ね」と言って放出しました。

あまりにとんでもない攻撃だったので、流石に何とか回避するんじゃないかと思っていたら普通に当たっちゃったよ!

エマも土壇場でメルルを庇ったようで直撃してるし、普通にピンチがピンチのまま進むの緊迫感あるなぁ〜…。

精霊の森編のウロボリア戦ですら、ここまでのダメージは受けなかったんじゃないだろうか。

巨大攻撃(?)だと一瞬アゼル達が凍らされたのはありましたけど、瞬時にアビゲイルが爆風で溶かした事で大事には至らなかったですもん。

巨大攻撃→回避フラグだと感じていたから普通に当たって、そのまま話が進んだのはちょっとびっくりした。

オリバーだけは最初に攻撃された分、巨大炎玉攻撃の対象外にいたんですかね。

メルルが一人残った時、足を掴んでシオンを止めようとしたのがオリバーでした。

ここの少ない人員で敵の野望を止めようと行動してる感じ良いなー。

ちょっと違うかもですが、サバイバルモノとかデスゲームモノみたいな面白さがあります。

少ないメンバーがギリギリのところで動いてる感じが好き…!

シオンの目的としては、メルルと同じ白い星魔石を持っていて、その石で神星魔石の力を吸収するところにあるみたいですねー。

おそらくその力が大いなる野望の成就に繋がってるとかそういう話でしょう。

こういうキーアイテムの奪い合いみたいな構図はゲーム感覚っぽい。

元々ゲームというのもありますし、真島作品らしい設定だよなーとも思います。

神星魔石の力を回収しているムーンガルドの目的が気になるところです。


シオンをぶっ飛ばすアゼル!

ラストは、同じ白い星魔石を持ってるメルルに「その星魔石どこで手に入れた?何でテメーみてえなガキがもってる?」と詰め寄り、首を握り締める胸糞ムーブ。

アゼルやエマだってまだまだ幼い少年少女ですが、最早幼女と言えそうなメルルが苦しめられているとより一層不快感を感じます。

幼女は守るべき存在であって、傷つけるなんてもってのほか…!

シオンはやってはいけない事をやってます。

幼女と犬だけは傷つけてはいけない。

きにくわねぇ〜〜って感情がMAXで、メルルの絶対絶命度合いが頂点に達した瞬間、アゼルがぶん殴ってくれたのもスカッとした!!

何かが駆け寄ってきた一コマが見えたと思ったら、次の瞬間に思いっきりぶん殴り!

気持ち良いーーーー!

最高のカタルシス過ぎる…!

不快感を溜めて溜めて、発散するという、お手本のような痛快さ。

シオンの裏切り方も最高でしたし、その後の戦闘勃発まで今回も漫画が上手くて面白かったです。

アゼルに殴られたコマのシオンの顔はちょっと苦痛に歪めてて気分良かったです。

まさに読んでる側の気持ちをアゼルが行動してくれたような絵面だった。

「仲間を傷つけようとした」ってアゼルにとって1番強い戦う動機になった気がするし、熱い展開

次回のシオン戦楽しみ。