Gate of Nightmares第14話『ノーグ族』感想 | ルーメン・イストワール

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扉絵

扉絵は、旅に出発してるアゼル&エマ&メルル

前回のラスト、メルルの持ってる白い星魔石の光が指し示した先に向かったアゼル達の道中を描いてるんですかね。

今回冒頭が早速ナイトメアとの戦闘から始まってるので、タイミングとして整合性がある。

ゲトメアコミカライズお得意の本編で描き切れなかった部分を扉絵で補完するやつです。

やっぱりこの手法、楽しい!


ベレス平原の冒険

コミカライズのメルルって顔芸が特徴みたいになってるよね(笑)

前回目を覚ましてから、アゼルの威勢の良さにビクッとビビったり、アビゲイルの後ろに隠れた時の顔も、漫画にしても度を超えてるくらいコミカルな顔してるんだよなー。

目を大きくして、まるでドラクエのスライムみたい。

メルルって自己主張の弱い子だから、こうやってキャラのクセの強さ(面白味)を描写する作者さんのセンスがエグい。

本当に何度もゲトメアコミカライズすげぇと思って読んでるけど、何でここまで原作ゲームの話をごく自然に新要素を混ぜつつ面白おかしく描けるんだろう。

最早、作者のマツオカヨシノリ先生のインタビュー記事を読んでみたいくらい(?)

「キャアアアアーー!!!」っていう開幕メルルの顔芸、強烈なインパクトがあって、めちゃくちゃ面白かったです。

紅蓮の咆哮で木のようなナイトメアを倒して「くっそー!!アビゲイルみたいに龍が出ねえ!!」と悔しがってるアゼルの描写も良かったです。

アゼルとアビゲイルというと、炎使いで、原作ゲームでも同じ熱属性

ここ、どちらかというと団長のエスティオがアゼルと同じ属性になりそうな感じがありますが、共通してるのはアビゲイルなんですよねー。

この類似性をゲームの時から気になってた身としては、ここに触れてくれたのが嬉しかった…!

そうなんだよねー。同じ属性で純粋に自分の先にいる存在って、アゼルにとってはアビゲイルなんだよねー。

アゼルとしては、ウロボリア戦で見たアビゲイルの「"炎龍"」が使ってみたいと思ってるのか。

ゲトメアに触れて感じていた事に一つのアンサーが示されたようで、スッキリした。笑


ノーグ族

原作ゲーム同様、コミカライズでも話は「ノーグ族」へ。

エマによると、ノーグ族とは「縄張りに迷い込んだ人間を食べたり儀式の生贄にする恐ろしい一族」だそうです。

そんなに怖い部族だったのか…。

原作ゲームのストーリーは、当時プレイして以降見返してないので、そのまま流用されてる台詞なのかどうかは覚えてないです。

確かに、何考えてるか分からない不気味さみたいなものはあった気がするけど、後に一緒に戦う仲間ではあったからなー。

自分的にはそこまで怖い印象はないです。

ただ、こういう触れ込みは話の導入として良いですね。

精霊の森編の「神隠し」同様、そんな怖いことあんの!?ってドキドキして読める。

物語として今回の冒険のキーパーソンがどんな存在なのかスッと頭に入ってきました。

その話をしていたところ、早速ノーグ族と遭遇。

木の上から様子を見ていたバルサス(コミカライズではまだ名前が出てきていませんが)が、狙いを定めて矢を放ちます。

咄嗟にアゼルがエマとメルルの頭を伏せたから誰にも当たらなかったけど、コッッワ…!!

何の躊躇いもなく、命狙ってくるじゃん!?

単なる矢って炎や風と比べて、特別な力ではないから派手さはないけど、シンプルな刃物が飛んでくるっていうのが怖いんですけど。

バルサスの顔も迷いがないから、怖すぎる。

きっとノーグ族にとっては、余所者は始末するのが普通なんだろうな。これまでもこういう事はあったんだろうな。

ごく当たり前に人を殺すとか、ちょっとカルト的な怖さがあります…!

これが未開の地で独自の文明を築いてるノーグ族。

バルサスは一瞬で撃退したものの、最後は他のノーグ族に囲まれ刃を向けられたエマ達。

新章突入、早速波乱が待ち受けています。

面白くなってきました…!