扉絵
扉絵は、眠るメルルとそれを見守るアビゲイル。
前回発見した不思議な少女。
王宮に連れ帰って目覚めるのを待っているんでしょうね。
こういう本編で描けなかった部分を扉絵で補完するの好き。
サイダーの礼
傷の治療をしてもらい、体が思うように動かせるになったアゼル。
医者に「完治するまでは絶対安静じゃ!」と言われるも、当の本人は「おう!!ありがとう!!」と返し、何も話が分かってなさそうでした😅
王道主人公らしい脳筋っぷりですねw
医者の忠告を聞かずとも大事には至らず、これからも普段通り活動できる事が推測されます。
そんな傷の治療をしてもらったアゼルの元に王宮騎士団のサイダーが現れます。
「行方不明者の中には王立騎士団の者もおった 仲間を救ってくれた事感謝いたす」と礼を言うサイダー。
サイダーといえば、今回の精霊の森での一連の騒動の最初の引き金となった人物でもありますね。
第5話、出来上がったばかりのギルドに現れたサイダーは、事情を説明せず問答無用でアゼル達を捕らえようとしました。
もちろんアゼルが法を破ってナイトウォーカーしていた事が原因なのですが、ちょっと強引なやり方ではありましたね。
誰も悪くないけど、サイダーがアゼル達に暴力的な行いをしたのは事実。
わざわざサイダーがこの場に現れ、一言礼だけ言いに来たのは、そこに対して罪悪感を感じていたからではないでしょうか。
もっとやり方はあったかもしれないし、アゼル達は悪人ではなかった。
悪い事したなって意識があったのかもしれない。
ここでサイダーの悪印象を挽回する作劇が描かれてたの何気に凄い良かったなー。
サイダーって原作ゲームでしっかり実装されてる、ガチャで出てくるキャラですし、サイダーファン( いるのか?)の事を考えると細かいキャラまで扱いが良くて嬉しかった。
多くのキャラを愛してくれる作家は、信頼できる。
記憶喪失の少女
事前の約束通り、正式にナイトウォーカーの資格を受け取ったアゼル。
当初の予定通り、問題は全て解決し、改めて正式にナイトウォーカーとしての道を歩き始めました。
そこで、早速王宮から2人に任務の依頼。
精霊の森編始まった時の一つのくだりとして、最初アゼルは「王宮がどーんとでかい依頼してくれねーかな」なんて言ってましたけど、本当にその通りになりましたね。
今にして思うと一つのフラグ回収みたくなってる。
さて、そんな任務とは。
前回出会った謎の少女・メルルの護衛兼記憶を戻すサポート。
メルルは、名前以外何も覚えていない記憶喪失の少女です。
早速、前回ラストに登場したメルルが物語に絡んできましたね。
原作ゲームでもエマに次いでアゼルの仲間になった主要キャラ。
これから共に冒険する大切な仲間です。
ついにメルルがメンバーに加入したのは、原作ファンとしてはテンション上がりますね!
原作とはちょっと違うコミカライズオリジナルストーリー、こっちだとメルルにどんな出番が待っているんだろう!?
コミカライズ版を見てると、FAIRYTAILの初期ウェンディを彷彿とするような怯えっぷりが強調されていたのが印象的です。
扉をゆっくり開けて入ってくる引っ込み思案っぽさであったり、アゼルに勢いよく指刺された時のビクッとした顔、すぐアビゲイルの後ろに隠れちゃうのもビビりがよく出てて面白かったです。
顔芸というほどではないかもしれないけど、いちいちコミカルな反応を見せていて面白い。
コミカライズ版のメルルも好きです〜!
世界の終わる夢
メルルの真実を紐解く鍵になりそうなものは、名前ともう一つ覚えてる「夢」。
巨大樹で眠っていた時に見た夢だという世界の終わる光景。
「すごい音がしたあと森や大地が消えていく光景…全てが消えてしまった後には何も残らない…そして夢の最後には必ず…誰かがこう囁くんです『この世界は終わろうとしている…』」とメルルは話していました。
このメルルの夢の詳細って原作で既出でしたっけ?
そこまでストーリーを見返してるわけじゃないから、記憶は不確かなんだけど、原作でこの話はなかった気がする。
夢の詳細な光景が分かって興味深かったです。
まずこの「すごい音」というのが、世界が終わる引き金なんですかね。
爆発音、地響き…何かが崩れる大きなきっかけ。
今後待ち受けていると思われる世界の終末、そのヒントがこの説明には隠されていそうです。
森や大地が徐々に消え、最終的に全てが消えるとすると、それは世界レベルでの消滅を意味しているのか。
彷彿としたのは、FAIRYTAILに出てくる「アニマ」。
エドラスの魔力が全てアースランドに流れることで、エクスタリアの浮遊島は崩れ落ちていました。
エドラスというとナツ達の生きるアースランドにとって異世界ですが、ゲトメアでは現実世界・ウェスタリアに対して、ナイトメアの生きる異世界・レムリアスが存在する。
という事は、いつか訪れる世界の消滅は、ウェスタリアとレムリアスの関係が崩れる事を意味する…?
世界レベルでの消滅というと、どうしても異世界的概念を彷彿としてしまいました。
あと気になったのは「この世界は終わろうとしている…」ってメルルじゃなく、他の誰かの言葉だったんかーいって部分です。
つまりキーキャラクターとなる第三の存在がいる。
メルルの視界にいるという事は、おそらく重要な人物でしょうね。
新たな冒険
メルルの記憶を戻す手がかりを探す為にまずは星魔石を調べてみようという話になった一行。
ちょうどその話になったタイミングで、メルルが首からぶら下げていた星魔石が光出しました。
パァッと辺りを照らし、星魔石が放った光はどこかの地点を刺していた。
ズバリ星降りの地!(RAVEネタ)
そこに記憶の手がかりがある!
何かメルルにとって重要な鍵が眠ってるのは間違いないですね。
エマによると光が差す方角は「ベレス平原」だそうです。
向かうのは間違いないですが、アゼルが率先して「冒険の予感だ…!!」と瞳を輝かせてワクワクしてるのが良かったです。
記憶を取り戻す為のミッションだけど、しっかり根底には冒険を楽しむ心がある。
理屈でありつつ、それを感情が引っ張る状況が好き!
これこそ冒険モノの主人公らしいです。
最後に出てきた星魔石が差す光を見る老人、これはノーグ族の村長ですかね?
確かこんな容姿だったはず。
「世界を救う光か…それとも破滅に導く光か…」という意味深な言葉も残しており、何か秘密を知っていそうな気配。
原作ゲームでいう1章を終えて、新章の2章編開幕。次回も楽しみです。