EDENSZERO第89話『ハーミットvs.ファイ』感想 | ルーメン・イストワール

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神の眼の持ち主が語る、ドラッケンの本当の恐ろしさとは…。

前号までのあらすじ

レベッカを狙う悪党・ドラッケンの配下と魔王四煌星が交戦する一方、シキらはマスター・ノアと遭遇していた。レベッカとエデンズゼロの情報をドラッケンに売ったのは自分だと発言するノア。そして、それは「ドラッケンを倒すため」だと言うが…?


■扉絵

扉絵は、EZキャラ徹底解剖File③のハッピー。

これ、ハッピーやピーノもやってくれるんだ…!

何となくレベッカと同一視していたから、やらないものかと思っていたけど、そういえばFAIRYTAILでもハッピーのプロフィールはやっていたね。

考えてみると、やってて当然だったわけか。

ハッピーにおいてはFAIRYTAILにいるキャラクターという事もあって、どうしてもあちらのプロフィールと比較して見てしまうのだけど、違いとしてはEZの方には好きなものが「魚」だけでなく「レベッカ」も追加されている点と嫌いなものには「犬」としか書いてなくて、FTと違ってニコラも苦手っぽい点。

3話でもニコラにすらがくがくと震えて「オイラ…どうしても"犬"は苦手で…」と嘆いていたけど、やっぱりそういう設定だったっぽい。

ピーノのメモ欄で興味深いのはEZ世界における「アンドロイド」の定義が示されているようなポイントかな。

「アンドロイド」というのは本来「高い知性を持つ人間型ロボット」という意味なのだけど、EZの世界ではハッピーなんかも「猫型アンドロイド」と定義されていて現実世界の意味との違いが察せれて前々から気になっていたのだけど、今回その答えが示された気がする…。

それは「人間の言葉が話せる程の高い知性を持つ」事なのかなと。

今回ピーノは「全身機械のアンドロイドになった」説明の前置きに「元々人間の言葉は話せますが」と前提していて、ハッピーはアンドロイドになる前からアンドロイドの特性を満たしているかのような言い方であった。

細かいところではありますが、よりEZ世界への理解が深まって嬉しいです。


■不死者ジョー

ドラッケンの「闇の錬金術師」に加えてもう一つの異名が「不死者(アンデッド)」って…!!

またもやドラッケンの底知れなさが増したよ。

「不死者」というのは、どういう意味で付けられたんでしょうねー。

いや、まるで不死身かのように脅威の生命力を誇っているからなんだと思うけど、如何にしてその状態になったのか。そこが問題。

そもそも「アンデッド」というのは「かつて生命体であったものが既に生命が失われているにも関わらず活動する超自然的な存在の総称」だそうです。

調べてみても、やっぱりゾンビ的なニュアンスでした。

ドラッケンは既に死んでいる存在だったりするんだろうか…?

それこそ自身のエーテルギア「アルケミスト」で肉体が腐敗しないよう保っているんですかねー。

アルケミストはシキを石化しており、人体も能力の干渉範囲内である事は立証済みですから、その可能性は考えられる気がする。それでも死んでいるとなると話変わってくる気もするけど。

対してワイズは「どっかで聞いたような…」と何かを知っているっぽい。

ワイズとドラッケンの共通点と言うと「悪党」というところでしょうか。

50年前は少なからず裏社会に携わっていたワイズはシビルファミリーを通してドラッケンの事を知る機会があった…?

ワイズは時喰みに時を喰われたノーマから生まれた存在であるから、その知識は50年前のものになると思うんだけど、そうなるとドラッケンは50年前から名が通ってた存在という事になるんだろうか。

ドラッケンの容姿的に彼が50歳以上かというラインは微妙なところですね…。ますます「不死者」という異名への説得力が増す。


■通信状況の悪化

ノアはこのタイミングでどこまで有益な情報を開示してくれるんだろうと思っていたら、途中から通信が途切れ途切れになって最終的に切れてしまうというのはベタな興味の引き方ですねー。

ノーマ脱出時のワイズ博士の「自分の信じ…道…ビッビビッ」を思い出した。

FAIRYTAILと違って通信手段を誰しもが持ち得るような世界観だと、こいうのは今後もよくあるEDENSZEROの情報断絶のされ方になりそう。

ノーマ脱出時はスカルフェアリー号が接近した事が影響してああなっていたんじゃないかと思われるけど、今回においてもこれはドラッケンの作為的な電波妨害の臭いがするなぁ…。

ノアがドラッケン撃破の為の有益な情報を流し始めたタイミングになって、唐突に電波妨害が起き始めていた。

これあれでしょうか。サン・ジュエル編でドラッケンが言ってた「紅の眼の別の使い道」だったりするんでしょうか。

サン・ジュエルでエデンズゼロという言葉を発した人物を特定した程高性能な全域盗聴は紅の眼の機能の一つだったら…という話が前提なのだけど。

ドラッケンがあんな風にわざわざ言ってたんだから、少なくとも回収されるであろう伏線であるのは間違いないかと思うのですが。


■ノアからのメッセージ

「奴は」あたりはほとんど何も聞き取れなかったから解読もクソもないけど「29号世界で君は の弱点 見つけてるハズだ」に関しては「29号世界でレベッカはドラッケンの弱点を見つけてるハズ」だと捉えて良いでしょうか。

現状それ以外の可能性を追うには未知すぎるしなぁ…。

ノアがまず結論から教えなかったという事は、ドラッケンの弱点はそれ自体以上にレベッカが29号世界で既に知っているであろう知識が大事という事なんだろうか。

うーん、読み返してみても全然分からないww

ノアがそれを認識できているという事は位置情報がヒントになってくるのかな。

ドラッケンの弱点があるのは、ドラッケンの自室か…?

言ってしまえば読者の我々はいつだってタイムリープする事ができるのだから、知らぬ間に得ていた攻略法を探すというのは読み返すモチベが上がります。

シキ達の方は一先ずラビリア救出を目的にドラッケンのタワーに侵入。

あれだけアクアウィングで大胆に突撃したのだから位置も把握されているだろうし、次回は早速敵襲を受けそうですね…。

ジンあたりが妨害しに来るのかな。

それをシキが食い止めて他のメンバーはラビリア救出を目的に先に進みそう。


■最後の賭け

ノアは前回は「レベッカのタイムリープ最大使用回数までは分かりません」と言っていたのに、今回「次はもうない…これは最後の賭けだ」と呟いていたのは、どういう事!?

ノアの「次」には「・」というルビが振られているから、本来の意味以上の意味が込められているのだとは分かるけど、果たしてそれはどういう意味なのか。

前回も言っていたように「敗北=力を奪われる結末」になるから…なのかな。

今回失敗した先にある「次」とは「ドラッケン主観の2号世界」である。

だからこそこの30号世界は「ドラッケンを倒せる最後の賭け」と言える。

そして「ここでドラッケンを倒せなければノアもブルーガーデンも死ぬ事になる」らしい…。

それはゴッドアイによって未来の位置情報を見た結果、自分自身もブルーガーデンもヒットしなかったところから推測したんだろうか。

それにドラッケンの手が加わっている事もゴッドアイによる観測結果か。

ノアはレベッカという一人の少女を危機にさらしてまでドラッケンを打倒したんだから、ノアの知っている「ドラッケンの本当の恐ろしさ」はもっと大多数の人々を危機にさらす事なんじゃないかと察しはついていたけど、やっぱりドラッケンは桜宇宙を滅亡に追い込むような存在になるのかなぁ。

そう考えると、まるでドラッケンは「かつてこの桜宇宙を支配していた魔王ジギー」の再来みたいだな…。

「ドラッケンの本当の恐ろしさ」にしても「魔王ジギーの桜宇宙の支配」にしても詳細は不明だけど「魔王」という異名がEZキャラの誰よりも似合ってるドラッケンのキャラクター性がこの物語にどんな影響を与えるのか気になる。


■ハーミットvs.ファイ

ファイは自身のエーテルギアの本領発揮!

ラグナ戦でエレメント4のエーテルギアの汎用性は痛感していると言えど、ファイがまるで火の滅竜魔導士かのように全身を炎で覆わせた時はしっかりビビらされました。

エレメント4は四大元素を武器にしてるだけあって、本当にFAIRYTAILの魔法と遜色ないレベルの高次元な能力なんだなと…。

「機械の弱点が熱」というのは新情報。

炎は人間相手だってシンプルに殺傷能力のある概念である気はするけど、機械にとっても特別弱点になるのは体を形作ってる金属を溶かすからだろうか。

なんかターミネーターで熱によって溶けていったシーンが思い出さしました。

今回はそれを理由となってファイのエーテルギアが活かされた展開に繋がりましたが、これは今後もエデンズゼロのアンドロイド組にとっては大きな障害になりそうです。

ラグナ戦の時みたく自分のエーテルギアの属性の広範囲な攻撃をしてきますが、水ではなく「火」である分、シンプルに脅威を強く感じますね…。

水相手であればまだある程度軽視できるけど、火は人間であれば皮膚を焼き機械であれば金属を溶かすので、どうしようもなく致命傷を負う可能性が高く感じます。


■火のエーテルギアの脅威

ハーミットの使っていた技?「仮想デバイス」というのは調べたら「仮想デバイスドライバー」というのがヒットしたんですけど、意味を見てもよく分かりませんでした!!

だから無知な自分としてはこの名称で気になったポイントは「仮想」のところでしょうか。

「仮装」とは言わずもがな「超仮装惑星」であるデジタリスを連想させるワード。

ハーミットはデジタリス編が初登場となったキャラだから、今後もデジタリス編を連想させるような技名は時たまあるのかな。

出身地や関わった存在が技名に繋がってるみたいな仕掛けは読んでて楽しいですね〜!

ファイの攻撃によってドローンのハッキングの接続が切れたのは何でだったんだ?

ハーミットのドローンのハッキングには時間制限があるのか、はたまだ機械の弱点である熱によってシステムの中枢が故障したのか。

前者を深読みしても仕方ないし、普通に後者かな(笑)

で、次の攻防としてはファイがドローンに自分の腕を突っ込み、自分の機関銃にしたという事でしょうか。

これは「火」を力にするファイの専売特許と言えますね。

こんなアイテムの活かし方をできるのは、エレメント4でもファイだけでしょう。


■ミュラー王立研究所でのトラウマ

「機械にも痛みっちゅうのはあるんかいのう 痛かったらちゃんとゆーてみぃやァ」は、やっぱり思わずミュラー王立研究所での日々を想起させられてハーミットが心配になったな…。

ミュラー博士がハーミットを無理やり笑わせようとしていた思考も根底にはファイと同じように「機械にも人間と同じように感情あるのか」を確かめたかったという欲求があったのでしょう。

それは純粋な知的好奇心というよりかは「機械のくせに人間のように立ち振舞っている生理的嫌悪感」からなんじゃないかな。

「機械のくせに人間のフリをしている奴等への気に食わなさ」の憂さ晴らしとしてしていたのが、ハーミットを殴り無理やり笑わせる事。

ファイの「機械にも痛みっちゅうのはあるんかいのう 痛かったらちゃんとゆーてみぃやァ」はまるで再びミュラー博士の言葉を聞いてるかのようで、見てて辛かったです。

ドローンと言えどこき使ったボロボロの機械を投げつけて攻撃するというのも、この世界の機械の扱われ方の酷さを痛感させられたようでウッと思える光景だった。

機械によって機械を破壊するというのは、在りし日のミュラー王立研究所での日々が重なる光景でしたもん。


■エレメント4の専売特許

炎化したファイ、妙な可愛さがあるなwww

「火」の能力者という共通点もあって、100YEARSQUESTで火の玉のようなビジュアルで魂状態になったナツを思い出しました。

ファイはあんな風に自身の姿を変える事もできるのか。

この手の手段はエレメント4全員持ち得てるスタイルなんですかね。

シルフだけは現状思い当たらないけど、ラグナは水辺から出現したし、ダイチも地面から突如出現していた。

これだけ多数が該当者がいると、シルフだって風になる事で通常では通れないエリアの移動も可能にしていそうです。


■フレイムアモ

ハーミットvs.ファイがしっかりキャラクター設定に沿った攻防になっていたのも良かったなー。

自分としても、狙撃手として遠距離から攻撃するファイと、ハッキングによってその位置を特定するハーミットの戦闘を期待していただけに、まさにそのイメージ通りになって嬉しかった。

前回の勢いのままだと近距離戦闘に落ち着きそうだったから、キャラクター設定に従順で安心しました。

「炎の弾丸を体内に撃ち込み爆破させたるけェ」って凄い恐い事言ってるな?!

ただただ「炎の弾丸」を放つだけなら特に気に留めず受け取れますが、それをさらに「体内で爆破させる」って。

「炎の弾丸」程度だったら案外すぐに使えるようになるレベルなんじゃないかと思いますが、それを更に「体内で爆破させる」んだから、流石のエレメント4のエーテルギアの熟練度。

ファイの火のエーテルギアも正式名称が明かされたね。

その名も「フレイムアモ」。

「フレイム」とはシンプルに「火」という意味ですが「アモ」とは「弾薬」という意味で合ってるかな?

そもそも「弾薬」というのは「弾丸とそれを発射する為の火薬の総称」。

なるほど…ファイのエーテルギアは「フレイムアモ」だから「炎の弾丸を体内に撃ち込み爆破させる」事ができるのか。

「炎の狙撃手」であるファイにはぴったりの名称ですね。


■エアリアルムーブ

弾道予測シュミレーター「エアリアルムーブ」SUGEEEEEEE!!

あの土壇場からファイの弾丸を緊急回避できちゃったよ。

多少距離は離れていると言えどファイが弾丸を放ってから「弾道予測シュミレーター」を起動させて避けれているのが凄いです。

そう考えるともしかしたらハーミットはファイにとって一番の天敵だったんじゃないだろうか。

自分の一番の武器である「狙撃」を封じられているのだから。

恐らくハーミット相手には弾道を予測されても避けれない範囲での攻撃、即ち近距離戦闘の方が正解の対処法であった。

そういう感覚もあって「武器庫に入ったのが運の尽きね」は二重の意味に感じたなー。

「武器庫」はハーミットにとって自分の能力が活かせるシチュを作りやすかったのと同時に相手の特技も封じやすかった、完全にファイが詰んでいるような状況進んでいた。

「エアリアルムーブ」の由来に関しては「空中の動き」という意味で合ってるでしょうか。

ある種この身軽な動きは、ウィッチやイヴリィではなく背丈の小さいハーミットだからこそ可能にできた技と言える。

今までハーミットは戦闘描写がなかった事もあって、あれだけアクロバティックなアクションにビックリさせられました。


■プリズンマトリックス

「プリズン」とは「監獄」、「マトリックス」とは意味は調べてみてもよく分からなかったのだけどコンピューター用語の何かでしょうか。

実際ファイは無数の銃に囲まれて逃げ場がなくなっており「プリズン(監獄)」の名に相応しい技名だと思える。

やってる事としては武器庫全体をハッキングしてネットワークに繋がってる機械を支配したという事かな?

「ネットワークにつながってる」というところがネックではありますが、実際ファイの武器庫にある武器は恐らく全てネットワークに繋がっていた事実を考えるとやっぱりEZ世界では強力な能力だと思う。

EZ世界は相当機械に頼られた環境だという事を今回も物語っていました。


■ファイの居場所を突き止めた理由

ファイの居場所を突き止めた理由に関しては、自分のイメージとしては監視カメラなんかをハッキングして位置を割り込むのかと想像していたけど、そうとは違って熱感知やサーモグラフィでの発見。

ファイは「普通の人間より体温が高すぎる」のが、容易に発見できた理由となってる。

ファイは「火のエーテルギア」を使ってる分「普通の人間より体温が高すぎる」というのも納得です。

今回だって全身を炎で覆うような事もしていたんだから、そりゃ体温も高い傾向になるわなw

「狙撃手には絶望的に向いてないわね」という啖呵も聞いててスカッとするなぁ!

ファイには29号世界ではワイズの狙撃+腕の切断、シビルの殺害とヘイトは何気に溜まっていた事をこの瞬間になって気づきました。

戦闘でもそうだったけど、実際に言葉としてファイのアイデンティティである「狙撃手」を否定してくれると爽快感強かったです。

特に「狙撃」というのは、29号世界でワイズを苦しめたものだったからその逆襲のようにも思えて、ワイハミ推しとしては滾らずにはいられない構図でした。

何となくワイズvs.ラグナの時のハーミットの「目からウロコでしょ」って台詞が聞こえてくるかのようだった。


■ガンズハーベスト

ガンズハーベストは、銃版の天輪・循環の剣っぽかったです。

一つ一つは大した威力のある攻撃ではないのだろうけど、あれだけ複数の攻撃源がある事で威力を生んでいる技。

「ガンズ」とはそのまま「銃」の意味で「ハーベスト 」は「収穫」という意味ですねー。

銃はまんまだけど、何で「収穫」…?

プリズンマトリックスを展開した事で「銃を収穫したから」とかそういう意味なんだろうか。

まぁもっと好意的に解釈するなら、前者の「銃」という禍々しい単語に対して「収穫」という優しげな単語がくっついているのはハーミットらしいとも思えますが。

例えばワイズなんかがこの技を使ったとしたら「ガンズ」はともかく「ハーベスト」とはならなかったんじゃないかと思えるから。

視覚的にも迫力のある技ではありますね。

「弾はエーテルコーティングしておいた」らしいから、そこまで高火力ではない事は察せれますが、それにしてもトドメの一撃として使われた技なんだからある程度の威力はあるだろうと捉えれる。

そう考えるとハーミットは、攻撃力はそこまでない代わりに相手によっては攻撃を対処しやすいバランスタイプと言えるのかな。

今回においてはハーミットが任意で「弾をエーテルコーティング」したわけだけど、そもそもハーミットの攻撃は身近にある機械に依存するから今後の戦いで高ダメージは期待できなさそうな予感。

あと、ハーミットのホログラムが裸みたいなシルエットになってるのエロくない???(大声)

そもそもホログラムだから細部までは再現されないとは分かりつつも、胸の谷間が再現されつつ体全体のシルエットが強調されていて、思わず凝視しちゃいましたね…。


■現状は冒険組より四煌星の方が強い?

ウィッチもマリア、セス、ディエゴ3人を相手に無双できる程の実力を持っていたから四煌星の戦闘力には信頼は置いていましたが、あれだけ29号世界では苦戦させられたエレメント4相手に軽やかに勝利を収めていてビックリ。

いや、ハーミットvs. ファイにおいては圧倒したと言って良いんじゃないかな。

無傷ではないですが、ほとんど致命傷を負わず相手をねじ伏せた。

四煌星の実力は正直想像以上でした。

薄々そうかなと思っていたんだけど、やっぱり現状だと四煌星>冒険組のパワーバランスなのかな。

実際ヴァルキリー・ユナはホムラの師匠だったし、最終的にはシキ達が超える事を踏まえると今はまだ四煌星の方が強いというのは良いバランスの取り方だと思う。


■ハーミットの心の在り方

「痛みを知ってるからやさしくできるの それが私の心」も本当に聞けて嬉しい言葉だったなぁ〜!

やっぱりファイの「機械にも痛みっちゅうにはあるんかいのう 痛かったらちゃんとゆーてみぃやァ」は真島先生も狙ってああ言わせていたんだなとちょっと安心できた。

デジタリスでは「機械に"心"があったとしても人間には"心"なんてないじゃない」と嘆いていたハーミットが今では自分の「心」の在り方すら決めれているくらい過去とは決別できているのが分かって嬉しかった。

やっぱりEZの世界にはミュラー博士やファイのようにどこまでいっても「人の心」がない人間がいるというのは変わらない事実だと思う。

でもその上で自分は「痛みを知ってるから他人にやさしくしよう」と「人の心」を大切にしようと思えるようになったんだから、これは自分を狂わせた過去に対してベストアンサーだったと思う。

「痛みを知ってるからやさしくできる」とは今においては、ファイとは反するものだったと言える。

ファイなんかは戦闘中と言えど「機械にも痛みっちゅうのはあるんかいのう 痛かったらちゃんとゆーてみぃやァ」と、アンドロイドの「心」を否定していましたが、ハーミット自身はどれだけ人間に傷つけられようとも今では自分を支えてくれる大切な友達がいるから誰に対しても「やさしく」あろうとする誓いに聞こえた。


一度壊れたからこそ。彼女の心は揺るがない。

第90話『シスターvs.ダイチ』につづく

一先ず四煌星トリオは難なくエレメント4を倒せそうかな!

問題はホムラvs.シルフですね〜〜。

未来からの情報を得てると言えどあれだけ29号世界では苦戦した相手だったから、ここはまだ難易度は高そう。

一先ずはシスターvs.ダイチですが、自分は負けたダイチが拷問される側のフェチズムに目覚めるに一票(笑)