■扉絵
扉絵は、トレジャーハンター・エルザ!!
この姿には思わず本編原作第258話の扉絵を思い出します。
あの時は劇場版第1作目の制作発表巻頭カラー扉絵でエルザはハムナプトラのような(「ハムナプトラ」で合ってるよな?)雰囲気でトレジャーハントしていましたから。
何してもノリノリなエルザが可愛い笑
■モード赩雷竜
ラクサスが魔力を上げた瞬間の風格がカッコイイ…!
というより更にも増してバケモノじみたオーラが増したというか。
ちょっと人間とは思えない程の圧を感じます。
その底上げした魔力を昇華させた状態が「モード赩雷竜」!
この赤黒い雷は、アルバレス編・ワール戦で見せた「雷汞・赩御雷」からの派生ですねー。
あの赤黒い雷は、雷を超えた雷「血の赩」でしたから、ドレアー家系に備わった特殊な雷魔法のようなものなんでしょうか。
ちょうど最近でもレイスの魔法は「血縁者であること」がシンクロ率を上げるパワーアップの大きな要素を担っていると説明がありましたが、FAIRYTAILの世界においては「魔法」というものは《血の繋がり》に特殊な力を秘めているんですかねー。
従来の滅竜魔導士であると「モード○○竜」状態は、自分以外の他の滅竜魔導士の存在がいて初めて成り立つパワーアップでしたが「モード赩雷竜」だけはそれらとは根本から違うものなのかもしれない。
「アルバレスとの戦いで偶然手にした力だがようやく自分のものになった!!!」という口ぶりからして、ラクサスはこの1年の間に《偶然手にした力を自分のものにしようと》努力を重ねていたんですねー。
キッカケは「偶然」であっても、それを「必然」にしたのは本人の努力あってのもの。
奇跡的な覚醒とはまた違う労力を費やしたから得たカッコ良さがあります。
■真・紅桜vs.赩雷竜
ラクサス、はえぇぇぇ…!
ラクサスの従来の戦い方的に、赩雷竜は完全にパワー特化だと思うものじゃないですか。
当然パワー特化でもあるでしょうけど、それに加えあのスピードは反則ゥ…!
エルザ自身はそうは感じていないだろうけど、あの化け物クラスの強さを誇るラクサスがパワーアップしたと思ったら一瞬で眼前にまで迫ってきた時の恐怖は凄まじいよ。
赩雷竜の赤黒い雷は見てるだけで、その威力の絶大さが伝わってくる。
普通のラクサスの雷より、バチバチと刺さるような痛みが走るようなそんな感覚を読んでいて抱いた。
一撃のダメージが半端なさそうなのに、それに加えてすぐ追撃する容赦のなさもなー。
エルザとしては休む暇もないし、それまでの戦いとは違うガチバトルが始まっているんだと分かる。
そんな中で防戦一方にならず「そこだ!!!」とヒットポイントを見極めて反撃に転じれるエルザも流石ですけどね。
流石は、妖精の尻尾最強候補筆頭のS級魔導士同士と言ったところでしょうか。バトルがハイレベルすぎる。
そんなエルザへのフォローすらもろともしない、反撃の蹴りに微動だにしないラクサスは圧倒的。
なんで蹴られた直後にあんなにガンたれれるんだよ!ww
ラクサスは女性にも容赦ないですねぇ…。いや、相手がエルザだからこそ僅かも油断はできないんでしょうが。
■強すぎるラクサス
エルザの方も真・紅桜の破壊力が伝わるには伝わるんですがねー。
ラクサスの筋肉って硬度が凄まじそうだし、あれに斬り込みを入れれる刀はなかなかないんじゃないかと思う。
痛みなんて感じていないのか?あれだけ斬られて派手に血を流しているのに、次の瞬間にはもう相手へ攻撃の機会を伺い始めるラクサスと同じくエルザも本気すぎる…。
もうこの戦いに余興的に楽しむ感覚は全くないんだな…とひしひし伝わってきます。
ラクサスが一方的に強すぎるわー。
エルザだってその時その瞬間に最善策をとって反撃に転じているのに、反撃が成功した次の瞬間には更に二倍になって攻撃が返ってきてるかのような。
拳を下に振り下ろしエルザを地に叩きつけるシーンなんかのラクサスの余裕そうな表情よ。
どこまで我々に絶望感を与えたら気が済むんだろう。
「強い…!!!これほどかラクサス!!!」というエルザの心の声には強く感情移入できます。
■えぐいのう…
エルザvs.ラクサス一貫して、エルザ勝ってくれ!という希望感とその後に降りかかるラクサスどうやって倒すんだ…っていう絶望感の塩梅が絶妙だから白熱する。
割合としてはラクサスに対する絶望感の方が勝るから、物語に入り込めるんですよねー。
エルザが圧倒し出したら、勝ちの流れきたなと嬉しく思いつつも安堵してじっと見つめていた画面から気持ちがちょっと離れるような感覚になるから笑
あのトドメを刺されそうな至近距離から攻撃を避けれるエルザのアクロバティックさも凄い。
ちょっと自分の中でああ避けれた理屈を見出せないから、シンプルにエルザの瞬発力と身体能力の高さかな。
ラクサスの赩雷竜の凄いのは、地面を通して雷を追尾させる事のできる特性でしょうか。
多分、通常状態ではあんな芸当はできていなかったはず。
攻撃範囲の自由度が増すのは、シンプルに厄介ですねー…。
側からバトルを見守るキリアの視点は切実すぎるww
この物語の主役は妖精の尻尾であるから、強力な魔導士が集中するのは必然性がありますが、そんなメタ視点を持ち合わせていない作中登場人物からしたら、あんな化け物同士が「同じギルド」だと知ったらそりゃ「えぐいのう…」という感想が出るわな。
■氷炎剣
二刀流に切り換えたエルザの姿はあのさらし姿だと魔法乱舞の「双刀流・紅桜」かな?と思った。
まさかのソシャゲからの逆輸入!?という事はなく、その正体はウェンディから直伝された高位付加術を使って武器にした氷炎剣。
それぞれナツの炎とグレイの氷を付加したスタイルになっている。
ラクサス同様ウェンディも更にはエルザも修行は怠っていなかったという事だな。
もしかしたらルーシィ以外は事前に100年クエストに挑戦するという話は聞いていて更なるパワーアップに勤めていたのかもしれない。
なんでルーシィは…って、何となくナツとハッピーがサプライズの為に明かしていなかったという自己解釈は自分としては頷けるんですがw
本編だとアイリーン特有の付加術の概念で、ウェンディも全人格付加に成功してその片鱗を見せていたぐらいでしたが、まさかエルザがいきなり「高位付加術」を習得していたのはゾクゾクさせられた。
炎と氷の二刀流というと、エルザ・ナイトウォーカーの「氷炎の槍」から着想を得たのかなー?
氷炎剣によるラクサスを切り裂いたクロスした衝撃波のエフェクトがカッコイイなー。
意外とここまでハッキリと表示されたエフェクトは真島作品だと珍しい気がする。
派手な戦闘描写に見応えがあって、今回一番好きなシーンでした。
■血の赩こそが赩雷の力
そう言われたらあっさりではあるけど、あそこまで見開きを派手に使って描写したんだからこの一閃でラクサスを倒せたと思ったよね?w
まさか斬られた直後にニカッと笑みを浮かべては、ぬちゃとその身で自分の血を感じて更にパワーアップを果たすなんて規格外すぎる。
それにはエルザですら思わず「ぞわっ」と背筋が凍っていて、ここでやっと読者の感覚のシンクロ率がグッと一致した感覚があった。
それまでのラクサスと戦うエルザは常に物怖じしないメンタル最強すぎたから。
自分の血を手に付けては「この血の赩こそが…赩雷の力」と主張し出したらいよいよもってヤベェ〜。
それまでの絶望的な強さにも十分戦慄させられたけど、攻撃されて血を流しながらこんな言動までしだすと狂気すら感じるというか。
実際、赩雷竜は自分の血がパワーアップアイテムであるようだし、攻撃すればするほど相手はパワーアップしていくなんて、どうやって倒せって言うんだよ…。
■燃えてきたところだ
だかしかし、最後にはエルザからも「燃えてきた」発言きたー!
ナツはもちろんのこと、イグニール、ルーシィ、ラクサス、スティングに次いで単独で「燃えてきた」発言した人物となったかな?
思い出すのはやっぱり大魔闘演舞・ラクサスvs.ジュラです。
白熱する聖十大魔道ジュラとの戦いで「こういう時は何て言うんだっけかな….ナツ 燃えてきたぜ」と自分を奮い立たせていました。
あの時と状況は似ているんじゃないだろうか。
敵は圧倒的脅威、互角というには一歩及ばないレベルの戦力差、一瞬の油断が命取りになる究極の戦い。
ラクサスに敗北をきすルートも全然想定できるけど、ここはエルザに勝ってほしいと今は期待を寄せているかな。
激闘はさらにヒートアップ!!全力のラクサスの前にエルザはどうするーー!?