僕のペット(飼い犬)の弔い方 NHKドキュメント72時間を見て | カズのヨット世界一周航海&人生日記

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2014年3月にスタートしたヨット世界一周航海は出航前にアクシデント続出。果たして、アメリカ・フロリダを出航して日本に帰還できるのか。挫折するのか。1年掛かるのか、2年掛かるのか。

愛犬と富士山登頂成功 愛犬は大型犬のアフガンハウンド(当時2歳)

僕は24歳 (いったい何十年前だろうか~~(笑)) ※富士宮登山道 眼下は富士市と駿河湾。

 

 

下の写真は上の写真の12年後。 既に彼(犬)は老犬(14歳)に成っている。

二人は7歳と3歳の子供達(つまり犬よりずっと後で生まれた。)

 

今日、先ほど、NHKドキュメント72時間で動物霊園をフォーカスしていた。

ペットである動物にも、その飼い主たちは丁重に弔う。

お金をかける。

それは、可愛がった動物たちを愛してきたから・・・

中には人間以上と言うくらいの立派なお墓を立てている人も多くいた。

ペットのお墓に何百万円以上もかけている人達もこの世の中にはいっぱい居るということだ。

そして、しょっちゅうそのお墓にお参りすると言う飼い主も多いらしい。

 

勿論だが、その逆の人も多くいる。動物を虐待する人たち。途中でゴミのように捨ててしまう人たち。

 

僕はこの若い時、写真の愛犬が16歳で死んだときに自宅で3日間一緒に寝て、自分なりに供養し、弔った後

市役所に持ち込んだ。

 

勿論、お骨も無いし、お墓も無い。

在るのは一緒に生きた思い出と、多くの写真たち。

 

今日のドキュメントを見ていて、果たしてあれでよかったのだろうかと…不安になった。

間違っていたとは思わないが、正しかったとも思えない。

 

ペットだけじゃない。この地球と言う自然界の世界には動物が多く共生している。

ペットだから特別ではないはずだ。

自然界の山で生きる動物。クマや鹿、ウサギや野鳥・・・

皆、可愛い動物にも思える。

 

しかし、自然界の動物にはお墓は無い。葬式もしない。

 

それどころか、僕たちはその動物を殺して食している。

 

いったいこの事実はどういうことなのだろうか?

 

動物だけではない。植物だって、命が在り、一緒に共に生きている。

家の中で大事に育てて、癒し癒されながらともに人生を生きている。

 

動植物を大事にすると言うことは、結局、この大自然を大事にしているようにも思える。

勿論、自分のペットだけじゃなく、全ての動植物に対して愛情を掛けながら共存すると言うことだろうかと思う。。。

 

我々人間は、いや人間だけじゃない。すべての生き物は、その他の命を頂くから生きながらえることが出来ている。

 

この生命の不思議に僕は常に人生を通して考えて来たし、感動してきた。

 

田舎育ちの僕は、自然になかで、自然に感謝しつつ、自然を頂きながら共に生きて来た。

 

皆仲間と言う訳である。仲間を大事に出来ないといさかいが起きる。不和になる。バランスが崩れる。

 

さて、この地球における人間は他の動植物とバランスが取れているのだろうか?

他の動植物に感謝しながら共生をしているだろうか?

 

そもそも、ペットと言う習慣はバランスが取れている状態なのだろうか?

 

人と言う一個体の動物が、自分よがりな支配下の下、自分の欲求を満たすために物のごとく従属物に置いているのではないだろうか?

 

考えれば考えるほど、僕は分からなくなる。

 

しかし、最初の写真を見て欲しい。

犬を飼い、犬を愛し、犬とともに16年を生きて来た。

犬は僕たちにいっぱいにことを教えてくれた。

愛情もくれた。癒しもくれた。笑顔もくれた。感動もくれた。

 

自分の子供たちは犬よりずっと年下なのに、毎日、犬をいじめた。

しょっちゅう、おもちゃの如く叩いていた。

 

でも、犬はそんなことはお見通し。その何倍も上のステージから小さな人間の子供を見て、愛情を持って、全てを許した。

叩かれてもいじめられても、決して怒らなかった。

 

彼は全部見抜いているんだ。

 

自分の飼い主の愛情も、その飼い主の子供はまだまだ、成長途上で、出来損ないで、子供だから、大きい目で許してやろうと・・・

 

その彼らも今は大きな大人になっている。いじめたことの間違いを悔いている。

そして、何倍も成長した心を持って、自然や動植物に接するようになっている。

 

素晴らしいことじゃないか。。。

 

この地球上で、人間の立ち位置を、生き方を、考え方を、どこか教えられているように感じます。

 

かず