今週は常任委員会での視察に行ってまいりました。
まず鹿児島市を訪問して適応指導教室について話を伺いまいた。
適応指導教室とは、市町村の教育委員会が、長期欠席をしている不登校の小中学生を
対象に、学籍のある学校とは別に、市町村の公的な施設のどこかに部屋を用意し、
そこで学習の援助をしながら本籍校に復帰できることを目標に運営している教室のことです。
鹿児島市では市内に4箇所の適応指導教室を設置していて、昨年度は102人の
児童生徒が通っていました。同市の特色として学習支援員という方がいて適応指導教室に
通ってこれない児童生徒に対して、保護者からの依頼に応じ、家庭を訪問して、
コミニュケーションを図ることから指導する制度を行っていました。
町田市で設置している適応指導教室は小学生向けにけやき教室がありますが、
中学生向けにはありません。鹿児島市でもそうでしたが、不登校は中学生が多い傾向に
あります。様々な事情で集団生活に適応できなかったり、コミニュケーションをうまく
とれなかったりする子ども達をフォローしていく、しくみは不可欠であると考えます。
ちょっとしたきっかけで適応できることもあるでしょうから、未来ある子どもの可能性を
伸ばしていくのは我々大人であると実感した視察でありました。