町田市議会議員 佐藤かずひこ の軌跡-110524_1204~02.jpg                                          5月24日の朝に陸前高田市に入りました。ある場所を境に想像を絶するような光景が広がっていました。上の写真は津波に襲われた市内の状況であり、たくさんの住宅があったそうです。この地域で何の被害も受けなかった家は恐らく1軒もないと思われ、自然の力の恐ろしさを目の当たりにして言葉も出ませんでした。改めて心より被害に遭われた皆様にお悔やみとお見舞い申し上げます。


その後、避難所になっている中学校に向かいました。約400人の方が体育館で生活をされていらっしゃり、何よりも先が見えないのが一番辛く、いつまでこの生活が続くのか不安だと声が多く聞かれました。仮設住宅の建設も始まりましたが、希望者全員が入居できるのはまだ時間がかかるそうです。もちろん市役所の職員、自衛隊、警察、赤十字の方、そしてボランティアの方も親身になって懸命に頑張っておられました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。


その後、保育園を2園とコミニュティーセンターに救援物資を届け、現況の話を伺い、市役所の仮庁舎で戸羽市長からも話を伺いました。この震災で農業や漁業が壊滅的になって仕事が無くなっているので、是非企業の方々にこの現状を見ていただき、雇用につながってほしいとの思いがあるようです。


私にとっても人生観が大きく変わりました。何より人の絆の大切さ、助け合う心、そして地域のつながり、今まで忘れかけていたことが大きく見直される必要があるそんな実感を強く感じずには入られない1日でした。