2024年 3月 27日撮影 鹿島港にて
台湾の台塑海運公司FORMOSA PLASTICS MARINE COP (FPMC)が
運航する原油/プロダクトタンカー「FPMC P IDEAL」が
鹿島石油原油バース(COP1)から強い沿岸低気圧を待避のため沖だし後の
再入港で入って来ました。まだ沖はかなり時化ています。
FPMCのHPには本船をクルードオイル/プロダクトタンカーと紹介しています。
原油タンカーの分類はアフラマックス型(8〜12万重t)で
プロダクトタンカーではLRⅡ型(8〜16万重t)に属します。
ただ今回は最初に着けていた鹿島石油COP1原油バースでなく
中央水路にある同じ鹿島石油COP2桟橋に向かいます。
「FPMC P IDEAL」
総屯 59,174トン
重量屯 109,994トン
全長 243.8m
船籍 リベリア
主機 MAN-B&W製
出力 11,700KW
竣工年 2012年
IMO 9459709
造船所 佐世保重工業
船主 FPMC IDEAL MARINE COP-台湾
運航管理 EXCUTIVE SHIP MANAGEMENT PTR LTD
「IDEAL」は理想的と訳します。
台湾の会社の日本贔屓は有難い事で本船は佐世保重工製です。
FPMCはVLCC7隻、ばら積み船17隻、その他タンカー22隻、計46隻を運航しています。
スクラバー排ガス洗浄装置を前に後付けしているのは珍しいですね。
COP2桟橋に接岸し、2日間かけて荷揚げ後にシンガポールに向けて出て行きましたが、
恐らくシンガポールで補給してペルシャ湾に向かうと思われます。