ロシアの軍隊格闘術「システマ」を習ってきました

1/12 FBより

お待たせいたしました。
想像以上に色んな人に待たれているシステマ体験レポを
お届けいたします。

システマとは、
「ロシアの武術、軍隊格闘術。近代戦における様々な状況を想定した実戦的格闘術として、近年注目を集めている。」
と書かれています。

歯磨き粉ではありません。

以前からいろいろな方にお話は伺っていて、
北川貴英先生とも何度もニアミスすること2年。
編集者の　阿久津若菜さんの引率で
ようやく体験できました。

昨年末の出版社の忘年会で、
北川先生に
「ちょっ！・・いったーいもうやだ（；ー；）」
と技をかけられる動画があるので、
お会いした方にはお見せ出来ます^^

痛くて凹んでいるだけじゃなくて、
呼吸とともにその痛みにルートができて
カラダの反対側から抜けていくのも映っています。

あまりにも見事に痛みが去っていくので、
北川先生、出産教室にスカウトされていました。
すごく、いいと思います！

朝日カルチャー横浜は、
ホームなのかアウェイなのかよくわからないけれど
私が講座をさせていただく新宿朝カルとは
どことなくでもきっぱりと違うカラー。
中野友加里のスケート教室を気にしつつの
初システマ体験。

まずはスタジオに漂う「ロシア臭」！
アメリカじゃない、ヨーロッパじゃない、
紛れもないロシアの空気感です。
（行ったことはありません）

今回は、痛いのはあまりありませんでした（ほっ）。
そして技をかけたり掛けられたりと言うよりは、
呼吸の力学で動くダンスのような、
インプロのような、
初心者に優しめの内容だったように思います。

だって
「今日はナイフ使いませんでしたね^^」
という恐ロシアな会話が・・・

何をやったかを言葉で説明するのは極めて難しいのですが、
「呼吸で動く」
というヨガなどでもおなじみのフレーズだけれど、
その呼吸の動きへの転化のさせ方が
ヨガなどとは種類が違って、
外からやって来る吸気と
外に吐き出した呼気に
引っ張られるように動く、というイメージが近いのかもしれない。
まだ全然分かっていないですが。

ヨガの呼吸で動くは、
私のイメージでは
呼吸で内側からカラダをアサナに向かって動かしていく感じ。

そしてペアワークで、自分の呼吸を使って
相手を動かしていく時に使う感覚は
セッションをしている時の知覚に近い！

チカラとチカラの力学ではなくて
ボディーワーク的な、フィールドの相互作用を
使っていく感じで、
自分のワークにもすごくフィードバックがありそうな
発見がありそうな気がしましたよ（続けたら）。

全体的に「流体力学」っぽい力の方向性。

相手を崩すのも、「軸を取る」という言葉を聞いたけれど、
その響きから連想する取り方ではなくて、
入ってきたチカラがカラダの中で背骨に沿って渦巻くので
その流れに巻かれちゃう、
フィジカルの軸だけじゃなくて、
やる気もろともその波に乗って消えていってしまうという
不思議な取られ方なんですよね。

やれれても投げられても、負けてる感がない。
思わず笑っちゃって一緒に遊んでるだけです、
っていう気分にさせられると言うか。

謎だ！！謎を確かめたくてまた行かざるを得ない。

今回ご一緒できなかった、
ロルフィング協会会長　Keisuke Okuboさん。
これは体験すべしだと思います。
どうでしょう、晴れ豆あたりでロルフィングとの
クロストークとか。（主催は日貿出版様で）

武術って奥が深い。
甲野善紀先生とコラボさせていただいた時に
何度も伺った言葉、

「我ならざる我」。

エゴ的な自我で動こうとすると、
余計な力みが生まれる。
考えると、動けない。
でも最初だから、考えないと、動けないというジレンマ、
ああ。

技というより、新しい自分のパターンを
獲得していくプロセスだなあ。

ちょっとこれはまた、絶対体験したいです。
（今度も痛くないやつでお願いします。）

私達以外に紅一点だった女性の方に
ロッカールームでシステマに出会ったきっかけを伺ったら、

「特殊部隊に興味があって調べていて^^」

特　殊　部　隊　に　興　味　が　あ　っ　て　

・・この世界にはまだまだ知らない境地があるな（遠い目）。

そうそう、不思議なことに、
クラスが終わる頃、いただいたクッキーを食べたら
いきなり歯に激痛が。
今まで当たらなかったところが当たって痛い。
　