ひゃー、ずいぶん間が空いてしまいましたごめんなさい。
☆バックナンバーは、こちらのカテゴリにまとめています。
前回までで、
「科学の限界」
「世界全体の中での科学の役割」
「科学とそうでないものを中途半端に混ぜるな」
なんていうお話をしてきました。
代替医療や、ヒーリング、ボディーワーク世界には、
「どうやら効く」
「っていうか確実に効いてる」
「症例いっぱいある」
「よそで治らないものがどんどん改善する」
「けど科学的にはまったくあやしい」
ということが、山ほどあります。
ホメオパシー然り、
エネルギーワーク然り、
鍼灸だって、科学的とはいい難いですね、
経絡の存在、測定で確かめられませんから。
以前ね、
三谷幸喜と清水ミチコさんがラジオで
「三谷さん、リフレクソロジーって、信じます?」
と言う会話をしていて、
な、なんと新鮮っ!
と驚いたものです。
私が足を踏み入れている界隈の中では
リフレクソロジーなんてメジャーすぎて逆に肩身が狭そうなほどです(意味不明)。
ビジネスのベースにちゃんと乗って認知されてるし、
街なかに看板出てるし
ザッツメジャー!
表街道まっしぐら!
・・と思っていたのですが
それでも「信じます?」と言うゾーンのものなんですね、普通の人にとって。
確かに「反射区」とか
足裏を押して、全身に効く、とか
医学レベルで言ったら意味不明ですものね。
はい、話逸れましたが。
科学的根拠を求められたら、弱い、
そういうものがいっぱいあります。
私がやっているクラニオセイクラル(頭蓋仙骨療法)だってそうです。
『硬膜の中を、脳脊髄液が流れており、その液は拍動している。』
ここまではふつうに事実です。
ですが、
『その液の拍動を、頭蓋骨の上から触診して感じる』
となったらこりゃふつうのお医者さんには怒られます、ほとんど^^;
そしてね
私もアリゾナの解剖実習で
頭蓋骨の縫合を見て触って確かめた時、
思ったものです。
・・・・これ、うごくかあ・・???
ってね!(激白)
他のクラニオプラクティショナーも言っていました。
・・動かないよねこれ!^^
でもね、
だよねだよねと苦笑いしながら、
こうも思っているのです。
でも私たち、その動きを感じているよね、確かにって。
はい、アヤシイのです。
通常の理解のベースで言うと、アヤシイ、疑わしい世界なのです。
明らかに「現代科学(含む現代医学)」とは
不整合を起こすことがいっぱいある世界です。
オカルト、とバッサリ切り捨てられかねない。
ただし。
科学的でないから、ノー!
と言うのは、逆に「科学的な態度ではない」と思います、私は。
理屈がわからない、
でも確かに何かがある、という経験を有意に確認するならば
(気のせい、とか、たまたま、とか、思い込み、とかの可能性を
慎重に排除してもなおそこに明らかに現象があるならば)
「ここには何か私たちの知らないことが
あるのかもしれない」
と、謙虚になって、事実だけを辿って探求していくことが
真に科学的な態度、なのだと私は思うのです。
事実だけをたどる。
これがめっちゃ重要。
だってそれが「科学」なのです。
事実だけを辿っていくと、
それを科学で「説明」できなくても、
「科学的な手法で評価」することが出来ます。
難しいですよね、
次回ここをちゃんと説明します。
つづくのだ。