産後ロルフィング体験記3-2【ハムサンド・・(今度こそ)】 | ボディーワーカー小笠原和葉オフィシャルブログ

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ココロとカラダに安心を再教育していく『プレゼンス・ブレイクスルー・メソッド』を主宰、また横浜市都筑区、緑と光があふれるボディーワークスペース『BodySanctury(ボディ・サンクチュアリ)』でクラニオをベースとしたオリジナルのボディーワークを施術しています。

中途半端にアップしすぎて、タイトルに書いておきながら
ハムサンド登場せずじまいで終わってもうた。


それにしても孝太郎さんところのお手洗いって、
どんだけ徹底したトイレ掃除をしているのだろう・・・と感心するほど
ありとあらゆるお掃除道具がそろってるんですよね。
でもなぜか、飾ってある小さい大仏が転んでたりして。
そっと直しながら、
「いやいやあえて転がしているのかも、だってこんなに掃除してあるんだもの」
って元に戻してみたりね。


セッションの方は、今回はほとんどの時間が横寝でのワーク。

私はこの姿勢大好きなんだけど、安定して横向きに寝られるには
クッションとかの小道具がけっこうたくさん必要。
足の間にはさんだり、頭の下に置いたり、ウエストの下にはさみこんだり。

この日は、上側になった腕の下に、フットサルのボールくらいの小さいボールを
二つ置いて安定させてました。
最初は力の抜きどころが分からなくって、微妙に力が入っちゃうなあ・・・と
思っていたんだけど、セッションが進むにつれて
少しずついろいろなところの緊張が抜けて、安定して行く。

ただ横たわっているだけでも、無意識に力が入っちゃうところって
沢山あるんだなあ。

だんだんと体が落ち着いて、重みを自然にゆだねられるようになって、
呼吸が深くなって。
ふう・・・。
余分な力よ、さよーならーーーーー。

実はこのセッションの数日前。
果歩ちんのお誕生日前日ですが、夜、暗い部屋に洗濯物を置きに行って
壁におでこを強打してしまい(あほ)、36にしておでこにたんこぶ。

病院に行くほどではないんだけど、前頭骨から上顎骨まで衝撃が響いて、
クラニオをしたら前歯がじりじりと痛くなるし、脳みそもシェイクシェイクされたのを
ボディーワーカーの無駄に繊細な感覚で感じてしまうし^^;

いつもだったらすぐに、クラニオをやってもらうか、鍼に行くところなんだけど
お誕生日に預けて鍼に行くのもなんだし、この日を目指してだましだまし過ごしていました。

そしたら、面白い事に、いろいろなところ・・
例えば頭とは全然関係のなさそうな足の先なんかを
触れている時でも、ふいに
「ぺこ」
っとおでこが出っ張ってきたり、顎がミシミシ言ったり。

つながってる、つながってるよーーー。
おでこを打っただけで、全身がいろいろ負担してバランス調整してくれていたんだなあ。

いやあ、どうもすいません。


やがて全身の一体感が出てきたところで、マッサージベットでのセッションは終了。
最後は座ったり歩いたりしてバランスや感覚の再調整。

座ってみて、坐骨のついている感じを感じたり、
鎖骨と恥骨の間がゆったりと広がっているのを感じたり、
私の状態に合わせていろいろ誘導してもらいながら、しっくり来るポイントを探します。

それから、ゆっくりと上体を倒していく動きをするんだけど、

「じゃあですね、
自分がハムサンドになったような感じで、
このハムを・・・」

ハムサンドって!
このハムって、どのハムよ?!
そんなナチュラルな感じで言うセリフじゃないと思うのだが~、笑。

なんか妙につぼにはまってしまって、笑いをこらえるのに必死・・・。

「はいはい。そうです。
じゃあ僕の手にですね、パンの方から触れてくる感じで・・」

もー、だめ!爆笑。
私の体はどーなってるの、笑。
どこがパンでどこがハムなんですか?って笑わずに聞けますか?
私は聞けませんでした。

私が必死に笑いをおさえながら、誘導されている動きをフォローしようとがんばってるのに
孝太郎さんはいたって冷静で、
「はい。この真ん中がハムで、
こっちの両側がパンで、
こんな感じでハムサンド・・・」
「はい、いいですね。
じゃ今度ハム・・・はい、次、パンの方から・・・」

鎌倉なだけに鎌倉ハムですか。
いかんいかん、まじめにやらなきゃと思えば思うほど笑ってしまうよ~。

そして、ダメ押し。
「そんなにおかしいですか。
じゃ、オレオでもいいです。」

そういうもんだいじゃあないんだ!笑

正直笑いすぎてナニガナンダカよく分かりませんでした。
はー、息止まるかと思ったよー。

最後に、簡単なセルフメンテの方法をいくつか教えていただいて終了。

学習して、今回はMBTは履いてきませんでしたよ。
お気に入りのナイキフリーは、夏は暑くて履けないので普通のサンダルで。


セッションを終わって立ってみたら、
なんだかね、
「足が近くなった」
っていう感じがしたんですよ。

きっとそれが「上半身と下半身のつながり」が出来た、
「体がつながった」っていう感覚なのだろうと思うんだけど、
つながった、っていうよりも
「近く感じられるようになった」
っていう体感はすごく面白いなあ。

やっぱり意識って上の方に集まりやすいと思うんだけど、
頭の方の感覚はふつうにあって、
でも腰のあたりの感じ方が薄くなってたような気がする。
出産の後。
脚は、その感覚の薄いエリアの「向こう側」に感じていたのが、
そのあたりの感覚がよみがえったので、近く感じられるようになった、
ってことのように思う。


最後に世間話をしていて、
「やっぱりボディーワーカーは、ボディーワーカー同士の結婚じゃないと
うまく行かない気がします」
という恐ろしく身も蓋もない話を聞き、
ちょっと分かるかも・・・でもそんなのは嫌だからがんばる!(何を・・)
と思いながら帰宅。


その後チョコチョコとヨガをやっているんだけど、
足首の曲がり方がすごく滑らかになった。
特に足先をこっちに引き付ける動きの時、アキレス腱の張り方がやさしく(?)なった。
表現が難しいんだけど、かかとの骨についている部分がやわらかくなった。

ヨガを再開してみたら、ウジャイ呼吸が
実は産後のエクササイズにすごくよさげなのに今さら気付いてしまいました。
今さら感もはなはだしいのですが、遅くはないと信じる。

お腹引っ込める、っていうより、胸郭の引き上げとか
心臓の周りにスペースがある感じとか、重心が上がる感じが役立ちそう。


そしてついに!
とーっきどきだけど、
「あ!妊婦以前、確かにこんな風に歩いていた!」
という懐かしい感覚がよみがえる事が。

くーっ、もう一息だ。


それにしても、もっといろんな事があったセッションだったと思うのだが、
全てがハムサンドの強烈な印象によって上書きされてしまった。