にんにんフィギュア | ボディーワーカー小笠原和葉オフィシャルブログ

ボディーワーカー小笠原和葉オフィシャルブログ

ココロとカラダに安心を再教育していく『プレゼンス・ブレイクスルー・メソッド』を主宰、また横浜市都筑区、緑と光があふれるボディーワークスペース『BodySanctury(ボディ・サンクチュアリ)』でクラニオをベースとしたオリジナルのボディーワークを施術しています。

武田信玄も、えげつないあだの打ち方をするのう・・・。
織田君、自分を責める必要はないよ。いい演技だった!

結局4回転をクリーンに降りて、4回転と認定されるジャンプを跳べたのは
プルと小塚君だけ???

決して成功率は高くなかったのに、初めてのオリンピック本番FSでいきなり
4回転を降りてしまうあなたはすごい!!!
4回転を降りた時点から、私は泣いておりました(;ー;)
いつ見ても気持ちのいいクリーンなスケーティング。
にじみ出る品の良さ。
氷に吸いつくようなスケーティング。
動きはいつもより硬かったと思うけれど、あの質の高いスケーティングは
しっかりカナダの観客にアピールしていましたよね。
3Aの転倒は残念だったけど、4年後が本当に楽しみ。

わざわざオリンピックを見に来てるわけだから、そりゃそうでしょうと
思われるかもしれないけれど、本当にカナダのお客さんって
良く見ているなあと思う。スケートをよく知ってるなあと。
高橋大輔のストレートラインステップなんて、「まってましたっ!」っていう
拍手で始めることが出来たものねえ。
カナダの放送局が中継する大会って、カメラワークがすごくいい。
文化と歴史ですかな。

ライザチェクの金は、ほんっとうにうれしい。
青島さんにはきっといろいろ言われてしまうと思うけど(^^);、
私は彼のように、胸が開いて手足が伸びきっていて
体のラインがきれいで、クリーンなスケートをするああいうアメリカ系の選手が
好きなのです。
ボイタノとか(古っ)、エルドリッジとか、ジェフリー・バトル(カナダ)とか。

烏天狗(笑)とか、何を滑っても同じに見えるとか、曲の同調性がなんとかとか
いろいろ言われることもあるみたいだけど、誰が何と言おうと
あの胸のすくような演技が私は大好き。
もうジュニアの時からずっと好き!!
あんなに濃い顔になるとは予想外だったが・・。
そして、いちにのさんすうのタップに時々見えてしまうが。
おめでとうライザチェク!ほんとうにうれしい!!!
ショート終わった時点で泣いてたから心配してたよお。

4回転を飛ばないチャンピオンでも別にいいと思います。
フィギュアは、その人らしさ、を持って全うする選手が輝いて見える。

つくづく思うのは、オリンピックフィギュア男子というのは
もうほとんど100%メンタルなんだなということです。

あのジュベールはどうしたことか…泣。
彼は、私にとっての歴代最高スケーター、アレクセイ・ヤグディンのことを
大好きなのです。
どの演技を見ても、ああ本当にヤグディンが好きなのね、とほのぼのした気持ちに
させてくれます。
だのに~、な~ぜ~。
私は悲しい。
しかし彼は、ここぞという時にいつもああいう青ざめた顔をしている気がする。

オリンピック(フィギュア男子)で勝てるのは、
きょーーーーーーーじんなメンタルを持っているか、
普通にやったら勝つよね、というほどの抜きん出た技術を持っているか、
なんだなあ。

(一方女子は、天真爛漫で重圧フリーな人が勝つ気がします。
メンタリティで勝ち抜いてきた人って・・・誰だろう?カタリナ・ビット?
スルツカヤも、クワンも、コーエンも、勝てなかった。)

そして高橋クンおめでとう~☆☆☆☆☆
本人が満足してうれしそうに演技を終えてくれたことが一番うれしい。
迷わず4回転に挑戦して、転倒したけど、立ち上がる時の顔がすでに
「チャレンジした」ことへの満足感が見えていて。
演技全体の印象は全選手で一番よかった。
緊張からかたくなる選手が多い中で、一番体が動いていたし、
楽しんでいる様子が伝わってきたし、持ち味を思う存分見せてくれた。

ライザチェクでさえ、緊張からかいつもより小さい演技だったと思うけど、
高橋君は、動きも表情も柔らかくって、滑る喜びが伝わってきました。
私たちの胸を打つのは、こういうところなんですよね。

素晴らしい演技でした。感動した。
やー、ほんとうに日本人男子が表彰台に立つ日が来るなんて・・・涙。
これまでの努力に、心から敬意を表したいと思います。
本当におめでとう!

ジョニー・ウィアー選手も、いい滑りでしたね。
TVの解説も新聞も、「独特の・・・」以上言いようのない、
素晴らしい女の子っぷり♪
わたしはわたしだ、ってすばらしいことだよ。
でもあそこまで持って行った精神力はやっぱり凄かったんだなあ。
個人的にはトリノのエキシビションのマイウェイの素晴らしさが忘れられません。
探しに行くと、YouTube地獄にはまるに決まっているので、各自検索して見てください!


で、最終滑走を引くんだよなこの人は。プルシェンコ。
彼はアマチュアの競技会で戦って勝つ、っていうつもりではなかったのですね、多分。
顔見せ興行とでも言うのでしょうか。
盛り上がったのでよしとする。

4年前のSPのサーキュラーステップはすごかったなあ。
あの輝きを期待するのは間違っていたのでしょうが、腰の動きがずいぶん
硬くなって全体的にもったりとした印象だったし、
上半身のアクションで強引に盛り上げるものの、足元を見てみると
実は何もしていないパートが多い。
カナダのお客さんはこの辺見抜いていて、イマイチ盛り上げ切れなかったのが
意外そうな顔をしていましたが、この4年でフィギュアは進化したのです。
オーラでGOEは出ません!


そんなこんなで、本当に素晴らしい大会でした。
満喫!
織田君の気の毒さが、胸に深く突き刺さるものの、きっと次に
つなげてくれると信じて。
4年後、キスアンドクライで歓喜の号泣を見せてください。



しかあーーーし!!
まぶしい光が苦手だっていうのに、集中して4時間以上TVを見続けてしまった馬鹿な私です。

あの真っ白いまぶしいリンクと、きらきらした衣装でくるくる回る選手の動きが
妊婦の視神経を直撃~。
うめきながらMBTで散歩に出て何とか回復。

そしてこれから夜のダイジェスト番組をはしごして、元の黙阿弥という展開が見えます。