みなさんおはようございます菊澤多門です。
ご存知の通り、吉田松陰先生は
30歳という若さで刑死するまでに
久坂玄瑞、伊藤博文、高杉晋作、山縣有朋
をはじめ92名の志士を育成したのですが
その期間はというと
たった2年半なのだそうです。
何という偉業でしょう。
たった5年の闘いが今なお語られる
楠木正成公と印象が重なります。
楠木正成公
その志士たちのおかげで私たちは
並ならぬ恩恵を受けているわけですが
「なんだかよくわからない」という方々や、
そもそも「興味がない」という方々も
おられるだろうと思います。
今日はそんな方々にこそ
聞いていただきたいお話です。
正しい歴史を知ることは
「先人と祖国に対する感謝や誇り」
ひいては「日本人としての誇り」
の根拠を持つことになるのです。
下関戦争で
当時、世界最強だったイギリスと
フランス、オランダ、アメリカが
タッグを組んで
「山口県」と戦争をしたのをご存知の方は
現代では少ないのかもしれません。
結果として、
もちろん山口県は敗北しましたが
それでも死傷者は
敵の方が多かったようですから
山口県の力がどれほど強大であったかを
うかがい知れる出来事です。
竹田先生によると
下関戦争での敗北によって
連合国軍は山口県の彦島を
取り上げる予定だったけれど
交渉に当たった高杉晋作は
古事記と日本書紀を基に
「日本の土地は我々のものではなく
神々のものであるから
神々のものを誰かが誰かに
あげるなんてことは出来ないのだ」
という主旨の熱弁を振るったといいます。
そしてその熱弁によって、
白人の強い国、4ヶ国をも相手に戦って
敗戦しているにもかかわらず
領土を取り上げられずに済む
という奇跡的な結果になったのだそうです。
高杉晋作が存在せず
1864年から日本の領土が
白人たちのものになってしまっていたなら
もちろん今の日本は無かったことでしょう。
これは沢山なさった話のごく一部ですが
この時、竹田先生の講演に参加していた
杉田水脈先生はツイッター上で
この時、この場所で気付きを得た人も
多くおられたことでしょう。
学ぶことが嫌いな人も多いとは思いますが
伝統や歴史や文化の学びを楽しみ、
保守思想を持つに至る人は
どんどん増えています。
この様なセミナーや講演会で
日本人としての勉強をし、
本当のことを知れば、
それだけで「日本人の心」を
取り戻すことができる人もいるのです。
日本国民の大多数が「日本人の心」を
取り戻せたなら
日本も本来の姿に返り咲くことでしょう。
西村眞悟先生は
このようにおっしゃいました。
「日本人が日本人であるかぎり、
楠木正成は何度でも出てくるんだ」
帰りの新幹線でも
私の心はずっと震えていました。