吉永みち子氏の非論理的な説教 | 西陣に住んでます

吉永みち子氏の非論理的な説教

西陣に住んでます-サタデーずばっと



テレビの情報番組、特にTBSテレビ朝日制作のワイドショーでは、
常時不機嫌でヒステリックな司会者コメンテイターがスクラムを組んで
政治家(主に自民党)、公務員(特に高級官僚)、大企業(特にゼネコン)、
大国(主にアメリカ合衆国)、大都市(主に東京都)など強い印象があるものに

庶民の生活を脅かす「悪者」レッテル(label)を貼っては、
徹底的に攻撃するという行動パターンがあります。


これは、テレビ局が「水戸黄門」のような勧善懲悪の構図を創り出して
「悪者」を完膚なきままに叩きのめすことで
視聴者が社会に対してもつフラストレイションのはけ口を提供し、
その結果として視聴者の共感を呼び視聴率を稼ぐという
一つのビジネスモデルであると私は思います。


そして、この収益構造に組み入れられて大きな利益を得ているのが
高額ギャラの司会者コメンテイターです。
このビジネスモデルがかなり成功していることは、
そのような司会者やコメンテーターが世の中に蔓延っていることからも
明らかであると思います。


このうち、水戸黄門役を演じるメインのコメンテイターは、
まるで自分こそが高い倫理を有する哲学者であるかのような態度で、
番組制作者の意図を汲んでここぞというところで大見得を切るように
説教臭いヒステリックなコメントを「創られた悪者」にぶつけます。
そして、そのコメントが説教臭ければ説教臭いほど(笑)
その主張に番組共演者(司会者やサブのコメンテイター)が同調し、
最後にその一部始終を観ている視聴者が
バンドワゴン効果(bandwagon)でその主張を受け入れてしまうという
極めて危険なメカニズムが垣間見られます。
ちなみに、このことが一種のイジメの構造に類似していることを
以前指摘しました。→[記事1] [記事2]


こうした高額ギャラの司会者とコメンテイターが隆盛する一方、
迷惑しているのが、多大な社会的ダメージを受ける「創られた悪者」で
過度に委縮させられて自由度が低い活動に終始することを余儀なくされます。
また、被害は「悪者」だけにとどまらず、
司会者とコメンテイターの不機嫌な発言によって
世の中は暗くネガティヴになり、絶望感が広がります。
さらには、司会者やコメンテイターが論理矛盾に対峙した時に用いる
詭弁誤謬があたかも正論であるかのように世間に広がり、
結果としてモラルハザードの誤謬世界に陥ってしまう危険性があります。


このように、テレビの司会者やコメンテイターは
社会にとって極めて不利益な存在であることが多いと思いますが、、
その代表格ともいえる人物が、元競馬記者で
最高に説教臭いコメンテイターの一人(笑)である吉永みち子氏です。

2013年1月5日のTBS「サタデーずばっと」の吉永氏は、
まさにその面目躍如と言うか
その説教臭さを存分に発揮してくれました(笑)

以下、吉永みち子氏のこの日の具体的な発言を冷静に観察することで
その発言が極めて非論理的であることを見ていきたいと思います(笑)。




1「株価大幅上昇 今後の景気どうなる?」


大発会で株価が上昇したという報道で
司会のみのもんた氏がコメンテイターの吉永氏にコメントを求めると
吉永氏が不機嫌そうにたらたらと不満を口にしました。
もちろんその不満の矛先は、TBSやテレビ朝日がこれまでに
散々悪者にしてきた自民党政権です。


みのもんた氏
吉永さん、着物姿のお嬢さん・・・
ね~~~!・・・
景気がやっぱり良くなる兆しですか?


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吉永みち子氏
まぁ正月明けにがっかりするよりはいいと思うんですけど、まだほら政権が代わったって言っても実体動き出してないわけですから、そのムードで上げ上げというか、まぁ本当にちょっとちょっと大きくご祝儀出たなっていう感じで。ただこのムードですからね。実体がこの後どうなっていくのかってことで、もう一気に上がったり、一気に下がったりって感じですよね。


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まず、どうでもいいことですけど、
みの氏の「ね~~~!」っていうのはまったく意味不明ですね(笑)
みの氏っていつもボードやVTRを観ながら、
この意味不明な「ね~~~!」を連発してるんですけど、
風貌に反して何らかの同意を欲しがる寂しい人なのでしょうかね。
ちなみに、TBS昼のワイドショー「ひるおび!」氏も
この意味不明な「ね~~~!」を連発するのですが、
これはみの氏をマネして後釜狙ってるんじゃないかと思います(笑)


さて、本題に入って、吉永氏の発言ですが、
文字におこしてみると、何言ってるんだかさっぱりわからない発言です。
あえて、文脈から解読してみると次のようになるかと思います。


(1)株価が上がったことはそんなに良いことではない。
(2)政権が代わってもまだ行政を行っているわけではないので
  株価が上がったことはご祝儀でただのムードでしかない。
(3)実体がこの後どうなっていくのかが重要である。
(4)一気に上がったり、一気に下がったりといった感じである。


まず(1)については、ほぼすべての日本人がコンセンサスを与えている
資本主義社会というプラットフォームを根本から否定するものです。
もし、本心から否定しているのであれば
不偏不党を前提とするTVの報道番組のコメンテイターの
言説としてはあまりにも特異であり、
TV局はすぐにでも吉永氏を退場させるべきだと思います。
一方、もしも本心でなければ、この発言は不規則発言
あるいは理由もなく状況を否定する発言なので
やっぱりTV局はすぐにでも吉永氏を退場させるべきだと思います。


(2)については、今年は大納会と大発会の間に
合衆国の財政の崖回避という大イヴェントがあったにもかかわらず、
経済アナリストでもない同氏が
ご祝儀でただのムードでしかない」と偉そうに決めつけているのは、
早まった一般化(hastey generalization)あるいは
過度な単純化(oversimplification)であり、
国民が望む景気高揚に対する嫌がらせでしかないと言えるかと思います。
こういう無責任なおバカ発言(笑)は
一般投資家に不当な疑心暗鬼を植え付けるモラルハザードだと思います。
結局1週間経過してその後も続伸していることから
これはいわゆる「ご祝儀」とは言えず、
吉永氏の決めつけ発言に合理性がなかったことが
いみじくも実証されてしまいました。


(3)について、株価が上がっている理由は、誰もが認める通り、
安倍首相が選挙前から口先介入してきたからであり、
口先介入がこれだけ成功するということは、
日本経済に「ただのムード」つまり「景気」が欠如していたこと、
つまり、実体経済を偏重するあまり
金融経済(資産経済)を軽視してきた失敗を
一部実証するものであるかと思います。
思考を停止してただただ「実体」というお題目で批判していれば済む
と思っていると思われる吉永氏のコメンテイターのサガには絶望します。
何よりも、吉永氏のような経済の見識がほとんどない人が
経済の専門家でも答えが出ていないことを
堂々と決めつけて発言してしまってるところが大笑いです(笑)


(4)について「一気に上がったり、一気に下がったり」って
いったい何なんでしょうか。
この時点でただ上がっているだけなのに「一気に下がったり」などと
事実にないことを言うのはどうかと思います。
このようにマスメディアの不正確なデマゴーグ
社会の不安を不必要に増長させているかと思います。


基本的にこの話題は自民党政権が関連した話題であるので、
吉永氏が常にネガティヴな主張を展開するであろうことは
最初から予想がついていました。
吉永氏のヒステリックでいつも不満で説教臭い口調は
プロパガンディストの常套手段で、テクニカルタームで
"Tone of voice method"と呼ばれています。
いずれにしても、論理を超越した神様のような上から目線で
批判のコメントばかりして世間を不安に貶める・・・

そんなところ、吉永氏の面目躍如ですね~(笑)

ちなみに2013年1月12日のTBS「サタデーずばっと」では
こんなやりとりがありました。


みの氏
(自民党小池百合子広報本部長の発言を受けて)
吉永さん、おはようございます。
今の小池本部長の発言に・・・


吉永氏
まぁあの~確かにロケット感と言いますかスピード感があるということは重要だと思いますし、そのことで今、上げ上げのムードに気分的にはなっていると思うんです。ただこれが戦略的な配分がきちっとできるかっていうことと、それからその昔と質が違うと言ってもやはりまだ私達はそこが見えていないわけですよね。だからそこの昔とは違うお金の流れ方、それから効率的なお金の流れ方がきちっとできれば本当に力が付いてくるというふうに思うんですけども、やはり費用対効果ってものがきちっと後で検証できるような透明性を持って進めていただければなと思います。


コメンテイターは、現在の自民党の小池百合子広報本部長のような
ある程度大きな世論に支えられた勢いのある闘う女性が
番組に出演した時には借りてきた猫のようにおとなしくなり、
その発言のトーンが明らかに普段と異なります。
これはおそらく、いつもどおりの態度でこのような人物を罵倒すると、
そのキャラが「水戸黄門」から「嫁いびりの姑」に変化し、
そのイメージを著しく損なうリスクがあるためとも考えられます。
このときの吉永氏も不満たらたらのトーンの影を潜め、
やたら言葉を選んで発言していました。(笑)

ただ、それもつかの間、思考停止の公共事業悪玉論に基づく
いつものトーンに戻ります。


吉永氏
あのそういうね、そこのところに、もっと具体的に言うと、そこのお金の配分ですよね。そこが今までは公共事業とかそういうものっていうのは、何かわけのわからないものがその中にいつも注ぎ込まれてしまうというとろがあって、それがやっぱり拡大をしてしまう、費用を多く作ってしまうっていうような、そういう構造的なものが本当に変わったなと思うとなんかすごくお金が十分使われたというそういう意識になると、まぁ税金払う側も気持ちよく払えるんじゃないかな。


政権与党が自民党になって、公共事業の不当な使われ方が
話題になる機会が増えていますが、
政権与党が民主党の時にも、復興予算の不当な使われ方が
あったという報道がありました。
実は公共事業は、民間の生産活動と比べて透明性が高いので、
「何かわけのわからないもの」が注ぎ込まれていると
それを比較的容易に見つけることができます。

これについては、吉永氏の言うように監視するのは当然のことかと思います。


ところで、一般の公共事業では、

一つ一つの積算項目(材料や工事等)を積み上げて
その結果として価格が決まりますが、
民間の事業では、基本的に秘密裏に積み上げたコストに利益をかけて
価格が決定します。
そしてその中には当然莫大な広告費が含まれ、
その広告費の中には「何かわけのわからないもの」である
司会者やコメンテイターの自給○百万とも言われる莫大なギャラ
びっくりするほどのテレビ局社員の高額給料も含まれています。
民間テレビ局も、民間とはいえ、
政府から数少ないライセンスをもらって放送事業を行っているわけですから
稚拙な司会者やコメンテイターのような「何かわけのわからないもの」
に莫大な富を与えるような構造的な欠陥を変えるべきだと思います。
そうなれば、商品も気持ちよく買えるんじゃないですかね(笑)


さて、吉永氏は最後に極めつけの問題発言をしています。


吉永氏
やはり原発広報費なんかに5.7億円くらいつけてますから、そこらへんもまた何なんのかな~ってちょっと疑問ありますね。


この発言だけを聞くと、原発のCMのために5.7億円使うように聞こえますが、
事実は全く異なります。


メモ立地地域支援に5.7億円=原発停止対策で観光広報-経産省

[時事通信 2013/01/10]
経済産業省は10日、原発が再稼働せず、地元経済や雇用への悪影響が懸念されている原発立地地域の支援に乗り出す方針を決めた。観光振興や特産品の販路拡大につながる広報事業の委託費として、最大5億7000万円を2013年度予算の概算要求に盛り込む。原発の長期停止に伴い定期検査も行われず、作業員が利用する立地地域の宿泊施設や飲食店に影響が出ている。経産省は「立地自治体は原発産業に依存しており、当面下支えが必要」と判断。広報事業の具体的な方法は地元自治体と相談して決めるが、同省は「地域の実情を理解してもらうため、原発見学の支援も考えられるかもしれない」としている。


この概算要求の目的は、

あくまで原発立地地域の観光振興や特産品の販路拡大のための支援であり、

その中で「地域の実情を理解してもらうための原発見学の支援も

考えられるかもしれない」としているだけです。
このようなニュースを曲解して
「原発広報費なんかに5.7億円くらいつけてますから」
などというのは最高のデマゴーグであると考えます。




2「安倍談話を検討 歴史認識明確に」


この記事の最初に示したビジネスモデルを基本とした場合、
いわゆる「従軍慰安婦」問題では、
たとえ、論理が間違っていたとしても、

「かわいそうな慰安婦」の側に立つ必要があり、
TBSやテレビ朝日ではこれまでも
基本的に日本を批判する立場で報道を続けてきました。
そんなTBSやテレビ朝日にとって、
従軍慰安婦に関する河野談話の問題点を指摘する安倍談話が出る
ことについては、反対の立場をとることが基本となります。


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このときテレビの司会者やコメンテイターは、
そのような局のスタンスをくみ取り、
まだ作られてもいない安倍談話を批判し、
河野談話を踏襲しなければならないことを主張することになりますが、
この日の吉永氏もまさにそうでした。


答えありきのスタンスで番組が進行するため、
論理が追いついてこないこともしばしばです。
このようなときコメンテイターは、論拠のなさを隠すために
多くの場合、最初からヒステリックな話しぶりで
感情憶測で説き伏せるという手段に出ることになります。


みの氏
吉永さん、あのお隣の韓国に行きますとね。銅像みたいの作っちゃってね。その前に座りこんでるご婦人たちがたくさんいたりなんかするとね、どうなっているかと思っちゃうんですよね。


吉永氏
やっぱりね、河野談話をね、踏襲。これを動かすとね、本当にアジアがたがたになるような気がしますよね。実際に経済を一生懸命安倍さん立て直しても、結局韓国であり中国との問題が起きたら全部水泡に帰する危険性もあるわけですし、談話をしょっちゅう帰るっていうのはね、国際的な信用からもよくないと思う。やっと河野談話まとめてそれを受けて村山談話が出たわけですから、それをひっくりかえすことも竹島問題が急にまた過熱しますよね。と同時にね、従軍慰安婦の問題っていうのは、二国間の問題ではもうないような気がするんですよ。やっぱりアメリカの下院でもこれは謝罪すべきだっていうのを決議したりなんかしてますから、もうヨーロッパにおいてもね、やはりそういう立場に日本はいて、これは即、国際的な日本の信用とか、日本の女性感とか、そういったものにも影響するような大きな問題ではないかなと私は考えていて、しょっちゅうその談話を変えると、そのたびごとに悶着が起きてまた一からやり直すっていうね、積み重ねが全然できてない。


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吉永氏のコメントは、かなり支離滅裂な言説ではありますが(笑)、

その内容をまとめてみると
次のような理由から河野談話を変えるべきではないと主張しています。


(1)河野談話を踏襲しないとアジアがガタガタになる。
(2)安倍首相が経済を立て直しても中国・韓国を怒らすと努力が無駄になる。
(3)談話をしょっちゅう変えるのは国際信用力を落とす。
(4)村山談話につながった河野談話を変えると竹島問題が過熱する。
(5)米国の下院やヨーロッパで謝罪すべきと決議されていて
  日本の信用とか女性感を損なう。
(6)談話を変えると悶着が起きてまた一からやり直すことになる。


面白いことに吉永氏は河野談話の真偽にはまったく触れてません。
そして、仮に河野談話が誤っていたとしても
上記(1)~(6)の理由によって日本は国益を損なうから
河野談話を変えるべきでないと主張しています。


ここで(1)~(6)の理由をそれぞれ見ていきたいと思います。

まず、(1)については、
アジアをガタガタにするという罪の意識をアピールすることで、
河野談話が誤っていたとしても河野談話を変えるべきでない
と主張するものです。
このように人に罪の意識を持たせて主張を認めさせようとするのは
罪悪感に訴える論証(Appeal to guilt)と呼ばれる誤謬です。
ガタガタするから正論を言うべきではないとしたら
ガタガタしたもの勝ちになり、本質的な問題解決にはなりません。

(2)については、
中国・韓国を怒らすことによる経済的損失をアピールすることで、
河野談話が誤っていたとしても河野談話を変えるべきでない
と主張するものです。
これは経済的損失を避けるために真実を議論すべきでないという
金銭に訴える論証(Appeal to money)と呼ばれる誤謬です。
いわゆる金があれば真実を曲げてもよいというモラルハザード
といえるかと思います。
また、これは中国・韓国の脅しをアピールしているので
恐怖に訴える論証(Appeal to fear)と呼ばれる誤謬です。
暴力団には屈した方がよいというのと同じ論理です。

(3)については、
談話をしょっちゅう変えるのは国際信用力を落とすから
河野談話が誤っていたとしても河野談話を変えるべきでない
と主張するものです。
河野談話は1993年から変わっていないので
「談話をしょっちゅう変える」というのは当たりません。
前提が間違っているということは論理が成立しません。
百歩譲って「談話を変える」ことが国際信用力を落とす
という論理はありえますが、その場合、
「談話を変える」ことによる国際信用力の低下と
「誤った談話を変えない」ことによる国際信用力の将来にわたる低下
とどちらが国益に適うかを議論すべきであると考えます。

(4)については、
村山談話は河野談話を受けたものであり、
その河野談話を変えると村山談話が否定されて
竹島問題が過熱することになるので
河野談話が誤っていたとしても河野談話を変えるべきでない
と主張するものです。
まず、河野談話を変えたとしても、
その変えた部分が村山談話の内容に抵触しない場合には
村山談話に何も影響を与えません。
このような可能性を無視した吉永氏の主張は、
最も初歩的な形式的誤謬である
後件肯定の誤謬(Affirming the consequent)と言えます。
一方、村山談話を変えると竹島問題が過熱するというのも
本来は直接関係のないことであるので、
不当理由の誤謬(fallacy of questionable cause)と言います。
ただし、この不当な関係は、吉永氏のようなコメンテイターや
韓国にとってはいつの間にか当然の因果関係となりつつあります。
これは韓国にとって少しでも不利なメッセージが伝わると
竹島を絡めて不当な政治的行動を行うのが常態化しているためです。
このような構造が常態化してしまったことに対する
日本のマスメディアの責任は重いと考えます。


(5)については、
米国の下院やヨーロッパで謝罪すべきと決議されていて
日本の信用とか女性感を損なうので
河野談話が誤っていたとしても河野談話を変えるべきでない
と主張するものです。
韓国は河野談話を根拠に昨年ニューヨークタイムズスクエア
いわゆる従軍慰安婦問題の広告看板を設置するなどして
日本の謝罪を求めると同時に
いわゆる従軍慰安婦の像を米国各地に設置するなどの
反日キャンペインを続けています。
もともと、米国の下院の決議も韓国のキャンペインに基づくもので
これを野放しにしておくと
日本に重大な損害を及ぼしかねない極めて憂慮すべき事態です。
韓国が根拠としている河野談話が誤っていた場合、
あるいは説明不足の点がある場合には、
それを否定するのは当然のことです。
そしてこの場合、政府が河野談話の誤りを認めることは
吉永氏の主張する場当たり的な国益よりは
将来にわたる日本の国益に適うものであると考えます。
仮に吉永氏の言うように河野談話を変えないと、
外国では河野談話は正しいと認定されることになります。
反論しないのは反論できないからであると考えるのは、
沈黙論証(Argument from silence)あるいは
沈黙に訴える論証(appeal to silence)と呼ばれ、
外国人にありがちな誤謬なのですが、
そのような誤謬の存在を知っているのか知らないのか
反論することが日本の信用とか女性感を損なうと主張する
吉永氏は社会を完全にミスリードしています。


(6)については、
談話を変えると悶着が起きて労力を要するので
河野談話が誤っていたとしても河野談話を変えるべきでない
と主張するものです。
これも外国人に沈黙論証を促すミスリードです。
徹底的な議論をすることは
外国ではけっして悪いことではありません。

以上、河野談話に関する吉永氏のコメントについて
詳しく分析しましたが、視聴者にとってほとんど無益なコメント
であることが示されたと思います。

いわゆる「従軍慰安婦」問題が東アジアのアジェンダにあがったのは
日本のメディアの責任が大きいと言われています。
戦時中の「慰安婦」と言う悲しい存在を利用して
憐みに訴える誤謬(appeal to pity)を展開することで
日本政府をガタガタにして自らのイデオロギーを実現しようとした
吉田清治氏という人物の「従軍慰安婦」という事実無根の言説を、
イデオロギーを共有する朝日新聞赤旗が大きく報道し、
その吉田氏自身がその後に事実無根と認めているにもかかわらず、
言説が独り歩きして現在の状況に至っています。

このように稚拙なマスメディアが創った問題であるにもかかわらず、
いまだに稚拙な誤謬を含んだ主張がテレビで堂々と流されているのは
大きな不条理を感じます。




3「民主党が負けた最大の原因は」


民主党が2012衆院選挙で敗北した原因を議論するセッションで
吉永氏が民主党議員に対して説教コメントを送りました。


みの氏
やっぱり吉永さん、今お二人のね、聴いてるとなんとなく民主党、分裂してもしょうがないなって感じを受けるんですけど、どうでしょう。


吉永氏
つまり、なんで組織として力量が足らなかったのかってこと、なぜ団結できなかったのかっていうところが問題で、私達が期待したのはね、あの~深い長い自民党政権への絶望があったわけですよ。で、それに対して掲げた志にあの~風を送ったんだと思うんですが、その志があんまり深くなかったっていうことが、私達の今度の絶望の原因なんじゃないかなって気がしてる。


西陣に住んでます-サタデーずばっと


吉永氏は、以前[テレビ番組] で、
衆議院本会議中に審議そっちのけで扇子にサインするところを
テレビカメラで撮られてしまった民主党の鳩山首相に対して
お説教コメントをしたことがあります。


吉永氏

「今までもずいぶん国会はね、いろんな角度から捉えられているということはもうわかっているはずなのに、でも居眠りしてる人だってぱっと捉えられてしまうわけで、そういうことをね、報じられているということをもうちょっと客観的に見たら、こういうことをしたら映るかもしれないということをこういう予測がつかないもんかなぁと、手先のことしか考えなくなっちゃうのかと思うと、やはりねぇ、これ些細なことなんだけど、こういう姿勢がね、この大変な時にね、あの一生懸命我々も支持率を下げないでね、辛抱してね、支えているのに何なんだよっていうそういうことになってしまうんで、こういうの些細なことのようだけれどもこういうのが重なるとボディーブローのように効いてくる可能性があるから・・・」


この発言によっていみじくも吉永氏は自らが民主党支持者であり、
支持率を下げないよう支えていることを告白してしまいました(笑)
吉永氏は放送法に違反する偏向報道をしていたことを認めてしまいました。
認識していた方も多いと思いますが、吉永氏がマスメディアを通して
民主党に対して「支持率を下げないよう支えた」「風を送った」と
考えられる場面は数多くあったかと思います。
そしてなんと今回も「風を送った」などと
民主党支持者としてやっぱり風を送っていたことを告白してしまいました。

そんな吉永氏に私からメッセージを送りたいと思います(笑)


「今までもずいぶんTVでは、発言をしっかり捉えられているということはもうわかっているはずなのに、でもそういうことをね、報じられているということをもうちょっと客観的に見たら、変なことを発言してるかもしれないということをこういう予測がつかないもんかなぁと、手先のことしか考えなくなっちゃうのかと思うと、やはりねぇ、これ些細なことなんだけど、こういう姿勢がね、この大変な時にね、あの一生懸命我々も視聴率を下げないでね、辛抱してね、観ているのに何なんだよっていうそういうことになってしまうんで、こういうの些細なことのようだけれどもこういうのが重なるとボディーブローのように効いてくる可能性があるから・・・」


国民の期待をおもいきり裏切った民主党政権を
テレビで支持率を下げないよう支えて風を送っていた吉永氏は、
民主党に絶望するだけでなく、
ぜひご自身が責任をとっていただきたく存じます。


と言っても責任なんてとるわけないですし、
ホントにコメンテイターほど素敵な商売はないといえます(笑)





はてなマーク今週の土曜ワイドの犯人予測はてなマーク[土曜ワイド劇場]


35周年特別企画「温泉(秘)大作戦(12)」
北海道洞爺湖に渦巻く美人三姉妹の陰謀!?
花嫁殺人に秘められた愛と憎しみの25年!


星野さつき>>森口瑤子
島慎之介>>>東幹久
森田 梢>>>高樹マリア
松本孝子>>>藤田朋子
松本純子>>>国生さゆり
佐野満子>>>有森也実
原田加代子>>高瀬春奈
松本功一>>>津嘉山正種
飯塚太一>>>秋野太作
岩田幸平>>>村田雄浩
城ノ内愛子>>野際陽子


私はいつも有森也実さんの名前を聞くだけで

犯人じゃないかと疑ってしまいます(笑)


犯人に見えないのに犯人ってパターンが多いんですよね~!

今夜は金田一少年の事件簿もありますね!

しっかり録画したいと思います。