2017年末の武道館で、矢沢永吉さんが、
「一瞬のハッピーがあれば、人はまた走れる」
と、満杯の観客に語ったそうです。
まったくその通りだと思います。
実は、ハッピーが続きすぎても人は麻痺してしまいます。この「一瞬の」というところがポイントです。
「80:20の法則(パレートの法則)」的には20パーセントのハッピーで人は十分幸せに生きていけるのかもしれません。
パレートの法則:経済において、全体の数値の大部分は、全体を構成する一部の要素が生み出しているという理論。80:20の法則、バラツキの法則とも呼ばれる。(ウィキペディアより)
同時に、ハッピーと感じる感性が大事になってきます。どんなにハッピーなことでもそう感じられなければ意味がありません。
だからこそ、仏教では「煩悩を捨てよ」と言います。煩悩とは欲深い心です。欲深いといつまでたっても満足できず、ハッピーに気づくことができません。
つまり、いつまでたっても不幸というわけです。
ここで提案です。
ハッピーのハードルを下げましょう。人と比べるのもやめましょう。
そうするだけで、感性はぐっと上がります。
小さな、些細なことに幸せを感じる。ハッピーと思える。そんな人が増えれば、社会はもっと住みやすくなります。
そう、まずは自分から。