これが出来る人は本当に多くありません。いや、むしろ少ないでしょう。
それもそのはず、一度認めてしまったら人間としてダメになるような恐怖感があります。
しかし、一旦、認めてしまうと面白いことが起こります。
それは、「ダメじゃない自分」が見えてくるのです。
これは本当です。僕も認めて初めて分かりました。もっと早く認めてしまえば良かったとすら思いました。
なぜでしょうか?
それは、ダメな自分を一旦、認めてしまえば、ある意味、脳の中で既成事実となるからです。
つまり、ダメな自分は当たり前であり、脳が「自分はどうしてダメなのか?」ということを検索しなくなり、考えなくなるからです。
そして、別のことを検索しだします。
その結果、こんなダメな自分にもいいところがある、できることがあると気付きます。不思議です。
次に感謝の念が湧いてきます。こんなダメな自分にも支えてくれる家族や友人がいるという、ごくごく当たり前のことに気付けるからです。
なにより、人に優しくなれます。
なぜなら、絶対に許せなかったダメダメな自分を許せたあなたです。そんなあなたが人を許せないはずがありません。
この効果は絶大です。
確かに、勇気は必要ですが、生きるのがずっと楽になります。
欠けているから「人間」なのです。「人」の字も支え合い、「間」の字は足りないところを補い合っていますよね。
つまり、ダメじゃないと思いたいことがダメなのです。
ダメでいいのです! それでこそ「人」です。
ダメな自分を許しましょう。そんなあなたは、決してダメじゃありません。