こういった方は、ちょっとでも体の具合が悪いと病院で検査を受けます。
あるクライアントのケースでは……
めまいがあれば神経内科に行き、頭部MRI検査を受ける。
耳鳴りがあれば耳鼻科へ。異常がなかったので神経内科を受診。
胃のむかつきがあれば、胃腸内科で胃カメラ検査を受ける。
手足のしびれがあれば整形外科を受診。異常がなかったので神経内科を受診、頭部MRI検査を受ける。
あごが痛ければ、歯科を受診。
その他、大腸内視鏡検査を2回、耳鼻科でのメニエール病の検査なども受けました。いずれも異常なしです。
といった具合です。しかも、いつも異常はありません。
普通なら異常がなくて良かったと思うものですが、なぜかがっかりしています。
確かに、症状があるので何らかの異常を疑うのは分かります。
こういったケースでは、むしろ健康と言われると落ち込む傾向があります。
原因は体ではありません。明らかにストレスです。残念ながら、ストレスは目には見えません。
それは自分の心が作ったものだからです。もっと言うと、ストレスは存在しません。
確かに、そのままにしておけば、いずれ本当の病気になるかもしれません。
ただ原因は、何かをストレスと感じている自分の心です。それに気付かず、検査を受けても原因は分かりません。
さらに検査を続けると、不定愁訴という立派な病名? がついて行き着く先は精神科。向精神薬を処方されるという流れです。
もうお分かりですね。この野場合、ストレスの原因を取り除くか、考え方を変えるかしかありません。
よく言われているのが、「現状を変えるか、変えられなければ受け入れるか、受け入れられなければその場を立ち去るか」です。
シンプルに言えば、「闘争か逃走」です。笑
個人的には、「受け入れる」のは一番難しいと感じています。
なぜなら、諦めや自分を潰すことになりかねないからです。
最後に、検査にもリスクがあることをお忘れなく。
ちなみに、日本の医療被曝量は世界平均の約5倍、年間一人当たり2.4mSvで、世界最大の医療被曝国です。
日本はなぜか先進諸国で唯一がんの死亡率が下がらず、いまだ右肩上がりです。