病気が長引いている人の中に、理由は人様々ですが、強い罪悪感から自分を責め続けている人が数多くいます。
自分を許せず、自分は幸せになる資格はない。自分は不幸(病気)になって当然だ、と強く思っています。
ある意味、自分で病気になりたい状態です。これでは治りません。しかも、そのことに気づいていない人もいます。
お分かりのように、どんなに対症療法を施しても、根本原因は「自分を許せない」ことですから、ここを癒さない限り病気は治りません。
人の中には、もはや信念というところまで思い込んでいる人もいました。
こうなると、本人が気づくまで忍耐強く待つしかありません。もう、十分に苦しんだと自分で納得するまで待つしかないのです。
あなたを許せるのはあくまであなた自身です。もちろん他人ではないし、いくら他人が許すように言ったとしてもその声は届きません。
ただ、そう思い込んでいる価値観に気づかせることは出来ます。そこを突破口にして、罪悪感を取り除き、自分を許せるように誘導していきます。
そうして、罪悪感という縛りから解放され、自分を許せるようになった人は、本当に清々しい顔をしてこう言います。「自分を苦しめていたのは、結局、自分自身だった」と。
ここまでいくと病気は自然に治るか、治らなくても進行が止まることが多くあります。
難しいのは、全員が治る訳ではないということ。ただ、病気も含め本人らしく生きられるようになることが最も重要です。
そういった事例を見てきて思うのは、病気にはいい悪いでは語れない側面があるということです。
病気には単なる病名では語れない、あなただけの真実がある。そこに光を当てること。それはあなたにしかできません。
最後にもう一度お願いします。どうか、あなた自身を許して欲しい。人生は苦しむためにあるのではないことに気づいて欲しい。
そして、精一杯人生を楽しんで、生き切ること。
自分を許せたら、そんな人生がきっと待っている。