◆リリース◆
同性婚をテーマにした感動作品！！
映画「新宿ミッドナイトベイビー」
都内で完成披露記者会見！！...
※第３９回モントリオール世界映画祭招待作品披露
同性婚をテーマにした映画「新宿ミッドナイトベイビー」の完成記者会見、及び、ジャパンプレミア（完成披露試写会）が７月１１日（土）、「朝日新聞社 浜離宮朝日ホール」にて行われました。
記者会見出席者は、同映画の監督である寺西一浩、主演の久保田秀敏を初めとして、出演者の浜田ブリトニー、矢吹春奈、西村一輝、ナミねぇ、池田啓一郎、福知教光、藤井ケイン他が出席。スペシャルゲストとして、昨年１２月に同性婚をカミングアウトしたタレントの一ノ瀬文香が出席しました。
また、今回の上映は、マスコミや関係者だけでなく、ジャパンプレミアとして一般のお客様多数が来場し、盛大な盛り上がりの中で、記者会見は行われました。
同映画は、８月２７日からカナダ・モントリオールで開催される「第３９回モントリオール世界映画祭」において、「フォーカス・オン・ワールド・シネマ部門」に正式招待。
寺西監督が、モントリオール世界映画祭から届いた招待状を披露して、会場の皆様に報告。寺西監督は、「同性婚がいいとか悪いとかは、私の方からはいえませんが、今の時代一番ホットなテーマを映画にしました」と挨拶。また、「世の中には、いろいろな考えの方がいるので、自分と他人とを比べてはいけないと思います。自分と比べるのは、昨日の自分と比べるべきだと思います。この映画を通じて、性別、年齢に関係なく、人として“生きる”とは何か。人を愛するとは何かを深く感じとって欲しいです」と、作品を通して訴えたいことを語りました。
映画のストーリーは、日本一美しいゲイボーイ・アキラ（久保田秀敏）が、IT社長のトオル（福地教光）との恋に落ち結婚を考える。アキラの母親・中田真知子大臣（中島知子）は、息子がゲイであることに気がつき、時代の流れにあった法律の制定に乗り出すというもの。モントリオールで上映されるのは、久保田と福地の濃厚なベッドシーン、いわゆる“塗れ場”が激しく描かれているが、日本国内で上映するのは、諸般の事情で、“塗れ場”がカットされたヴァージョンになります。
寺西監督は、「映画初主演となる久保田君を海外映画祭のレッドカーペットを歩かせたい」という思いで、撮影に挑んだが、「今回のモントリオール世界映画祭への招待で、その思いが実現し、大変光栄です」と喜びを語りました。
映画初主演に関わらず、同性婚という難しいテーマに挑んだ久保田は、「とても時代性のある作品と思いました。アキラ役は、演じたことのない役柄でしたが、アキラ役を通して作品のメッセージが伝わればいいと思いました」とコメントしました。
東京・渋谷区では、同性カップルにも「結婚相当」を認める条例案が可決・成立し4月1日から施行されています。日本も同性婚の法改正にいよいよ拍車がかかる中、本作はそれ以前から制作に着手し、海外からも注目を集めてきました。
スペシャルゲストの一ノ瀬文香は、昨年１２月に同性婚挙式をマスコミに発表しており、同性婚についての考えを述べています。
「アメリカでは、6月２６日に連邦最高裁が同性婚者にも異性婚者と平等の権利を保障するという判決を下しました。また、世界の２０パーセントの国や地域が、同性婚ができるようになっています。しかし、先進国であるＧ８の国々の中で、日本とロシアだけが同性婚が出ません。婚姻は、国が２人の愛を保障することだと思っています。婚姻のメリットは、数々の特典があることで、その特典がないと、例えばICUに入れない、パートナーの死亡で家を取り上げられるなどの事態も発生します。国家には、常に2人の愛を保障して欲しいです。同性婚を禁止するのは、国から２人の愛はダメだよと言われているのと同じです。私たちは、婚姻届が受理されませんでしたけど、より多くの人が幸せに生きられるように願っています」と心境を語りました。
なお、「新宿ミッドナイトベイビー」は、寺西監督が執筆した同名の小説が原作。原作は、ベストセーラーになり、2009年に女優の浅野温子、いしだ壱成らで舞台化され、2010年には山本モナが女優デビューして話題となりました。
映画版では、新宿で働くNo１ゲイボーイのアキラ（久保田秀敏）が、IT会社社長トオル（福地教光）とさまざまな障害を克服し愛とは何かを模索しながら、日本で初めて同性同士の結婚式を挙げるまでの過程を描きます。アキラの同性婚を影で応援し法改正を進める母親の中田真知子少子化担当大臣（中島知子）や、兄を見守る妹のハルナ（矢吹春奈）、また、赤ちゃんオークションの主催者ギンジ（吉川銀二）と占い師・悠木レミ（浜田ブリトニー）の演技にも注目です。その他にも、ナミねぇ、紫蘭まき、岩井志麻子、KEIGO、KIMIN、マルコス、藤井ケインらが出演しています。
映画「新宿ミッドナイトベイビー」製作委員会
配給・宣伝担当
http://www.tbcmovies.com