こんにちは。
37年間の公務員生活から一転、好きなことで起業!!
苦手をできるかも?に変える初心者向け洋裁教室を和泉市で運営。
アラフィフ世代のごきげんな女性を増やす
大阪着物リメイクアーティストの藤原計子です。
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今日もお読みいただきありがとうございます。
昨日は一粒万倍日、八朔の日でしたね。
八朔っていうのは、8月1日朔日(はちがつさくじつ)という意味で、八朔。
京都の夏の風物詩、祇園の八朔として知られているようです。
8月1日は、徳川家康がはじめて江戸城に入った日と言われていて、
八朔の日は、大名達が江戸城に集まり、将軍に祝辞を述べていたそうな。
そんなおめでたい日なので、いつもの不動尊にお詣りに行きました。
もうそれは暑かったので、水分補給もしながらのお詣りでしたが、
回る箇所が多かったので、大量の汗をかき、
帰ってからずっと休憩してお昼寝までしてしまいました
目が覚めたら夜の七時前でしたが、それでスッキリした感じです。
さて、ご依頼のあった上下のパンツスーツ、
出来上がりましてお届けすることができました。
施術着に使うと仰っていたので、
ブラウスの横にもちょっとスリットを入れ、動きやすいようにしました。
パンツは横にポケットをつけ、
裾はお好みでゴムを入れられるようにしてお渡ししたら、
ゴムを入れた方が良いということで、
添えさせていただいたゴムを通されていました。
ちょっとしたことで、
着やすく、使いやすくなるものなので、
どんなアイテムで使われるのかお聞きするのもいいですよね。
新しいパンツスーツを着て、
テンションあげてお仕事していただけると嬉しいです。
季節も長く着用できるようにと、お袖を長めにし、
長袖のシャツを下に着たら、春にも秋にも着ていただけるように
しています。
沢山の方々よりオーダーを頂く中で、
どうすれば、依頼頂いた以上のものを提供できるのか?
ただ作るだけじゃなくて、
依頼者さまをイメージしながら、
そう…まるで片想いみたいに、〇〇してあげよう!とか
これをしたら、ステキかな?とか
オーダーを頂いた瞬間からワクワク・ドキドキするんです。
ただ、物を縫うという行為は、
魂を込めるような想いです。
少し大げさに聞こえるかもですが、
8月が来ると必ず思い出す戦争の歴史。
その歴史の中にある、
戦争へ召集令が届いた家庭で作られた千人針がありました…
千人針とは、戦争へ行かねばならない出兵する家族のために、
身につけるチョッキや腹巻きに乗せた想い。
身内はもちろん、道行く人に針と糸を渡し、
「玉留め」を作って貰いながら、縫い上げたと聞きます。
玉留めは、「弾を止める」意味…
返し縫いは「無事に帰る」意味…
赤は、神社の鳥居⛩️の色に由来で、
神さまに守られますように…
布切れに糸でいくら玉留めを縫ったって
鉄の弾には敵わない…
そんなことは百も承知です。
中には、穴の空いているお金を一緒に縫い付けたという話しも聞きましたが、
貧しい時代に、そんなに沢山のお金を縫い付けてあげられるわけがない…。
だけど、昔の人は目に見えない力を信じ、
ただ、無事に帰って来て欲しい…
ただ、命だけは守られます様に…と
想いを込めて縫い上げたのでしょう。
平和ボケした現代社会では考えられない事だけれども、
私たちの先祖はそんな想いをつぐんで、
生きてきたのです…。
もの作りを通して学ぶことが沢山あります。
いつの時代もそこにあるのは、
「誰かを大切に想う」という愛であり…
そして、ご縁をつぐむ行為を繰り返りながら生きているということ。
当たり前の毎日は、そんな誰かの想いで作られているのかもしれません。
だから、感謝なんですよね…。
ありがとう
ありがとう
今日もありがとう🙏🏻
今日は、朝から和歌山の御坊まで出かけます。
熱中症にならないように気をつけないといけませんね。
それにしても、今年の夏は暑いです。
皆さまも気をつけてくださいね。
今日も素敵な1日を