こんにちは。
３７年間の公務員生活から一転、好きなことで起業！！
苦手をできるかも？に変える初心者向け洋裁教室を和泉市で運営。
アラフィフ世代のごきげんな女性を増やす
大阪着物リメイクアーティストの藤原計子です。
自己紹介は→こちらから
今日もお読みいただきありがとうございます。
お身内のもう着ない着物を「使ってね。」と送っていただいたので、
そのうちの1枚からエプロンドレスを作らせていただきました。
男性用の羽織だったのか、女性用の羽織だったのかは不明ですが、
とても無地に近いシンプルな羽織だったので、
正直何にしようかなと迷ったのです。
彼女は、リトミックのお教室をされていて、
よくエプロン的な
かぶりものを着用されているので、
実用的なこちらのエプロンドレスだと
お仕事にも活用していただけるのかなと思って、
作ることにしました。
注文されたわけではないですが、
わざわざ自腹で送ってくださる気持ちが嬉しいのですよ。
送料だってバカになりません
郵便物も10月より大幅値上げですからね…
84円が110円になるとのこと。
何をするにもお金が掛かりますね。
そんな中でも、誰かの為にお金を使える
そんな彼女が素晴らしいなぁと思ったのと、
その気持ちが嬉しいから、思い出の1着を身につけていただきたい。
それで、何だかほっこりするような気持ちになっていただくと、
着物リメイクの目的が達成されるのかなと思うのです。
着物リメイクに乗せる想いとは、
ただもったいない…だけではなく
物語を引き継いでいく…
そして、感じる愛・古きよき日本の文化
沢山の可能性、そして何より私たちに
忘れかけている、大切な何かをそっと教えてくれるのです。
私が着物リメイクをしている理由の一つに、
タンスに残された肥やしとなっているお着物に
スポットをあてて、
また活躍できる場に再度出てきてもらいたい、
という気持ちが根底にあるのですが、
究極は、思い出のお着物を簡単に捨てないでもらいたい...
思い出と共に、
また一緒に日常を楽しんでもらいたい、
そういう気持ちがあるからなんです。
お金はあの世に持って逝けないけれど
想い出だけは沢山持って行けるのです。
その思い出が私たちの生きた証であり
この世の中への貢献でもあると、
私は思っています。
あなたが歩んできた経験を通して、
感じた喜びや苦しみさえも、
ひも解いていけば、
誰かと共に生み出した産物ですから…
時に苦しみは、誰かの学びとなり、
また時に誰かを笑顔にもしてきたはずです。
こう考えたら、私たちが生きること全てが
既に社会貢献なのです。
彼女もこのエプロンドレスを着用した時、
どんな気持ちになるのか、
亡くなった方のいにしえの姿を思い出すのか、
彼女しかわからないことですが、
そんな大切な時間を過ごしてもらいたいと思います。
たかが着物1枚と捉えることもできますが、
されど着物1枚なのです。
そこに乗っているたくさんの時間は、
その人にしか味わえないものだから。
ものを大切にするって、そういうことなんです。
最近は、そういう心に宿るものを大切にしなくなったような…。
少し寂しい気もしています。
だからこんな風に、どんな形でもいいから
伝える人がいてもいいんだと感じています。
私は日々、
こんな事を考えながら過ごしています。
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