頑張って!日本車 | KAZU中西のわりかしマジメなブログ

頑張って!日本車

このところ

昭和レトロという文言を

見聞きするようになりました。

1980年代のオートバイ文化、

日本のモーターサイクル史の黄金期を

リアルタイムに過ごした僕にしてみれば、

ちょっと嬉しく、寂しくもあります。

80年代の国産オートバイは、

技術競争の真っ只中にあって、

年次更新的に最新テクノロジーをフル投入。

それが商品価値となり、

性能『だけ』なら

世界の頂点に君臨していたと思います。


先日、TDSバイク祭り大試乗会が開催されました。

お昼のスペシャルコンテンツで

カズ兄のライブインプレをやってみました。

これは出店バイク販売店さまがイチオシの試乗車を

僕が実走行しながらインプレッションする企画で

編集とか忖度もなし。

まさに、感じたままをリアルタイムで放送する

ある意味でめちゃ怖い(笑)試みです。







日本の昭和レトロブームに合わせたのか、

世界的なネオクラシック、ネオレトロブームなのか、

そんな作り込みの2車種、

Harley-DavidsonのX350と

ブリクストンのクロスファイヤ500は、

スタイリングだけでなく

ショットガンダッシュに好印象。

日本市場ではZ900RSが圧倒的な人気、

セールスをマークしてますが、

親しみやすさで言えば全く引けを取らず、

むしろ取り回しやすい車格から

乗せれば売れるオートバイだな!と思いました。


対して、国産のオートバイたち。

電子制御技術の凄さを除けば

80年代から大して進歩していないし、

相変わらずスペックの呪縛にとらわれている。

これでは矢継ぎ早に襲来する

外国メーカー車に淘汰されてしまうよ。


ZX12Rくらいぶっ飛んだ設定が懐かしいね。

技術追求に走るなら

このくらいの破格感が必須でしょ?

いい線いってるのは

ヤマハのナイケンと

カワサキの過給エンジンモデルかな。




ロングでワイドなダブルシートで

青春タンデム(笑)を謳歌できる単車も減った。

タンデムしないなら

レブルやGB350が親しみを持てて良いよね。

だからどちらも売れているのか。


日本のオートバイメーカーは

流行を追うのではなく、

自ら未来を切り開き構築したい派だと思っています。

昭和レトロがウケている内に

世界のオートバイ愛好家が歓喜する

ぶっ飛んだキャラクターのオートバイを

生み出して欲しいなと。