今日はクリマスイブ。
クリスマス一色の街に出かけた。
日常とは違った気分になる夜の街。
薬膳料理
ホテルの食堂で注文した薬膳料理。
冬の寒さに負けないための食材を
活かした献立で、4番目はエビ団
子の風味あんかけ。
5番目がアボカドの牛肉巻き。
6番目が春菊入り大根のすり流し
のお粥(かゆ)だった。
薬膳料理と「華古与見」
薬膳料理と「華古与見(はなごよみ)
」は似たところがある。どちらも季
節の移りかわりと関係し、食材や絵
の様子がかわってゆく。
国芳「華古与見」
「華古与見」は、江戸末期の浮世絵
師の歌川国芳(1798-1861)が描
いた枕絵で、花暦と懸けて題にして
いる。
「華古与見」には十七図があり、順
に四図・五図・六図とある。
四図
大店の妻は、密男(みそかお)と逢瀬
をかさね情をかわしセックスする。
五図
女
忠さん、あの今日は王子の連れは
だれだったえ。
よく滝の川沿いでほかにそれずに
来ておくれだねえ。
男
なに、連れはみんな気まじめよ。
でねえと今ごろは。
女
あの子のところでのろけているかえ。
ふけえきな。
男
いいよ。ふけえきなやつほど可愛
がってくれるから
女
おやのろけるねえ。
うちけんになんぞおごりな。
ふう。うちけんはこういうごちそ
うだ。
とおしころがして入れかける。
女
あれ、足をそんなに持ち上げずに、
抱きつかせておくれというに。
ああもういきそうになった。
ふう 〱 すう 〱
男
それそれ、おれももうたまらねえ。
それどうだ 〱。いくか 〱。
女
ああいくよいくよ、
おおいく 〱 〱
六図
師走の大掃除の行事のときの男女の艶噺。
男
こう、お花さん。おらぁおめえがひ
もじかろうと、店からきた弁当を持
ってきたぜ。
女
そうかえ。実があるねえ。でもわち
きぁ、それよりか、早くよ。
と、つかみだしてあてがう。
ずぶ 〱 〱
Enjoy薬膳料理と「華古与見」
一方最後になる薬膳は人参のババロア。
赤いニンジンは気や血を補い、いい肌を
たもつのに役立つ。
「華古与見」(慰撫)
今宵イブでの「華古与見」(七図)の
男と女の艶噺。
女
あれさ、いじらずと早くよう。
ひとが来るわえ。
男
これがまた楽しみだて。
あれ 〱 おつなもんだ。
奥の方からあついのが湧いて出るぜ。
女
ああ、なんでそんなにおじらしだえ。
ああもう、どうも、ふう 〱 すう 〱。
Enjoy夢物語
クリスマス一色の街。
街の高いビルから見おろす景色
は夢のようだ。
女医は、ホテルのベッドで極まり、
ああいい、いい、 いくよ いくよ、
おおいく 〱 〱
と絶叫。
腎張りのぼくは、艶女医に起こされ、
夜の繁華街を再度いく。
2023.12.20
2023.12.21
Enjoy北斎「喜能会故真通(序)息合」ー男と女の物語(555)
2023.12.22
Enjoy国芳「華古与見(師走「腎」薬膳)」ー男と女の物語(556)
2023.12.23
Enjoy国芳「華古与見(色むすめ)」ー男と女の物語(557)