強風雨の北八ヶ岳:茶臼山から縞枯山へ
今週の天候は変化が激しく、8日の曇り時々小雨の予報も標高2000mを越えると
強風が吹き荒れて横殴りの雨が容赦なく襲う。
関越道の佐久ICを降りる頃から雨足が強くなるが、麦草峠に着く頃には一旦小雨に
なってきた。久しぶりの麦草ヒュッテで雨具を着け茶臼山へと向う。
樹林帯の中の為、風雨の影響は少ないが足元はぬかるんでおり、スリップ注意を
呼びかけながら標高を稼ぐ。 山頂部に近づくほど立ち枯れた木々が目立ち、風雨の
影響を直接受ける。
山頂は樹林帯の中にあるが、ガスの中では周囲は何も見えない。風雨を気にしなけ
れば涼しいくらいで炎天下より楽だ。
一旦降りて登りなおせば約40分くらいで縞枯山に着く。相変らず風雨は収まらない。
山頂から急坂を一気に降り、左に折れると木道歩きとなり縞枯山荘が見えてくる。
山荘には立寄らずに木道歩きが続き、ロープウェイ山頂駅に向う。
山頂駅舎内でほっとしながら昼食。このあと約1時間の降りで下山口に着くが、幸い
強風雨の中でもロープウェイは運行していたので楽させていただく。
今日は個人客はほとんど無く観光ツアー客のみが利用していたようだが山頂駅まで
来ても何も見えないので直ぐに戻って行ったそうだ。
ロープウェイで降れば約7分で待っていたバスの中へ。麦草ヒュッテ経由で松原湖畔
の八峰の湯へ向う。
麦草ヒュッテ前の野草園に咲く、ヒマラヤの青いケシ
この頃には雨も止み露天風呂から見え始めた山並みを恨めしく眺めるるが、一風呂
浴びてジョッキを傾ければ雨の山行など無かった様子で談笑している。
熟年世代は元気なものだ。