とてもありがたいことですが、ドナー登録だけでは患者さんは救われません。
実際に提供するには、乗り越えなくてはならないハードルがいくつもあります。
仕事の都合、家族の同意、身体的な不安など。
経験者として語らせてもらえば、決して簡単なことではありません。
「誰かのいのちを救うんだ!」という、断固たる強い気持ちが必要です。
『提供の意思が無いドナー登録』は、患者さんの限られた時間を浪費させ、生きる可能性を奪うことにもなりかねません。
勢いだけであまり深く考えずに登録された方がいたら、もう一度考えてみて欲しいんです。
実際に依頼が来たときに、提供が出来るのかを。
もし出来ない、または現在は出来ないと思った方は、登録の取消または保留の手続きをしてください。
手続きは全国の血液センター(ドナーカードの裏面の電話番号)で出来ます。
出来ると思った方は、そのままご協力をお願いします。
その先には患者さんやご家族の未来が、そして提供者さん自身の喜びがあります。