その後、既に1万例以上の移植が行われました。
骨髄移植と違い、ドナーを待つ必要がないので、短期間で移植にたどり着けるのが、臍帯血移植の大きなメリットです。
反面、どうしても細胞数が少ないため、身体の大きい患者さんには不向きで、かなりの減量が必要になる場合もあります。
あと、生着にも少し長い時間がかかります。
ですが、ドナーが見つからない患者さんには、とても有効な治療ですし、実際にたくさんの方々が元気になっておられます。
その最初の一歩が、18年前の今日。
何事も最初の一例があるからこそ、その後があります。
たくさんの医療関係者のみなさん、そして何より臍帯血バンクに登録してくださったお母さんと赤ちゃんのおかげですね。
そして2ヶ月後12月18日は、日本で初めて骨髄バンクを介して骨髄移植が行われた日です。
骨髄移植(末梢血幹細胞移植を含む)と臍帯血移植を合わせての移植数は、3万2千例に達しています。
これからも、ひとりでも多くの患者さん、ご家族が笑顔になれる事を願って止みません。