骨髄提供回想録 18 骨髄採取への過程 | 人生 直球勝負!

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自分の気持ちに正直でいたい。
愚痴は言わない。妬まない。短所より長所に目を向けたい。
やりたいことを「がむしゃらに」やって行きたい。

たまに揺らぐときもあるけど…。

そんな気持ちを忘れないよう、綴っていきたいと思います。

最終候補に選ばれたので、前回と同じように提供への過程が進みます。


まずは確認検査なんですが、以前にも書いたように、検査結果の有効期限が1年あるので、これは省略されました。


次は最終同意。
ここで必ず、家族の同意が必要になりますので、僕は母と一緒に受けました。 

因みにですが、ドナー候補者さんとご家族が離れたところに住んでいる場合、別々に受けることができます。

元々母は提供に反対していなかったので、1回目同様、何のハードルもなく終わりました。

この日から、前回と同じく、僕は禁酒生活に入りました。
そうしなくてはいけない訳ではありません。
体調管理と願掛けのようなものです。
ただ、付き合いの席だけは大人の対応ってことで呑みましたが(笑)。


その後コーディネーターさんから、採取日についての話がきます。


「患者さん側の第1希望は12月20日前後です。次が1週間後の年末ですが、どうでしょうか?」


・・・。マジか!そこかよ。。

僕の仕事のいちばん忙しい時期が、12月の中旬から年末にかけてなんです。


毎年、年末は大晦日の夕方まで仕事してます。


そこで4日間の入院か。。。



骨髄バンクの提供では、ドナーの希望が最優先されます。


自分がいちばんヒマな1月にして欲しい、と言えばその日程になります。


が、僕がドナー登録したときに決めた事がありました。


それは、「患者さんの希望は全て受け入れる」という事でした。


患者さんにとっては、命懸けの治療です。


当然、いちばん良い状態で移植を受けたいはずですよね。


自分がその立場なら、絶対そう考えます。


ならば、そうしたいと思うし、自分も後悔したくない。


そう考えると、返事はひとつしか出てきませんでした。


「大丈夫です。患者さんの望むとおりにしてください。」


何とかなるわー!と腹を括ってましたが、結局患者さん側の病院の都合で、1ヶ月延びて1月末になりました。


結果的に、僕がいちばんヒマな時期です。


それほど急いで移植しなくてもいい状況だったようです。


その後年明けに2回の自己採血を経て、いよいよ入院になります。


1回目と同じ名古屋第一赤十字病院で同じドクター。


病室まで同じという、デジャヴのような入院。


2回目という事で、かなり落ち着いて入院初日を過ごしました。



※新たに「骨髄提供回想録」というカテゴリーを作りましたので、過去記事も見ていただければ嬉しいです。