まずは確認検査なんですが、以前にも書いたように、検査結果の有効期限が1年あるので、これは省略されました。
次は最終同意。
ここで必ず、家族の同意が必要になりますので、僕は母と一緒に受けました。
因みにですが、ドナー候補者さんとご家族が離れたところに住んでいる場合、別々に受けることができます。
元々母は提供に反対していなかったので、1回目同様、何のハードルもなく終わりました。
この日から、前回と同じく、僕は禁酒生活に入りました。
そうしなくてはいけない訳ではありません。
体調管理と願掛けのようなものです。
ただ、付き合いの席だけは大人の対応ってことで呑みましたが(笑)。
その後コーディネーターさんから、採取日についての話がきます。
「患者さん側の第1希望は12月20日前後です。次が1週間後の年末ですが、どうでしょうか?」
・・・。マジか!そこかよ。。
僕の仕事のいちばん忙しい時期が、12月の中旬から年末にかけてなんです。
毎年、年末は大晦日の夕方まで仕事してます。
そこで4日間の入院か。。。
骨髄バンクの提供では、ドナーの希望が最優先されます。
自分がいちばんヒマな1月にして欲しい、と言えばその日程になります。
が、僕がドナー登録したときに決めた事がありました。
それは、「患者さんの希望は全て受け入れる」という事でした。
患者さんにとっては、命懸けの治療です。
当然、いちばん良い状態で移植を受けたいはずですよね。
自分がその立場なら、絶対そう考えます。
ならば、そうしたいと思うし、自分も後悔したくない。
そう考えると、返事はひとつしか出てきませんでした。
「大丈夫です。患者さんの望むとおりにしてください。」
何とかなるわー!と腹を括ってましたが、結局患者さん側の病院の都合で、1ヶ月延びて1月末になりました。
結果的に、僕がいちばんヒマな時期です。
それほど急いで移植しなくてもいい状況だったようです。
その後年明けに2回の自己採血を経て、いよいよ入院になります。
1回目と同じ名古屋第一赤十字病院で同じドクター。
病室まで同じという、デジャヴのような入院。
2回目という事で、かなり落ち着いて入院初日を過ごしました。
※新たに「骨髄提供回想録」というカテゴリーを作りましたので、過去記事も見ていただければ嬉しいです。