幻想の自業人
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夢の中の夢3

難しく考える必要は何も無かった。素直に受けとめればいいだけだった!

我が子を大事に思わない親がいるのだろうか?

大事に思っていない親とはどんな親なのだろうか?

誰の為の今日なのか?
誰の為の明日なのか?

その答えを持たず、いや、解らず・に・ただただ、今日を生きると表現していいのではないだろうか?

見えない未来・進むべき道を見つけられない俺は自分の将来など考えられ訳がなかった。

夢や希望が無くても自分が一人で生きて行く為に勉強し知識を身につけるておく事が何より大切な事と、あの時知らなかった。

勉強をし知識を付ける事で多種多様な応用力が備わる、一人で生きて行く為に何より必要になる事すら知らなかった。

何度も何度も親が繰り返し勉強しろ、と言う言葉の意味を識らなかった、識ろうとしなかった。

事ある事に親に文句を言う俺、うるさいクソババァ、親は、あんた自分を何様だと思っているの、俺は殿様だ、と親は一々何でうるさいのかと親の心、子知らずと言えるだろう!

親の言っている言葉の表面にムカツキ言葉の意味を理解出来ていなかった俺に恥ずかしいと今思う。

識ろうとしない者には識る事は出来なく、解ろうとしない者には解る訳がなく、理解しない者には理解出来ない・が・当然だと今なら言える。

何故、親は小言ばかり言うのかと苛立つ日々の中で、俺は幼い頃、母さんと列車に乗り妙な小旅行に出かけた。

確かに子供だったからとも言えるが、もしも俺にものを見るじゃなく【観る】目があったなら退屈な事はなかったであろう。

しかし俺は見る止まりだったがため道中に退屈し一人で列車から降りた。

降りた瞬間列車の扉が締まり、慌てた俺は母さんの座っている座席の窓ガラスを叩いていた。

その時、母さんは驚の表情と同時に窓ガラスを開けて俺をそこから入れようとしていた。

だが窓ガラスは開かず、その光景を見ていた駅員が列車を止めてくれ、俺は母さんの下へ戻れた。
この時、俺は気付くべきだった。
親の愛情じゃなく・温かみと落ち着きの無い我・そして何より観の無い俺自身に!

自分自身に何が欠けている、何が足りないかを・!

今だから、こう言える!
親とは月が映る海のようと・月は何時までも海の大きさを越える事は出来ない、海は何時までも月を優しく包み込んでいる!と。

漠然としている夢と目標・俺は何の為に生きて行くのか、俺は何故、何で独り親元より離れ歩まなければならなかったのか?

俺は何故、親元より歩いたのか?

何かを見付けたのか、それとも流離だったのか、明確に言えるものは何も無かった。

決して単純じゃない人生、長い人生の中で、何処の年代が一番大切な年代なのか子供の俺には解らなかった。

長い人生の中で、やり直しと言うのも可笑しな話だが社会人としてなら、やり直しは出来るだろうが

学生時代の、やり直しは出来ないと思う、が、その頃は今の様には考えられなかった。
見識・良識ともに狭すぎる俺だった!

挙げ句に俺は親とは違う世界で生きて行く・親とは違う所で生きて行くと考えていた。

その時に何をしたから今があるなど到底言えなかった思い付きもしなかった。

そんな哀れな俺だった!

夢や希望が無くても自分は目的を持って今立っていると言えるのであるなら、その目的に進む、ただひたしらに!

それでも【が】の一文字があり今日がある!

俺は、この時点で・無我を知る!

過去と現実の2

幼い俺に母が、ねぇ仁、仁は大きくなったら何になりたい。

有りふれた会話有りふれた親の問い掛け、どの時代もどの世界でも同じ事の繰り返しだろうと思われる!

でも俺は何と答えられなかった。

今なら・今だから言える事ばかり、当時の俺は《うるさい》と一言!発し何って何よと考えていた。

政治家だって国民だ!
医者だって患者だ!
教師だって人生の生徒だ!

と考えている内に一度の人生に夢を観れない哀れな心に今ならムカツク!

何故ムカツクのだろう!
俺の歩んで来た人生を否定する訳じゃない・後悔している訳じゃない。

でも夢観る事が出来たなら同じ道を歩んでいても目指すものは他にもあったであろう。

今、周囲の誰かに聞かれるのが、もう一度人生をやり直せたら何歳に戻りたいか?

俺は別にやり直しも戻りたくもないと答えている。
何故・それは不可能な事だから。

やはり俺は今も昔も変わらない夢観る事が出来ない!

物事を現実にしか考えられないロマンすらないと改めて自分を知る・そんな俺は今に成り過去の俺に鳴く。
俺には、これしか無いんだ、だから、これをするんだ・この道を進むんだ、と言えるものがなかった!

そして俺は【む】の一文字が何故必要かを知る!

プロローグ

この物語は過去が今なのか現在が今なのか?現実と非現実の交錯を説く幻想的、架空物語!
そして、この物語を読んでいる貴方に気付いて欲しい。夢は現実の始まりと!

タイトル・夢の中の夢・!
今から30年前になる!
勿論私は、まだ小学生
所々、レコード盤に傷があるように飛ぶ記憶、それでも忘れられない記憶、風化する事のない記憶が胸を締め付ける。
幼い時に何故夢が必要なのか?何故希望が必要なのか?
今なら解る、今なら語れる、だから貴方に・!

過去と現実の1
今私は、幼い時に思い描いた夢を捉まえた。
決して楽な道程ではなかったと言える。
一人で流した涙、一人だけが辛く苦しい事ばかりと世を呪い親を憎んだ夜を数えられない。
幼かった私は、事ある事に誰かが悪い等と自らの愚かさを受けとめる事を知らなかった。
当然何の為に勉強をするのかさえ有りふれた将来の為としか答えられなかった。口では将来の為と言い実際はあてもなく目指すものなく惰気してしまう毎日。
一人で立てない俺は何の為に勉強をしなければならないか知らなかった。そんな事では夢を観れない、イメージしても思い浮かばない。当然の結果だったと思う。
周囲の同級生が夢を描けていたのかは解らない。互いに夢を語った事がないから。振り返り、なんて淋しい哀れな者だったのかと赤面してしまう。
そんな俺には、やはり希望もなかった。自分に誇れるものもなかった!
当時の俺には、でも今の俺なら言える!ただ親の影で生かされていたと『情けない』ただのクズ野郎な俺。