今日、大阪の営業から連絡が入った。
「大阪で業務打ち合わせがしたいんやけど、来れんかなあ」
「行きます」
二つ返事で承諾。
決定すれば大阪で勤務だ。
いやいや、まだ、期待はすまい。
こんな高い人間を大阪で仕事させる程、大阪の景気は良くないからだ。
でもなあ・・・。
* * *
呼子を出て、名護屋城横を通る。
目の前を巨大な鳥が横切った。
ミサゴだった。
足にはこれまた巨大な魚、たぶんコイをしっかりと掴んでいた。
少々よろよろとした飛び方だった。
慌てて車を路肩に寄せシャッタを切ったのだが・・・。
あかん、点にしかみえん。
* * *
程なくして串崎に到着。
対岸には、玄海原発が見えている。
辺りには、原発からの不気味な重低音が響いている。
背中には風力発電。
こちらも、ぶんぶんと言う音が響いている。
なんとも気が滅入る音だ。
音さえ我慢すればなかなかに快適な場所だ。
駐車場も完備され、食堂まである。
それもそのはずで、つり公園らしい。
サスペンス劇場のクライマックスのような断崖が続いている。
足が竦む。
手のひらの半分ぐらいのグレが釣れていた。
2匹いっぺんに釣れていたからサビキかな?
さて、採集開始だ。
探せど、探せど、沸石は見当たらない。
どこにあるんやろ?
辺りをうろうろしていると、石臼があった。
相手もあったら持って帰っていたが、なかったので置いてきた。
残念。
目が慣れてきたのか、小さな沸石が見つかる。
採集すべきものではないが。
ちょっとしょぼいが、トムソン沸石があった。
ここのものも、二層に分かれていた。
ゴンナルド沸石との混合体と言うべきか。
あまり量はなかったが、良しとしよう。
この後、鷹島に渡って、牧ノ岳に行って見たのだが、藪に覆われていて近寄ることができなかった。
ここは冬に来ないとあかんかったんやね。
残念。
今回の採集はここまで。