両国・Air studio「チエコ」(B班)観劇リポート | らぶたん王国の繁栄を目指して

らぶたん王国の繁栄を目指して

らぶたんこと、女優多田愛佳さんを応援します。
そして、同じく元HKT48の女優を目指すメンバーも、応援です。

※尚、晩酌をしながらの投稿が多いので、
誤字脱字、早合点、勘違いが頻発。
意図しての「うそ」は言いませんでご容赦を。

最近は毎週1回は、土日祝日に観劇しています。

特に注目する舞台が無い場合は、Air studioの舞台をチェックです。

今回は橋本浩太朗さん出演って事で無条件に観劇です。(o^―^o)ニコ

 

 

http://www.airstudio.jp/airstudio/top_210128.html

抜粋

あらすじ

        詩人・高村光太郎とその妻智恵子の愛の物語。

        智恵子の死後、智恵子抄を作ろうと、友人の草野心平と
        中原綾子を呼び、智恵子の思い出を振り返る。
脚本        野口麻衣子
演出        野地伸吾
音響/照明        松野梨紗
日程        2021/1/28(thu)~2/1(mon)
出演        
        【A班出演】
         今泉大和 小間百華 米良美沙 
         坂口実成夢 雛衣  旦野里々香 山端零
        【B班出演
         宇木達哉  岩田紗佳 霧嶋あさと 
         米良美沙 砂浜みまれ 橋本浩太朗 林田葵
        【C班出演】
         神野祥 二木将 早川真矢        
         楓明堂ふみたろう 三上夏生        
         渡辺広大  ★ 小田切麻衣子
        
        ※キャストは変更になる場合がございます。
        ※C班に出演を予定していた阿部優華は都合により出演出来なくなりました。
        
劇場        両国・Air studio

               東京都墨田区両国2丁目18-7 ハイツ両国駅前 地下1階

タイムテーブル

1月・2月 28日(木) 29日(金) 30日(土) 31日(日) 1日(月)
12:00     C
15:00   C
18:00  A C C
※開場は開演の30分前      
     

 

余裕を持って両国駅到着。

まだ明るいです。

毎回立ち寄る、ドトールコーヒーショップ 両国東口店へ。

加熱タバコルームが魅力ですね(o^―^o)ニコ。

 開演20分前に、両国・Air studioに移動。

 

配役が分かる印刷物は、いつも助かります。(^▽^)/

 

受付で台本を購入。

エアースタジオの舞台の観劇時には、ほぼ購入します。

裏表紙

登場人物。

実は、あらすじを見ていなかったので、これで高村光太郎が主人公と初めて気付きました。

 

詩人としての光太郎は、『智恵子抄 』『道程』で知っていましたが。

「チエコ」は正に、智恵子の事でした。

『智恵子抄 』自体は良く知らないのですが。

智恵子の言葉「東京に空がない」は知っていました。

今回の舞台のキーワードです。

 

智恵子は福島県二本松の資産家の娘で、洋画家、紙絵作家です。

 

※ 橋本浩太朗さんの役「豊周」は光太郎の弟と判明

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ステージの様子。光太郎のアトリエです。

ここで、智恵子が生存していた過去と、現在を行ったり来たりします。

 

開演

今回の舞台は、激しい展開とかが無いので。

ネタバレを気にせずに、いつもより多少詳しく場面を紹介します。

 

--現在--

春子(智恵子の姪)がアトリエを掃除中。

そこに、光太郎が智恵子が漬けた10年物の梅酒を持って現れる。

 

詩人仲間の草野心平と中原綾子が来訪。

※ 草野心平。支那転々とした蛙大好き詩人。← 胸ポケットにカエル(笑)

※ 中原綾子。与謝野晶子に師事した詩人。

光太郎は二人に『智恵子抄 』についての相談の為に呼んだのです。

 

「あどけない話」

智恵子は東京に空が無いという
ほんとの空が見たいという
私は驚いて空を見る
桜若葉の間に在るのは
切っても切れない
むかしなじみのきれいな空だ
どんよりけむる地平のぼかしは
うすもも色の朝のしめりだ
智恵子は遠くを見ながら言う
阿多多羅山の山の上に
毎日出ている青い空が
智恵子のほんとの空だという
あどけない空の話である。

 

--過去--

俊子(智恵子の友人)がアトリエにズカズカ入って来る。追って智恵子も。

※ 田村俊子。小説家、女優。

智恵子の貧乏生活を心配と、光太郎との結婚に否定的。

恋人を追いバンクーバーへ移住すると。

↑ 不思議に思った、地球儀の小道具の意味が判明

 

俊子が帰り、光太郎が帰宅。弟の豊周も一緒に。

※ 高村豊周。鋳金(金属工芸)家。

彫刻家である父、高村光雲の後を誰が継ぐのかで、ひと悶着。

 

光太郎が智恵子を呼ぶも、返事無し。不安な光太郎。

智恵子が帰宅、空を探しに遠出してたの事。でも見つからず。

 

--現在--

その後、殺未遂をした原因を語り合う4人。

※ 東京に馴染めなかった、祖父の死去、生家長沼家の破産など

 

--過去--

「山麓の二人」途中から

わたしもうぢき駄目になる
涙にぬれた手に山風が冷たく触れる
わたくしは黙つて妻の姿に見入る
意識の境から最後にふり返つて
わたくしに縋すがる
この妻をとりもどすすべが今は世に無い
わたくしの心はこの時二つに裂けて脱落し
闃げきとして二人をつつむこの天地と一つになつた。

 

路上で騒ぐ智恵子を連れ戻るて豊周。

居合わせていた、草野は困惑。

 

豊周は草野の様に光太郎に関わりたいと。

 

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いかんいかん、これ以上、場面展開を続けたら、切りが無し!

なので、中略で

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--現在--

豊周に伴われ、バンクーバーから帰国した俊子が現れる。

光太郎と二人で話しをしたいと。

俊子は光太郎と結婚してから、覇気が無くなった。

何故、好きな様に絵を描かせなかったのと、大声で責める。

騒ぎを聞きつけ、草野・中原・豊周・春子が入って来る。

それに対して中原が反論。狂ってから七年間も面倒を見てきたと。

 

「値あひがたき智恵子」

智恵子は見えないものを見、
聞えないものを聞く。
智恵子は行けないところへ行き、
出来ないことを為する。
智恵子は現身うつしみのわたしを見ず、
わたしのうしろのわたしに焦がれる。
智恵子はくるしみの重さを今はすてて、
限りない荒漠の美意識圏にさまよひ出た。
わたしをよぶ声をしきりにきくが、
智恵子はもう人間界の切符を持たない。

 

--過去--

病室(唯一アトリエ以外の場面)←背景をカーテンで仕切る

智恵子がベットで紙を切ったり折ったり。紙絵を作っています。

※ 光太郎が渡した千代紙で

光太郎が入って来て、紙の束を受け取ります。

「これはすごいよ!これこそ芸術だ!」

 

--現在--

前回の続き

光太郎は智恵子の切り絵を皆に見せる。

田村と中原は、絵を見て衝撃を受ける。

 

そして、エンディングシーンへ。

 

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感想

 

今回の舞台は『智恵子抄 』が題材なだけに、

地味な展開に成っています。

元々、中途半端なエンターテインメントの舞台は苦手だったので。

大好物でした。

登場人物が少ないのも好みでしたね。

それも有って、公演時間が短いのも良かったです。

※ 出演者が多いと、無駄な台詞が増えて。ダラダラ長く。

 

智恵子と光太郎。

霧嶋あさとさん。宇木達哉さん。良いですね。(o^―^o)ニコ

 

それと、笑を望め無い内容ながら、

豊周(橋本浩太朗さん)と草野(林田葵さん)のやり取り。

俊子と光太郎と二人で話しを聞きたい一心の豊周に(・m・ )クスクス

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